ソン・スンホン主演 『秋の童話』

ソン・スンホン、ソン・ヘギョ、ウォンビン主演のドラマ「秋の童話」を見ました。本国では2000年にＫＢＳのミニシリーズとして放送されたドラマです。見たのは結構前になるのですが、レビューを書いていなかったので今更ながらに書きます。「ウンソヤ～」「オッパ～」という台詞が耳について離れない、間違いなく号泣のドラマです。「冬のソナタ」でもおなじみユン・ソクホ監督の四季シリーズ第１弾。韓国では「冬のソナタ」よりこの「秋の童話」の方が視聴率が良かったそうです。独特な雰囲気と切ない音楽が見事にマッチしたドラマだと思います。

兄弟として育ったジュンソ（ソン・スンホン）とウンソ（ソン・ヘギョ）。しかしウンソは生まれた病院でクラスメートのシネ（ハン・チョヨン）と取り違えられていたことが発覚する。それまでなに不自由なく暮らしていたウンソは実母の元へ戻り、貧しい暮らしをすることになる。間もなくしてジュンソとシネの家族は渡米、、１０年後再会したジュンソとウンソの二人はいつしか愛し合うようになっていた。。というお話です。

第２話までは子供の頃のお話なので、しばらくソン・スンホンらは出てきません。が、子役達がひたすら泣かせてくれます。今や有名になりましたが、ソン・ヘギョの子役時代を演じているのがムン・グニョンです。それからウンソの実母役には冬ソナのユジン母（キム・ヘスク）、ジュンソの父役（チョン・ドンファン）にはサンヒョク父が出演しています。ちなみに、ジュンソ母は日韓合作ドラマ「フレンズ」でウォンビンの母親役を演じていたソヌ・ウンスク。どこかでみたことのある親達ばかりです。

私は個人的に一番好きな女優さんとして「ソン・ヘギョ」をあげています。彼女が出演したドラマで好きなのは「ホテリアー」か「秋の童話」か、、という感じです。ふっくらした感じがとても可愛らしいです。ホテリアーとは全く違う役柄で、ひたすら不幸のどん底に落ちていきます。そして、ソン・スンホン、ウォンビンの２大スターに愛されるというなんとも幸せな役でもあります。このドラマでソン・ヘギョが着ていた服装が韓国では大流行したそうです。（冬ソナも確かそうでしたね・・・）

シネ役のハン・チョヨンは韓国ではスタイル抜群のためか「バービー人形」と呼ばれているそうです。確か、ウォンビンの恋人としても噂されていた人だと思います。

キャスティングが豪華なのもさることながら、音楽や韓国の秋の風景も印象的で最も号泣するドラマであることは間違いないです。ただ一つ、私が理解に苦しんだのは、本当の兄弟ではないのだから愛し合ってもいいじゃないか！と思えそうなものの、そこが簡単には許されないこと。やはり儒教の教えが残る韓国。いくら本当の兄弟でなくても兄弟として育ったのだから、、と。このあたりがよく表現されているドラマなので、日本ではあまりウケがよくなかったのかもしれませんね。

ドラマロケ地は束草（ソクチョ）です。あのケッペ（渡し舟）には是非乗ってみたいですね。

評価：★★★★☆

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