兎にも角にも

kanseisha-weblog

インフルエンザに学ぶ

2009-10-29 19:54:30 | Weblog
病院は好きではない。
病院の設計なら大歓迎だが、患者として病院へ行くことは大嫌いなのだ。
「病院へ行くと病人になる」という仮説は自分の中では確信めいたものがある。
それに毎年1回は風邪をひくのだ。
自分にとっては年中行事のようなものだ。
例年なら放置しておく。せいぜいが市販の薬を服用する程度だ。
それで何ら問題はなかった。
しかし、風邪の症状=新型インフルエンザという構図が横行している昨今である。
急にマスクを着用するようになると、周りから疎ましい視線で遠巻きに見られてしまう。
打合せするのもままならない。
そんなわけで久方ぶりに病院へ行く羽目になってしまった。
目的はただ1つ インフルエンザではないという証拠を得ること。
近くの総合病院を訪れる。
この「総合病院」なるものを選んだのがまずかったのかもしれない。
受付を済ませて問診表に記入し提出する。
ここまでの所要時間はわずか5分程度。
間違いはここから始まった。
なんとこれから待つこと1時間半。
すでにこちらのフラストレーションはピークに達している。
どう文句をつけてくれようか。ただではおかんぞ。
そしてようやく名前が呼ばれた。看護婦が近づいてくる。
ここぞとばかりにクレームをつけようとしたが、敵も然る者、先手を取られてしまった。
「検査用に鼻水を採取しますから上を向いて下さい。」
事務的な台詞のあと間髪を入れず、細い綿棒のようなもので鼻の奥をグリグリとやられてしまった。
貴様、いきなり何をする! 痛いではないか! そもそもオレの話を聞かないか!
こちらが怯んだ隙にまたしても事務的な台詞が発せられた。
「検査終わるまでしばらくお待ち下さい。」
何も出来ないうちに第1Rが終了してしまった。わずか十数秒である。
そしてまたもや待つこと1時間半。
イイカゲンニシロヨ、イッタイナニヲシテイルノダ、ナンデコンナニジカンガカカルノダ?
もはや怒りで頭の中は真っ白である。
そしてついに診察室に突入することになった。
しかしまたしても、またしても、敵に先手を取られてしまった。
こちらが席に着く前に医師が発した言葉は
「検査は陰性です」
不覚にも一瞬ほっとしてしまった。油断をしてしまったのだ。
その隙をつくように、医師は続けて話し始めた
「でも、あなたの問診表の症状からするとおそらくインフルエンザですので、お薬を出しますがよろしいですか?」
・・・・・???
「は? どういう意味ですか?」
「新型インフルエンザかもしれませんのでお薬を出します。よろしいですか?」
「だからどうしてですか?」
「新型を正確に検出できる検査キッドはないんです。検査で陰性でも新型の可能性があるので、要するに私がインフルエンザと診断すればそうなるのです。」
こう説明しただけで医師は事務的に聴診器を当て始めた。そして
「廊下でお待ち下さい。」
これで第2Rも終了した。わずか1分足らずである。
惨敗であった。

こんな業務連絡のような診断を受けるために3時間も待たされたのか?
腹の虫がおさまらないため、薬を受け取るときに薬剤師に事の顛末を説明して文句を言った。
さらに文句をたたみかけようとしたら、その薬剤師は申し訳なさそうに説明し始めた。
「実は新型の検査キッドはまだ確立されてなくて、旧来の検査キッドで対応させて頂いております。これだと3割程度の患者さんしか陽性にならないため、念のためにお薬を出させて頂くようにしているのです。申し訳ありませんがよろしいでしょうか?」
どうやら他の患者からも同じようなクレームをつけられているらしい。
こちらも少し冷静になる。
それならそう説明してくれれば納得するのだ。自分はまっとうな大人なのだから。
「よくわかりました。ありがとうございました。」
最後にそう言って別れた。薬剤師の態度は最後まで紳士的だった。

玄関を出て振り返る。
○○病院、二度と来ないぞ。
また怒りがこみ上げてくる。
無駄な時間を過ごしてしまった。
しかし、同じ内容でも医師と薬剤師の説明では恐ろしく印象が違う。
ふと自分に当てはめてみる。
施主に対して医師のように説明してはいないか?
いや、そんなはずはない。自分は薬剤師のはずだ。自分はまっとうな大人なのだから。
だが、改めて気をつけなければならない。
他山の石である。
そう考えることでこの忌々しい時間に意義を見出そうと努める自分はやはりまっとうな大人であった。

あれから3日。結局、薬は1回しか飲んでいない。
自分も家族も健康である。やはりインフルエンザではなかったのだ。
残ったのは医師への怒りとタミフルと薬剤師への好感のみ。
いや、インフルエンザに学んだと言うべきか。

おっさんおっさんおっさん

2009-10-26 15:03:14 | Weblog
お久しぶりです、はるおです。



↓感性舎のHPポチ(・∀・)
株式会社 感性舎


↓ポチ(^∀^)
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最近のはるおは・・・





おっさんカバンを使っています。










そしてそのおっさんカバンから出てくるものは・・・





おっさん財布。











そしてそのおっさん財布の次は・・・



おっさん手帳(B5版)。











おっさんグッズが充実してきました。



それでは、はるおでした。


撃沈

2009-10-23 11:19:01 | Weblog
お久しぶりです。
年齢はスッパリ切り捨てたい黄色いカジです
感性舎OLがせっかく仕事の真面目な話題で、ブログのレベルをあげてくれたのに、
ごめんなさい。
また、下げます。

カジの近況報告です

宅建を受けました。
撃沈です

世の中そんなに甘くない。実感です。
もっとも、あの勉強量で受かるわけがない
わかってはいても、‘おちる’という言葉は嫌いだ

来年なら、なんだかいけそうな気がする。
今の気持ちが継続すれば


最近いろいろなことがあった。
へこんでばかりはいられない。




変わり目の年になりそうだ
少しゆっくり先のことを考えようと思うカジでした



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ついでにポッチ↓↓ランキングよーー上がれーーー!!!
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四捨五入

2009-10-22 18:24:30 | Weblog
先日、【四捨五入事件】が起こりました。

某役所(※建築関係ではない課)から
「そもそも建築面積の計算って小数点第3位は切り捨てで計算するのが常識でしょ?
(そんな事も知らないのアナタ)
これ、四捨五入してるじゃないですか 怒」
と、お電話を頂きました。

すでに竣工済みの建物なんですよ?

何度も
何度も
何度も
面積の修正に付き合いました・・・。

もう一度言います。

もう竣工済みの建物なんですよ?


なんで2日間もこんなくっだらない事に
付き合わされなくっちゃいけないの~。

税金の、む




いや~な記憶が蘇りました。
以前、別件で同じ事を指摘された事があったな~。と。

お役所の方:「切り捨てです。当たり前です。」

「当たり前」とまで言われると
「分かりました。やり直します。」
そう答える事しか出来ませんよ。
普通は。
・・・が、うちの社長サンは違いました。
「なぁ~~~~にぃ~~~~!!! 怒怒怒
建築基準法の何条の何項にそんな事が書いてあるんか聞いてこい!!!」



はっ、始まった・・・・。
うちの社長が、このフレーズを言い出すと
もう誰にも止める事はできません。
最後まで戦うのです・・・。

結果

建物面積の小数点第3位を
【四捨五入】するのか
【切り捨て】するのか

法律では決まっていない事が判明しました。

以後、わが社では四捨五入を採用しております。


なので今回の件は、この【いや~な記憶】のおかげで
【四捨五入】にて一件落着しました。
(二日間かかりましたが・・・笑)




年齢は、
【四捨五入】じゃなく
【切り捨て】に

賛成―――――!!!!!


感性舎OLでした。



感性舎HP


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再出発

2009-10-21 20:03:16 | Weblog
ブログが更新されていない。
というよりかなり長い間放置されてしまっている。
始めた頃は毎日のように更新されていたのに
あの頃の前向きな取組みは今では見る影もない。

「時間がない」「書くことがない」「意味がない」
いろんな理由をつけて出来ないことを正当化しようとしている。
いつからこんなダメな子になってしまったのか。

このままではいけない。
何しろこんな電話がかかってくる。
「ブログが更新されていませんよ。早くして下さい。」
極めてわずかではあるが、このブログを楽しみにしている奇特な人がいるらしい。
少数であろうとも、オファーがあるなら積極的に取り組むべきだ。
設計事務所の要諦である。
こんなスタンスだから儲からないのかもしれないが・・・
いやまて、ブログの話だった。

そもそも業務命令ではじめたブログである。
内容は何でも構わない。
自分なりの視点で物事を捉えて表現することが大事なのだ。
初心忘れるべからず。
始めた頃のブログを読み返してみる。
フムフム、なるほど、ほほう、
なかなかの力作ぞろいではないか。
しかし読み進めていくに従い、愚痴っぽいコメントが多くなってきた。
無理もない。
未曾有の建設不況にも関わらず、無駄な書類作りばかりが増えている。
一体何のために設計をしているのか。そもそも・・・
まてまて、ブログの話だった。

そんなわけで改めて宣言する。
ブログを更新するのだ。
宣言した自分にも一抹の不安が残るがそこは日本男児である。
ブログのタイトル通りだ。
兎にも角にもやってみる。
再出発である。