源氏名=偽名・芸名
水商売(ホスト・ホステス)するときには、
ほとんどの人が源氏名を使う。
芸能人とか、宝塚歌劇団の人みたいに。
飲み屋の子が、名刺の名前が本名やなんて言うのは大概ウソ!
何でかって、なんかあった時に逃げられへんから。
借金取りとか、だました男とか女とか…
最近、生まれてくる子供たちは、
自分の親によって、スゴイ名前付けられたりしてるね。
まるで飲み屋の源氏名のような。
俺の周りにもいるなぁ。
シュッとした子に、育てばいいけど
どうだかなぁ、なんていらぬ心配してしまうこともある。
いらん世話やね。
店(ホスト風の小さい店)やってた時の話
テルって従業員がいた。
店長が面接して採用したのだが、
履歴書の写真が”ねずみ男”にソックリなのだ。
明日から出勤するらしい。
俺 「大丈夫なん?」
店長「やる気がありそうなんで採用してみた」
テレビ・マスコミが水商売を美化したりするが、
そんなに良いばっかりでもない。
従業員の採用基準もあいまいだ。
顔が良い・スタイルが良い・面白い・やる気がある
酒が強い、知り合いが多い等々
どれか1つあれば多分採用!
2つもあれば、即採用!! 今日からでも働いて!のノリ。
(入れ替わりが激しく、慢性の人手不足なのだ)
次の日、テルが来た。
店の名前を決める。
テル「テルでいいです」
俺 「テルといえばGLAYのテルのイメージやん、
違う名前にしたら?」
テル「本名がテル○○なんでテルがいいです」
履歴書見たら、名前 ○○ テル○○って書いてあった。
俺 「そっか、わかった。テルでいこう」
そんなやりとりがあり、そいつは源氏名テルになった。
成績は思った通りというか、いやそれ以上に良くなかった。
店長にアピールしたやる気もなっかった。
そして、約3カ月後、テルは飛んだ。
よくあることだから特に驚かない。
だが困ったことに、テルは従業員Aから金を借りていた。
金を借りたまま飛べば、当たり前に貸した側は怒る。
そういう場合、借りたほうはだいたい雲隠れするのだが、
テルは違った! 近くにいるらしいのだ!!
ある従業員が言った。
B 「テルが近くの店(同業)で働いてるらしい」
Aも、俺も
「ウソやろ?」ってなったが、
B 「間違いないみたい…」
ほんの少し付き合いのあった店だったが、
間違ってるかもしれないし言いにくい。
だが行ってみるしかないだろう。
俺 「行ってみよう」
その店に行き、代表者を呼んだ。
客でもないんだから立ち話をする。
代表者「なにか?」
俺 「テル、○○テル○○って子がこの店で
働いてるとと聞いたんだが…」
代表者「そんな従業員いないんですけど」
俺 「ほんまに?絶対に店に迷惑かけへんし」
A 「俺、金貸してるんで返してほしいいんです」
・
・
代表者「金か…、どんなかんじの子?」
A・俺「ねずみ男みたいな」
代表者「う~ん、うちの店じゃないと思うんやけど…」
・
・
(2・3分経過)
そんなこんなしてる時、エレベーターが開き人が降りてきた。
両手一杯に買い物袋(買い出し=新人の仕事)を持ったテルだ!!
A 「テル!」
俺 「やっぱりここで働いてるんやな…」
テル 「………」
A 「お前、金返せ!」
テルは、下を向いている。
俺は、代表者のほうを振り帰った。
代表者「ハイド… …」
俺 「ハイド?」
代表者「こいつハイドですよ…」
俺 「………」
代表者と俺は、顔を見合わせ少し笑った。
(グレイの次は、ラルクアンシエルかい!!)
そして、
俺 「喫茶店で話するから、テル借りるね」
代表者「どうぞどうぞ、ハイドですけど(笑)」
そこの店の履歴書には、名前 ○○ハイドって書いたのだろう。
テル○○ならまだしも、ハイドって!
そんなわけで、その後一件落着したって話。
その後のことは知らないテルだけど
今もどこかの店で頑張っていてほしい。
今なら、坊主頭に横ソリ入れてアツシと名乗っててくれ!
そう、 エグザイルのアツシだ!!
水商売(ホスト・ホステス)するときには、
ほとんどの人が源氏名を使う。
芸能人とか、宝塚歌劇団の人みたいに。
飲み屋の子が、名刺の名前が本名やなんて言うのは大概ウソ!
何でかって、なんかあった時に逃げられへんから。
借金取りとか、だました男とか女とか…
最近、生まれてくる子供たちは、
自分の親によって、スゴイ名前付けられたりしてるね。
まるで飲み屋の源氏名のような。
俺の周りにもいるなぁ。
シュッとした子に、育てばいいけど
どうだかなぁ、なんていらぬ心配してしまうこともある。
いらん世話やね。
店(ホスト風の小さい店)やってた時の話
テルって従業員がいた。
店長が面接して採用したのだが、
履歴書の写真が”ねずみ男”にソックリなのだ。
明日から出勤するらしい。
俺 「大丈夫なん?」
店長「やる気がありそうなんで採用してみた」
テレビ・マスコミが水商売を美化したりするが、
そんなに良いばっかりでもない。
従業員の採用基準もあいまいだ。
顔が良い・スタイルが良い・面白い・やる気がある
酒が強い、知り合いが多い等々
どれか1つあれば多分採用!
2つもあれば、即採用!! 今日からでも働いて!のノリ。
(入れ替わりが激しく、慢性の人手不足なのだ)
次の日、テルが来た。
店の名前を決める。
テル「テルでいいです」
俺 「テルといえばGLAYのテルのイメージやん、
違う名前にしたら?」
テル「本名がテル○○なんでテルがいいです」
履歴書見たら、名前 ○○ テル○○って書いてあった。
俺 「そっか、わかった。テルでいこう」
そんなやりとりがあり、そいつは源氏名テルになった。
成績は思った通りというか、いやそれ以上に良くなかった。
店長にアピールしたやる気もなっかった。
そして、約3カ月後、テルは飛んだ。
よくあることだから特に驚かない。
だが困ったことに、テルは従業員Aから金を借りていた。
金を借りたまま飛べば、当たり前に貸した側は怒る。
そういう場合、借りたほうはだいたい雲隠れするのだが、
テルは違った! 近くにいるらしいのだ!!
ある従業員が言った。
B 「テルが近くの店(同業)で働いてるらしい」
Aも、俺も
「ウソやろ?」ってなったが、
B 「間違いないみたい…」
ほんの少し付き合いのあった店だったが、
間違ってるかもしれないし言いにくい。
だが行ってみるしかないだろう。
俺 「行ってみよう」
その店に行き、代表者を呼んだ。
客でもないんだから立ち話をする。
代表者「なにか?」
俺 「テル、○○テル○○って子がこの店で
働いてるとと聞いたんだが…」
代表者「そんな従業員いないんですけど」
俺 「ほんまに?絶対に店に迷惑かけへんし」
A 「俺、金貸してるんで返してほしいいんです」
・
・
代表者「金か…、どんなかんじの子?」
A・俺「ねずみ男みたいな」
代表者「う~ん、うちの店じゃないと思うんやけど…」
・
・
(2・3分経過)
そんなこんなしてる時、エレベーターが開き人が降りてきた。
両手一杯に買い物袋(買い出し=新人の仕事)を持ったテルだ!!
A 「テル!」
俺 「やっぱりここで働いてるんやな…」
テル 「………」
A 「お前、金返せ!」
テルは、下を向いている。
俺は、代表者のほうを振り帰った。
代表者「ハイド… …」
俺 「ハイド?」
代表者「こいつハイドですよ…」
俺 「………」
代表者と俺は、顔を見合わせ少し笑った。
(グレイの次は、ラルクアンシエルかい!!)
そして、
俺 「喫茶店で話するから、テル借りるね」
代表者「どうぞどうぞ、ハイドですけど(笑)」
そこの店の履歴書には、名前 ○○ハイドって書いたのだろう。
テル○○ならまだしも、ハイドって!
そんなわけで、その後一件落着したって話。
その後のことは知らないテルだけど
今もどこかの店で頑張っていてほしい。
今なら、坊主頭に横ソリ入れてアツシと名乗っててくれ!
そう、 エグザイルのアツシだ!!