安曇野から

安曇野からよこおかめごろうの友人知人の皆様への通信、地元の状況、大好きな音楽のことなど

「N響80年の記録」から

2008-01-22 00:57:27 | Weblog
 「お疲れ様でした(自分へ)」今日は午前様でしたが、会社にいたのが日付をまたいでいたので働いた一日でした。明日も普通に仕事あるしね。今日はもう寝ますというところなのですが、昨日読んだN響の歴史の本の中から。
 1995年にホルスト・シュタインさんの指揮でワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」を上演した際のエピソードです。
①来日する予定の歌手が来日できなくなり、代わりの歌手が見つかったのは良いが、前日の来日、すなわちゲネプロ本番になった。
②当日開演15分前になってバストロンボーン奏者が倒れた(脳疾患の恐れがあったが無事だった)
③演目の最終段階になって、ソロ歌手が声が出ないので止めさせて欲しいと頼んだ
というように、大きなトラブルが3つもあったそうです。③は実際指揮している指揮者までメモが亘ったそうなのですが、かすれる声でなんとか歌いとおしたそうです。
ところで問題は②なのですが、倒れたバストロ奏者の代わりなど、15分前では見つかるわけもなく、事務局で聴衆に説明してバストロなしで演奏をして良いとなったそうです。そして、バストロの部分はチューバ奏者が楽譜を2つ並べて補ったそうなのですが、そんなこともあるんですね。オドロキです。
ところで、この倒れてしまったバストロンボーンの奏者ですが、お世話になった三輪先生のことでしょうか?どなたか分かる様であれば教えて頂きたく宜しくお願い致します。