植物は、何から成長のエネルギーを得ているのだろう?
〇カール・シェーレ 18世紀後半 スウェーデン
プリーストリーの実験の再試を行う。
植物は空気を浄化せず、燃焼や呼吸に役立たないものにする。
プリーストリーとシェーレは相反する結論を得た。
どんな条件の下、植物は空気を浄化し、
どんな条件のもとだと、
空気を悪くするのか?
〇ヤン・インゲンホウス 18世紀後半 オランダ
水草より放出された気体を収集した。(下図参照)
結果:光が当たった状態→酸素発生
暗闇の状態 →酸素発生せず
〇ジャン・セネビエ 18世紀後半 スイス
植物は根から二酸化炭素を取り込んでいる。
〇ニコラス・ソシュール 19世紀初め スイス
光が当たった状態で、植物が入った、
土なし、水のみの試験管に、
一定量の二酸化炭素を加えた一定量の空気を入れる。
植物により吸収された二酸化炭素量を測定
植物から放出された酸素量を測定
植物の成長量を測定
植物は大気から二酸化炭素を吸収し、酸素を放出している。
その過程で、植物は成長のエネルギーを得ている。
ソシュールは次の式を導いた。
二酸化炭素 + 水 =植物の生長 + 酸素
(光合成)
〇ユリウス・ザックス 19世紀半ば ドイツ
植物は光合成により、葉の中の葉緑体でデンプン(有機物)を作り、
それを使って成長している。
参考図:「光合成の謎」、ミ・エ・イヴィン、社会思想社、1973
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