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新続かねてつ眼

The only good is knowledge and the only evil is ignorance.

第五十八回正倉院展

2006年11月09日 | 旅行記

今週末まで開催で,今日は講義が無かったので行くことにした.
とても混んでいた.
今年の正倉院展のテーマは,聖武天皇関連の充実.
目玉は国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう),聖武天皇死後、光明皇后が遺愛の品を大仏に献納した時の品々の目録で、収蔵品のデータベースの意味があり、最も重要な正倉院学の根本資料で,今回は、巻全てを開いた状態で展示されている.
混みすぎててほとんどまともに見られず.まぁ目録はそんなに興味なし
その他,聖武天皇ゆかりの品が多数出陳.
僕は今回,奈良時代の服を見に来た.感動した.

実際,宝物の大部分は正倉院じゃなく,鉄筋コンクリート造の西宝庫に保管されている.

水に浸かる鹿たち.
正倉院の宝物,「紅牙撥鏤尺(ゾウゲバチルノシャク」
(染め象牙のものさし)を模した定規を買う.
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信貴山

2006年11月05日 | 旅行記

午後からふらり信貴山に行く.
聖徳太子が毘沙門天に会った場所(日本で最初に現れた).
その時が「寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻」だったから
虎関係であふれてる,張り子の虎とか.
阪神タイガースファンが優勝祈願に来るとか.

本尊は毘沙門天.
天部はガードマン的役割.
毘沙門天は四天王の北方の多聞天.単独でまつると毘沙門天.
四天王で最強.七福神だったり忙しい.

参考文献
瓜生中:仏像はここを見る 祥伝社新書


何度も言うが,僕は聖徳太子はいなかったと思う.

信貴山からの眺め.やや紅葉.
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本堂.階段めぐり(暗闇を壁づたいに歩くやつ)した.
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帰りにヴィラージュ川端でお茶と甘いのをやる.風太郎と同じ.
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新薬師寺→白毫寺

2006年10月09日 | 旅行記

新薬師寺.
本尊はもちろん木造薬師如来坐像(国宝),薬壺を持つ.
塑造十二神将軍立像11躯(国宝)は奈良時代の物.
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新薬師寺から15分ほど歩き
奈良南都を一望,白毫寺へ.
本尊は阿弥陀如来坐像(木造).
その他,閻魔王坐像(木造)は迫力がある.
閻魔は閻魔天,天部だからガードマンってところ.
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北海道2日目

2006年08月27日 | 旅行記

飲み過ぎたこともあり,遅めのチェックアウト(予定どおり).
イサムノグチ作 モエレ沼公園へ.
人の手が完璧に入っているが,
自然を感じることができる,気持ちの良い公園.
のんびりして帰る.
Moereyama






















Moereyamakara






















Hiroba

Funnsui


吉野を歩く

2006年08月16日 | 旅行記

奈良県,吉野をほぼ歩き尽くした.
桜の時期ではないので静かで良かった.
たまたま,地元のお祭りの日だった.
写真は上から
・金峯山寺,蔵王堂(東大寺大仏殿に次ぐ大木造建築)
・夜の町並み(竹林院周辺)
・金峯神社

蔵王堂の蔵王権現について(仏像研究)
蔵王権現とは日本オリジナルで,山伏の祖,役行者(えんのぎょうじゃ)が吉野の金峯山(きんぷせん)に千日間隠って修行をしている時に表れたという悪魔降伏の菩薩.吉野を中心に修行道の行者の間で熱心に信仰されて全国に広まった.
山形県の蔵王はこの像をまつった事から地名になった.
権現とは「権(かり)の姿で現れた神仏」の意味.
釈迦如来・千手観音・弥勒菩薩の三体.
明王像と似てる.激しい忿怒相で、怒髪天を衝き、右手と右脚を高く上げ、左手は腰に当てるのを通例とする。図像上のもっとも顕著な特色は右脚を高く上げることで、このため、彫像の場合は左脚1本で像全体を支えることになる。
秘仏となっているため普段は見ることが出来ない.
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薬師寺

2006年08月06日 | 旅行記

義母の写経を納めに薬師寺に行く.
薬師寺は檀家を持たない(葬式をやらない)ため写経代(2000円~)が維持費になる.
本尊は薬師如来(薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)).
日光(にっこう)菩薩,月光(がっこう)菩薩を従える薬師三尊像.
如来は仏が悟りを拓いた後の姿(仏像のランクとしては最高位).
菩薩は釈迦の出家前の姿.王子なので装飾品で着飾っている.
印相は右手を施無畏(せむい)印、左手を与願印が薬師如来の特徴.
左手に薬壺(やっこ)を持つのが通例だけど,薬師寺のは無い,
薬壺は平安時代以降かららしいので,古代奈良時代の仏は持ってない。
↓薬師寺金堂
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↓東塔,薬師寺で唯一創建当時から残る(約1300年前).
中には釈迦苦行像が安置されている.
釈迦苦行像は,釈迦が修行中の姿をあらわす.
やせ細っていて恐ろしいらしい.見ることは出来ない.
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↓正門,二天王像の邪鬼に注目する.
邪鬼は仏の教えと,その信者に害を与える邪悪な物の象徴.
古い物(奈良)は,天王を背に乗せ従う従順さが表れていて,かわいい顔してたりする.
比較的新しい物は,踏みつけられて苦しんでいる感じに作られている.
ここのは,新しい後者.
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生駒山

2006年06月18日 | 旅行記

宝山寺へちょっと散歩.
本尊は、不動明王だけど
守護神の「大聖歓喜双身天王」の聖天さんで有名らしい.
最近,仏像の研究をはじめた.
『王』は特命係.
『天』はガードマンてところらしい.

参考文献: 『仏像はここを見る』  瓜生 中 
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