直心是道場

障がい者施設に勤務しています。
障がいのことはもちろん、映画や音楽の話も…
日々想うことを書き記します

仕事の質5 ~ 目に見えない努力

2015年09月16日 | 日記
9月16日
小雨が降っています。

古い友人が店主を務めるラーメン屋さんが今週末で閉店することになりました。
突然の報告で驚きましたが、色々と考えがあってのことだと思います。

夜、家内と娘と一緒に、お店に伺いました。
塩、味噌、坦々 定番を注文させていただきました。
どれもネギがアクセントになっていて、風味が豊かで美味しかったです。
餃子も合わせて注文!
お腹がいっぱいになりました。
昨年、10数年ぶりに再開したばかりだったのに、本当に残念です。

食べ物屋さんを継続していくことは、とても大変だと思います。
同じ味…と言いながら、老舗と言われるようなところでも少しずつ変化させていると聞いたことがあります。

例えば、お客さんの期待が高過ぎたりすると、先代と同じ味では「味が落ちた…」などと言われてしまいます。
伝統の味を守りながらも、少しアクセントを入れるなど、目に見えないところで工夫と努力を積んでいます。

こちらの店主も、最高のネギを求めて色々なところに出かけていくなど、努力をしていたことを知っています。
今日の一杯は、そうした店主の想いも一緒にいただきました。
ごちそうさまでした!

私たちの仕事も、目に見えない工夫や努力がとても大切です。
その場ですぐに効果が表れなくても、努力を続けることで、積み重ねたことが開花することを経験しています。
逆に、見栄えはどれだけ良い取り組みであっても、地道な努力が無い実践は長続きせず、ほころびが見えてしまいます。

一見、失敗に見えるようなことでも、しっかりと根を張っていく実践があります。
目に見えない努力を続けられる実践者になるように、みんなで頑張りましょう。