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 水は特異な物質だ(1)

 水は身近にある簡単な化合物だが、他の物質とは違った不思議な性質を持っている。
そして、その性質が私たちの生存にとり、非常に重要な役割を果たしているのです。

 「水の特異な性質 その1」
〇固体(氷)になると液体(水)より密度が低くなる。

  水以外のほとんどの物質では、固体になると分子と分子の隙間が狭くなり、
液体より密度が高くなる。
しかし、水では氷になると、分子と分子の隙間が液体の時より広くなるため、
密度が低くなる。

(他の物質との比較)
 下表

(水のこの特異な性質がなかったら)
〇 氷が水より重かったら。北極や南極の氷や氷山は海の底に沈んでしまう
 ほとんどの海の生物は生きていけない。 
〇 地球の氷河期には、海水温が下がり、海洋生物の大量絶滅が
 起こったであろう。
〇 水は4度Cで密度が最大になるため、湖や池では4度Cの水が底に沈み、
 それより低温の水は表面に上がり氷になるため、水生生物は海底に避難し、
 凍らずにすむ。それがなければ、水生生物は生きていけない。

 参考図:「水の科学2 水の不思議をさぐる」、七尾純、あかね書房、2003
     

     
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