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大谷町の祭りのキリコ

2015-04-04 21:48:50 | 祭礼


珠洲(すず)の外浦にある、大谷町の祭りの写真です。

上は私の集落のキリコの写真です。(雨の日だったのでシートをかけてあります)



市内では、祭り時期になると連日各町で祭りがおこなわれます。

揃いのハッピもあるのですが、

アカバ(ドテラという町もあります)という着物を着ても OK です。

若い時は色々と飾りをつけたりしましたが、

最近は、アカバに前掛け、帯のシンプルなスタイルで行ってます。

祭りの日はいつも以上にお酒も入りますので、出かける時点でだいぶ酔ってます(^^)



祭りのやり方も、地区ごとに微妙に違いますが、

うちの町では、キリコは夜 9 時過ぎに各集落を出てお神輿を迎えに行きます。



神輿は町内 8 集落の「宿」と呼ばれる家の前で、神楽を上げます。



春や夏に祭りをする町もありますが、うちの町では 9 月です。



祭りでは、お客さんを招いてヨバレと呼ばれる宴席が各家でおこなわれています。

お客さん達も、およばれに行ってる先のお宅で

笛、太鼓、シャンギリ(鐘)の囃子を奏でながらお神輿と一緒にやって来るキリコを楽しみにしてくださっています。



キリコは、夜に神輿に乗って各集落を巡られる神様の道中を照らす明かりの役目をもっています。

各集落より出されたキリコが、神輿の前後をお守りしながら進んで行きます。



そして全部の集落を回ったら、神社へ向かいます。



神輿は拝殿に納められ、各集落のキリコ運行の責任者である総代も昇殿し、神楽が奉納されます。



神楽が奉納されている間、神社の前では

各キリコが笛、シャンギリ(鐘)と一緒に、ハヤシキと呼ばれる賑やかな祭り太鼓を叩いています。



その後、キリコは各集落へそれぞれ帰っていきます。



次の日の朝、玄関を見たら、帰って来たそのままの形で足袋が脱げてました。

道中も飲みながら進みますので、家に帰って来る時はかなり酔っぱらっているのです。(^^)



2 日目も、見事に晴れました。



昼すぎに、昨日神社に納めた神輿を出して、前日と逆の順番で 8 集落をまわっていきます。



2 日目は、獅子舞が神輿のお伴をつとめます。



「宿」となっているお宅には、集落の人たちが集まってらっしゃって、



神輿にお乗りになっている神様に参拝され、「宿」のお庭で舞う獅子舞をお楽しみになられます。



町の人が総出でおこなう祭は、町の氏神様を各集落にお招きする大事なおまつりです。



若い頃は太鼓を叩いて賑やかすのが楽しみであったのですが、

一年々々、氏神様のお伴を務めることができることが一番の喜びとなってきています。


どちらかというと「若連中」というよりは「年寄」に近くなってきてるのでしょうかネ ☆

大谷町(珠洲)祭礼

2014-09-13 16:17:03 | 祭礼


2週間ほど前に、キリコの絵を新調したのでキリコを組み直すために集まりました。



私たちは、上濱組です。



源氏の武者をイメージして描かれた絵は、
数々のキリコ絵を手掛ける先生が描いてくださったものです。



キリコは祭礼の際に、夜道を進むお神輿を先導します。

絵が描かれたほうが後ろになっりますが、前には勇壮な文字が飾られます。



祭礼一日目となる本日は、心配された雨も上がり青空が広がりました。



神社には当番の組の人たちの手により、ノボリ旗が立てられます。



私たちがキリコを組み立てるのは、港の傍です。



太鼓の取り付けや提灯の飾りつけなど、仕上げていきます。



動くのは夜ですので、電気の配線も重要です。



ということで夜の準備ができました。



キリコが動くまで、それぞれの家ではお客様を招いて宴席が催されます。

大谷獅子舞保存会役員会

2013-12-17 23:23:37 | 祭礼


大谷獅子舞保存会の役員会が開催されました。

総会前に今年一年の活動報告と会計報告の内容について確認しました。


【役員会をおこなった部屋に掛けられていた額です。
第52~54代内閣総理大臣 鳩山一郎先生筆 ・ 「公直無私」】

あらためて、今年も一年精力的に活動できたナと思いました。
ひょっとしたら、私達は、祭りをするために生きてるんじゃないかナ、と最近よく思います。



祭りをちゃんと執りおこなってるかぎりは、
とりあえず食べるに困るということはないのではないかナ、と思います。



単に自分の暮らす場所の祭り、ということだけではなく、
祭りには、もっともっと大きくて深みのある存在理由があると感じます。

神社本庁ウェブサイトへ




石川県神社庁のホームページへ



大谷の祭り(二日間)

2013-09-16 23:17:46 | 祭礼


今年(2013年)の大谷の祭りの写真です。
夕暮れとともに灯が燈されたキリコは、夜 9 時半より動き始めました。



7 本のキリコが山の神社へ神様をお迎えにあがります。

そして町内各在所の神輿当番の方々と、
総代や取締と呼ばれる各キリコの責任者が拝殿に上がり祝詞(のりと)が奏上されます。



その間は、各キリコは、ハヤシキと呼ばれる祭囃子を笛、太鼓、鉦で鳴らします。



神様をおのせした御神輿がおりていらっしゃいました。



太鼓は小中学生の子どもたちが叩いていることが多いです。
私もそうでしたが、祭りの着物を着てキリコにのって太鼓をたたくのはすごく楽しいです。

各キリコごとに揃いの法被(はっぴ)やアカバと呼ばれる着物を着ています。

ほとんどが男の人ですが、
皆、鈴が縫い付けられたりしているあざやかな色の着物を来ていて、すごく華やかです。

着方や着物の柄、前掛けの絵の選択にもそれぞれの思い入れがあったり、
個人で仕立てた独自のアカバを着るのもありですので、今年は何をどう着るか考えるのも楽しみの一つです。



キリコは御神輿の前後に並んで道中を照らしながら、
町内 8 在所の宿元と呼ばれる場所で奏上される御神楽に同行します。

御神楽の場所に進むときは、イキシと呼ばれるお囃子を鳴らし、
宿元が近づいてから御神楽がすんで御神輿が動くまでは、賑やかなハヤシキを鳴らします。

7 本のキリコが同時にそれぞれハヤシキを鳴らしますから、それは賑やかになります。



町内すべての御神楽をおえると、神様をのせた御神輿は海のほうにある神社にはいられます。

これは「入宮」(いりみや)と呼ばれています。

氏子総代の方や無事に本日の先導の勤めをおえたキリコの総代方が拝殿で、
玉串(たまぐし)を奉(ささ)げてご参拝する入宮の間は、大人も入れ替わってはハヤシキの太鼓を叩きます。

大人の年季の入った太鼓は、力強く、
それぞれのアドリブのリズムも入るのでこれまた本当に素晴らしいです。

入宮が行われるのは日付も変わった深夜になりますが、一番見応え聞き応えがあると思います。



入宮の務めをおえると、
キリコはヤマシキという自分たちの在所へもどるときのお囃子を鳴らして帰ります。

私たち上濱組は入宮の後、在所のいちばん端までヤマシキで行って
もう一度ハヤシキで戻ってきて在所のキリコ小屋にキリコをおさめています。



二日目は、神輿当番となっている二在所の方々によって御神輿は、
海のほうの神社を出発して町内 8 在所を巡り、お祝い事のあったお宅にも立ち寄りながら山の神社へかえられます。

お昼より御神輿が動きますが、この日は台風の接近で午前中雨が降りました。
御神輿と一緒に獅子舞の一団も動きますのでお天氣は一番心配されるところです。

午前中の雨もあがり、御神輿の巡行とともに獅子舞も始まりました。

獅子舞も町内 8 在所の宿元をまわりますし、
赤ちゃん誕生やご結婚などお祝い事のあったお宅の個人神楽のご依頼も受けて舞わせていただいています。



宿元では、各在所の皆さんが迎えてくださって、神輿当番の方々、
そして私たち獅子舞の面々にもお酒などの飲みものや御馳走を振舞ってくださいます。

今にも降り出しそうな空に追いかけられながらすすんでいましたので、あまり今年は
ゆっくりすることはできませんでしたが、地域の方々の御心が本当にありがたく感じられます。

獅子頭に噛んでもらうと厄払いになり無病息災といわれるので、踊りの後、
小さな子どもたちを連れたお母さん方が「かんでやってください」と来られます。

たとえゆっくりできないときであっても、それにはキチンとお応えすることも大事なつとめです。



お年寄りの方々は、御神輿に手を合わせられるのはもちろんですが
私たちの獅子舞にも手を合わせてくださって拝むようにご覧くださることも多いです。

足をわるくされてご自宅を離れられない方々、
「あと何回、祭りを見られるかね」とおっしゃっているお年寄りの方々のためにも、守り続けたいと思います。



全ての在所をまわって、御神輿は山の神社へかえられました。
それをお見送りすると、「今年も無事に務めることができたナ」とホッとします。

心配されたお天氣も、お祭りがすむのを待ってくれていたように、
皆が屋根の下に入るのと同時にポツポツと当たりはじめました。



収穫の秋は、実り多きよろこびの秋でもあると同時に、感謝の秋でもあります。

大谷の祭りです

2013-09-14 14:05:00 | 祭礼


本日は大谷神社の祭礼の日です。



朝、在所の皆で集まってキリコを立てます。



そして太鼓と笛、カネを鳴らしながら今年のキリコの宿となる場所まで運んで本日昼の部は完了です。



こちらは大濱(私の在所は上濱組)のキリコです。



大谷の祭りでは、町内各在所より出される 7 本のキリコがお神輿の御供をします。



今年は、夜 9 時半よりキリコが動き、各在所をお神輿と一緒にまわります。
それまでは、各家々ではお客さま方をおもてなししての祭りの宴席となります。



台風到来もなんのその。
神様が各在所をまわられるのは年に一度のことですので
地域の益々の繁栄のために、しっかりつとめを果たします。



なにより太鼓と笛の音が聞こえてくると、いくつになっても心が騒ぐというか、ワクワクしてくるのです。

飯田の燈籠山祭り(とろやままつり) 2012

2012-07-19 22:42:58 | 祭礼


飯田町の春日神社のお涼み祭り、燈籠山祭り(とろやままつり)が、7月20日、21日に開催されます。



飯田町の、わくわく広場にて、燈籠山にクレーン車で、大きな人形を飾る作業が行われていました。

今年の人形は、「騎龍弁財天」(きりゅうべんざいてん)。
七福神のおひとりでいらっしゃる、財運と芸能の女神、弁財天さんが、力強い龍に乗っていらっしゃいます。



新調された人形をのせる台座には、すごくきれいな装飾が施されています。

◆ ふるさと祭り東京2011 飯田燈籠山祭り

燈籠山を曳くときに唄われる「きゃあらげ」と呼ばれる唄と、太鼓、笛、鉦の音色も、祭りの楽しみのひとつです。



良いお祭りとなりますように


珠洲の観光情報 ~ すずなり


あばれ祭り(能登町宇出津) 7月6日 ・ 7日

2012-07-05 23:54:19 | 祭礼


7月6日 ・ 7日は、能登町宇出津(のとちょううしつ)の、あばれ祭りの日です。



スサノオノミコトという、神様たちの中でも一番の暴れん坊の神様をお祀りする神社のお祭りなので、氏子の方々が荒ぶるのをよしとするお祭りです。

スサノオノミコトは、暴れん坊でも有名ですが、ヤマタノオロチを退治した英雄の神様でもいらっしゃいます。



約40本のキリコが暴れまわる場所の一つ、港の大きなタイマツも準備され、神主さんが御祓いに来られていました。



いよいよ始まる今年のあばれ祭りにそなえて、宇出津の街中には、あちこちでキリコの準備が始まっています。



6 日には胴体に勇ましい文字が飾られ、美しい装飾が施され、灯が燈され、男たちによって担がれ、街中を練り歩きます。



各町内ごとに、それぞれ仕様がちがうので、それを見るのも楽しみのひとつです。



よいお祭りに、なりますように

馬緤町(まつなぎまち)の祭礼

2011-10-14 22:07:57 | 祭礼


13日、馬緤町(まつなぎまち)の祭礼に行ってきました。



道路沿いに建てられているキリコを見ながら、幼なじみの友達の家へ。



通称「ヨバレ」と言われる(およばれ、が語源だと思います)、各家庭の座敷で催される宴席に、参加させてもらいます。



美味しい秋の味覚を肴に、お酒をいただいたり、祭りを祝うお赤飯をいただきます。



それからさらに、お世話になっている方々のおうちへ・・2軒ご訪問。



地元で獲れた、海の幸、山の幸、たくさんいただきました。



そして、その宴席でまた、新しい出会いもあったりして、新たな縁をいただくことも多いのです。

良いお祭り、そして楽しい宴席。
ごちそうさまでした、ありがとうございます。