♂「?なんだ、珍しいな」
猫「あ、あるじ~おかえりにゃ~」
♂「うん、ただいま。で、何やってんだそれ?」
猫「何って見てわからないにゃ?」
♂「竹に電飾つけてるのはわかる」
猫「つまりそういうことにゃ!」
♂「いや、わからん。何かのお祭りなんだろうってのはわかるが」
猫「む~にぶいなぁ~あるじ『飾りをつけましょササニシキ』にゃ!!」
♂「・・・ササニシキ?何の祭りだ?」
猫「それは、あれにゃ。ほらササ…ササ…パンダ?」
♂「パンダ?」
猫「そう!!ぱんだにゃ!!パンダ祭りにゃ!!白黒つけるにゃぁ!!」
♂「それはシマウマだろ。ていうかなんだその祭りは」
犬「七夕です、ご主人様♪」
猫「そう!!たなパンダにゃ!!」
♂「七夕な。ただいま」
犬「はい♪お帰りなさいませ」
♂「そうか、そんな季節か。しかし…」
猫「あるじ!!手伝うにゃ!!天辺に星つけるにゃ!!」
♂「…なんか間違ってないか?」
犬「楽しければ良いんです、お祭りですから♪」
♂「・・・浮かれてるな」
犬「はい♪お祭りですから♪」
猫「あるじ~~~」
犬「呼んでますよ、ご主人様」
♂「はいはい。こりゃ短冊書くのも大変そうだな」
犬「あはは♪」
そんなこんなな七夕準備。
明らかに二枚以上掛かってる短冊には
『ご主人様がもっと頭をなでてくれますように』とか
『あるじの膝独占24時!』とか
『帰りが早くなりますように』とか
『一緒の布団で寝れますように』とか…
困った笑顔な日のこと。そんな夏の日のこと。
あ~、もふりて~
あっつい中もっふもふしてうざがられてぇ~~