No.070 おはつもも (オハツモモ)
Prunus persica ❛Ohatsu momo❜
〔緑葉・立性・桃色花・一重咲き・普通桃〕
【由来など】長野県伊那地方で、古くから栽培されていた在来桃です。オハツ(1856年生まれ)さんが、嫁入りの際持参したものとも言われています。甘味は中位で、酸味が少なく肉質が軟らかいので、昔の子供達がおやつ代わりに食べていました。また、この「おはつもも」は、木の樹勢が強く、病虫害に対しても強いです。昭和時代から、桃の台木として使われてきました。令和時代では、「なつっこ」・「大玉あかつき」及び「川中島白桃」等に使用されています。他の桃台木用品種に、「筑波4号」・「筑波5号」・「払子」・「ひだ国府紅しだれ」及び「富士野生桃」等があります。核果は、離核です。
2022(令和4)年4月17日 0998
2022(令和4)年4月17日 1002
2022(令和4)年5月22日 3969
2021(令和3)年8月28日 3808
山がつの 園生にたてる 桃の花
すけるなこれを 植ゑて見けるも
経信卿母 三奏本『金葉和歌集』