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売れない作家の日本定点観測

秋の日に星は光ぬ

2020-09-29 15:35:07 | 日記
https://mainichi.jp/articles/20200928/k00/00m/040/153000c

https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1601350878/

夕食が終わりますと、自転車で街を一周します。血糖値の上昇を抑える意味で軽い運動をお医者に勧められたのですが、日課になってしまうとどうもある種の楽しみになってしまい、一時間ほど、10キロほどの距離を走ります。いい年をした中年がふらふらと出歩いておりますとなにかと騒がれる昨今ですが、散歩をしたり自転車を漕いでいる間は、ふしぎと憂鬱な気分から遠ざかります。朝食後の運動では出勤中のサラリーマンにあおられ、たいへんな剣幕となって自転車の運転も荒ぶりますが、夕食後はみなさんは落ち着いてくつろいだ気分となって、家路にお急ぎになっていることが理解されます。夏の爛れた気候も去って、秋めいて涼しげな風合いに季節の移ろいを感じますが、落ち葉風にあおられて木々の梢も瀟々とした音を上げ、秋の虫の玲瓏とした鳴き声に寂滅とした気分にさせられます。コースによっては帰り道は南向きになるのですが、今秋は木星と土星とおぼしき惑星が、南天にかかります。夜になって都市が休息する時間になり、優しく透明な気分が棚引いてその上に星が輝きます。惑星の運行がガリレオの地動説によって解明され、彗星の軌道もハレーによって解明されました。それまでは惑星や星座にはいまでは考えつかないほどの意味合いがもたれ、人の運命や社会の趨勢が占われたと云います。科学が習慣を上回ったことで良かったことに数えられる多くの内の一つでありますが、ジェンダー・フリーはいかがでしょうか。社会的習慣というのも、確かに人をメシイた状態にさせるモノではあります。しかし科学と権力が合わさったことで、つまりルイセンコとソ連科学アカデミーのような形で国家のコントロールが効かなくなるようなことがあります。私が心配いたしますのは、社会科学と反権力が手を結ぶことで明らかに日本は少子化の道をひた走っています。習慣というモノは人が必要だと思って成し遂げたことの積み重ねでもありますので、単に平等ではないからと云って軌道修正をしたために、社会の生命力を失わせては本末転倒です。これはなんども申し上げますが、社会の中で女性が劣位に置かれやすいというのは、女性の能力が劣っているからではないか、と思われます。プッチーニ作「星は光ぬ」は異国語なので主張するところが理解されませんが、切々とこみ上げてくる感情は分かります。しかし私はジェンダー・フリーに対して、呆れてものが言えなくなり、仕舞いには怒りにも似た感情がこみ上げて参ります。

返信

2020-09-29 13:46:19 | 日記
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092900483

https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1601350514/-100

40代になって中程度の病気が重なり、いまになって健康を意識した食事を取り、散歩を心がけた生活になりました。最初、糖質制限をするように栄養管理士さんに勧められ途方に暮れましたが、野菜多めの食事を受け入れることができました。散歩も人通りの多い街中へあえて進み、大げさな言い方ですが産業が発展し資本が増築されてゆくことで、社会が大きく住みやすくなってゆくのだと今さらになって納得されます。芥川龍之介「侏儒の言葉」に「我我を支配する道徳は資本主義に毒された封建時代の道徳である。我我は殆ど損害の外に、何の恩恵にも浴していない」に続き、「強者は道徳を蹂躙するであろう。弱者は又道徳に愛撫されるであろう。道徳の迫害を受けるものは常に強弱の中間者である。」そうした大正時代の考えを見聞きし、強者でもないのにそれでは道徳というのはどういうモノなのだろう、と考え仏典漢書をひもとき始めてしまったために私は産業と距離が生まれてしまいました。朝食はすっかりパン派になってしまい、まいあさ8枚切りのトーストを2枚ほどいただきます。そうした一斤のパンが手元に届くために、多くの人の労力が積み重なっていると認識しますが、道徳が栄える時代ではなく産業によって自分は支えられていると強く意識するものであります。しかし芥川の文章は多岐にわたり、よく知られた言葉に突き当たります。「人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのは莫迦莫迦しい。重大に扱はなければ危険である。」いま二階先生は中国の政治家を日本にお呼びしようとしていますが、中国共産党のリーダーを軽々しく扱うことは危険ですが、重大に扱うこともまた、危険なのではありませんか。いま私たちは内需を固めて、別の外需を探すべきです。