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様々な生き方が増えた現在、スポーツの平等って…。

2014-05-14 11:26:03 | スポーツ
キャスターセメンヤ選手、みなさん覚えているかしら?
2009年ベルリン世界陸上、女子800Mを圧倒的なスピードで優勝。その後…その強さや容姿から性別を疑われ一騒動となった、あの選手です。
女性と結婚したそうです。
性別疑惑騒動のロンドン五輪銀・セメンヤが女性と結婚/陸上 - SANSPO.COM(サンスポ)

南アフリカはLGBTに寛容な国で、もちろん同姓婚も認められているので、何の問題もないんですが…なんか、いろいろ思い出したので(^^)

性別疑惑騒動の結末は、
検査の結果、彼女は両性具有だったということ。
IAAF(国際陸連)は彼女が女性選手として競技に出ることを認めた、ということ。

これね、IAAFは本当はたぶんセメンヤ選手が両性具有だということは臥せた上で、獲得したメダル・記録の承認、競技参加への承認をするつもりだったんだよね。ところがマスコミが検査結果をいち早くリークした。
なので『検査結果は気密事項』としたうえで、上記の様な裁定となった。

おかしなハナシ(。-∀-)
IAAFは、両性具有を見てみぬふりしてるのにも訳があって、
実はセメンヤ選手以前にも何人かいた両性具有の選手たちには、非公式に競技生活を引退するよう勧告していたんだよね。
女性として出場するにはあまりに有利になってしまうから…。
セメンヤ選手も世界陸上後、非公式に出場辞退を迫られていたらしいしね。

両性具有の方の割合って数千万分の一らしいけれど、少なからずいるそうした人たちが皆出る前に打たれる杭になってしまってるのも、かわいそうな話だけれど…。
女性アスリートにしてみれば、男性ホルモンの量が圧倒的に多い人との競技に不当感を否めないのも仕方ない。
女性の多くが、女性ホルモンが増える思春期当たりに筋肉がつきにくかったり、体重が増えたり…って苦労をする。それで辞めてく人も多いし( ̄^ ̄)

あちらを立てれば、こちらが立たず…(´Д`)
誰かが泣くしか仕方がないんじゃ、スポーツとしておかしい気がするのね。

まぁ、私ごときがグダグタ言ってもしょーもないので、難しい問題のすったもんだはさておき、(←おいちゃうのかいっ)当のセメンヤ選手、女性として生き、女性として競技していたのだから、女性と結婚するとなるとそれはレズビアンってことなのか?
それとも、普通の女性の3倍以上も分泌されているとしているテストステロン(男性ホルモンの一種)の影響で、男性の要素が強くなったのか?
恋愛は自由なので、男でも女でも良いと思うけれど、後者だとしたら何だかなぁ…(´Д`)

まぁ、でも幼い頃から(男っぽい容姿で)イジメられたりしていたっていうセメンヤさん、辛い思いだらけだったんだろうね。そんな彼女に人生のパートナーが見つかったのは素晴らしいこと。
セメンヤさん、女性として幸せに生きてください。

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