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5-2

 植物の生長(2)

 植物は、何から成長のエネルギーを得ているのだろう?

〇カール・シェーレ 18世紀後半 スウェーデン
  プリーストリーの実験の再試を行う。

  植物は空気を浄化せず、燃焼や呼吸に役立たないものにする。

  プリーストリーとシェーレは相反する結論を得た。

  どんな条件の下、植物は空気を浄化し、
どんな条件のもとだと、
空気を悪くするのか?

〇ヤン・インゲンホウス 18世紀後半 オランダ
  水草より放出された気体を収集した。(下図参照)

  結果:光が当たった状態→酸素発生
     暗闇の状態   →酸素発生せず

〇ジャン・セネビエ 18世紀後半 スイス
  植物は根から二酸化炭素を取り込んでいる。

〇ニコラス・ソシュール 19世紀初め スイス
  光が当たった状態で、植物が入った、
土なし、水のみの試験管に、
一定量の二酸化炭素を加えた一定量の空気を入れる。

  植物により吸収された二酸化炭素量を測定
  植物から放出された酸素量を測定
  植物の成長量を測定

  植物は大気から二酸化炭素を吸収し、酸素を放出している。
  その過程で、植物は成長のエネルギーを得ている。
  
  ソシュールは次の式を導いた。
    二酸化炭素 + 水 =植物の生長 + 酸素

(光合成)

〇ユリウス・ザックス 19世紀半ば ドイツ
  植物は光合成により、葉の中の葉緑体でデンプン(有機物)を作り、
  それを使って成長している。
 
 参考図:「光合成の謎」、ミ・エ・イヴィン、社会思想社、1973
     
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