今日は、終日長野市に出張でした。
いやあ、今日も長野は暑かったー。
留守中、学校では、後片付けと閉祭式が行われました。
聞くところによると、私の替わりに閉祭式で挨拶をした教頭さんが、昨日付けの校長ブログを引用しながら話をしたそうで、生徒はハンパでない集中力で聞いていたとのことでした。
いつもきちんと話を聞いてくれる生徒たちですが、教頭さんによると、いつも以上に「食い入るような」聞き方だったそうです。
私が話すよりも教頭さんが話す方がいいのかなあとも思ったりもしますが、最高の文化祭がまだまだ続いているということだと思います。
閉祭式は午前中に終わり、本部の生徒たちも1時過ぎには帰ることができたようです。
昨夜、ファイヤーストームが終わり、生徒が下校になった後、職員は安全管理のために、遠くは小諸から先まで、駅など各方面に巡視に出かけました。
一方で、ファイヤーストームの火が燃え尽きるまで番をする担当も必要でした。
すると、軽井沢駅とか中軽井沢駅とか比較的近くの場所に巡視に行った先生たちが、仕事を終えて、家に帰るのではなく、ファイヤーストームの周りに次々に戻ってくるのです。
そして、全部で14~15人位だったでしょうか、火を囲みながら、お互いの慰労をしたり、今年の文化祭のよさを語ったりし出しました。
本校のような小さな学校では、この数は、職員のほぼ半分に当たります。
火を見ながら、あの時はこうだった、○○(生徒)が本当によくがんばった、など、ニコニコ顔やニヤニヤ顔があちこちに溢れていました。
今日は、夕方から、軽高の飲み会がありました。
もともと「飲めたら飲みましょう」という趣旨で若い先生が自主的に声をかけた、まったくの有志の飲み会ですし、昨日の今日で疲れている日ですし、軽井沢ではなく小諸でという場所もありましたし、珍しく定時に帰れる日の7時からという時間設定などもありました。
にもかかわらず、これまた10数人。
参加していた生徒会顧問には、写真のように、サプライズで幹事が花束を用意してあり、私から言葉を添えて渡しました。
口々に「よかった」「よかった」と言い合い、酒を酌み交わし、お互いを慰労し合いました。
私も、出張先の長野から直接会場に駆けつけましたが、実に楽しい会でした。
仕事などというものは、給料を貰っているのですから、やって当り前です。
一方で、一つ一つの仕事を成し遂げる過程では、様々な葛藤や困難があるわけで、それを乗り越えるには相当なエネルギーが要ります。
人間相手の、教育という仕事には「正解」がある訳ではありませんので、専門職であるわれわれ教員も、悩みながら前に進んでいますし、(結果目標はありますが)ここまでやらなければいけないという、作業目標のようなものを明確に定めることもできません。
そういう中で、お互いに励まし合い慰労し合う集団と、「やって当然でしょ」という集団では、雰囲気も、モチベーションも、明日への活力も、そして当然結果も変わってきます。
そして、それは、職員集団の雰囲気を決めるだけでなく、学校を流れる空気を左右し、生徒を含めた学校のあり様を決定付けることにもなります。
今回は、ファイヤーストームと飲み会の話でしたが、たまたまそこにいなかった人も含めて、4月以来見ていて、本校の職員は、日常の仕事でも、噴煙祭のようなイベントでも、持ち場持ち場でしっかり仕事をやってくれていますし、それだけでなく、自然な形でお互いのフォローをしてくれています。
お互いがお互いを支え合い、励まし合い、慰労し合い、また明日からがんばろうという、本校のような教師集団が、仕事としてなし得ることも、その中で日々の生活を送る生徒が受ける影響も、計り知れないものがあるのではないか、と思ったりしているのです。
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書き方については昨日のブログを読んでいただければと思います。