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第6話(1)

 その後(1)

(フランス革命 その後)

 恐怖政治が強化される中、ロベスピエールの独裁に反対する勢力が力を増してきた。

 ラヴォアジエ処刑の2ヶ月後、革命勢力内でクーデターが起こり、ロベスピエール派は逮捕され、処刑された。

 反革命の容疑で3万5千人以上が処刑された恐怖政治は終わったのである。

 1年後には、穏健な憲法が制定され、5人の総裁からなる「総裁政府」が成立、激動のフランス革命は終結した。


 ラヴォアジエが断頭台の露と消えてから2年後、パリでラヴォアジエの大葬儀が行われた。
3千人が集まり、その早すぎる死を悼んだ。
その中に、カミーユもいた。

 カミーユはクーデターのあと、ジャコバン派追及の手を逃れ、ノルマンディ地方に移り住んだ。
そこのワイン醸造所で働いていたが、ラヴォアジエの葬儀が行われると聞き、駆けつけたのだった。

 “先生と行った実験の日々は、私にとって宝となりました。”

 カミーユは10年後、ナポレオン軍の一兵士としてアウステルリッツで戦死する。

    1799年 ナポレオン、クーデターで総裁政府を倒し、執政政府を樹立
    1804年 ナポレオン、皇帝に即位 帝政
          対仏大同盟諸国との戦争
    1815年 ナポレオン失脚 ブルボン朝復活

       
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