ある方のお通夜とお葬式に参列させていただいてきました。
波乱万丈というか、本当に苦労の多い人生を送った人でした。
ですが目をつむっている顔を見たら、すごくにっこりとしていて、人生を全うした満足感にあふれている印象でした。
(式場よりのぞむ冠雪の白山)
人生は自身ののぞむとのぞまないとに関係なく、置かれる環境が変化してしまうことも多いです。
ですが、与えられた環境の中で、決してくさらず、不遇に負けることなく、しっかりと生き抜くことが大事なのだナ、とあらためて感じました。
「試練」とは、文字通り、人の決意のほどを試しているのかもしれません。
また、今回も葬儀に参列しながら思ったのですが、世の中にはたとえば大きな災害などで、一族が皆被災して命を落としてしまい、誰にも葬儀をしてもらえない、そんな方々もいらっしゃるはずです。
歴史の過去にさかのぼれば、そういう方々もずいぶんいらっしゃるはずで、個人的にお一人お一人の葬儀をしたり、法要をしたり、お墓を建てたりしてあげることはできませんが、それぞれの日常の暮らしのなかで、ふと、そういう方々に思いを馳せ、ご冥福をお祈りすることは、大事なことかもしれないナ、と思いました。
まず思いの力というものは、儀式や作法、形式、様式といったものを超えて、様々に迷っている存在をいやす力を持っているのではないかナ、とも感じました。
よき旅路を。
本日もご訪問ありがとうございます。
どうぞごゆっくりなさっていってくださいね。