goo blog サービス終了のお知らせ 

兎にも角にも

kanseisha-weblog

3.11から1年

2012-03-15 00:16:10 | Weblog
はや1年という感じである。
今振り返っても自分にとって極めて大きな出来事であったと思う。
最初に知ったのは打ち合わせ先のテレビでだった。
大きな地震があり、それによって巨大な津波があったこと。
正直言って最初はピンとこなかった。
「この地震による津波の恐れはありません」というのが自分の中に常識として刷り込まれていたからだ。
夜通し続く報道から事の重大さがじわじわと伝わってくる。
同じ日本とは思えないような映像が報道されてくる。
映画のような映像だ。
まさしく衝撃的なものだった。

あれ以来、少しずつではあるが様々なことを知るようになった。
自分の価値観そのものが変わり始めたとも思う。
いろんな出来事を懐疑的に見るようになってしまった。
原子力発電のこと。
放射能のこと。
国家というもの。
新聞やテレビで得られる情報が全てではないこと。
インターネットの情報には嘘も真実も含まれていること。

無知は罪だというが、知らないことはたくさんある。
わからないことを含めればそれこそ無数だ。
自身の職能の社会的存在価値すら希薄に感じられるほどだ。
そんなことを考えるきっかけになった出来事である。

思えば自分は相変わらず1年前のままだ。
未だ自分の足元さえ定かでない。
この職能を携えてどのように社会と渡り合っていくのか?
答えは見つけられないまま、日々時間に追われている。
節目や折々に触れて、ふと焦燥の念に駆られてしまう。
変わらなければならないと。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿