ぼやきぼやかれ、ふりふられ。

映画や本や神社や展覧会。あとは日々のつれづれです。

鈴木明子さんの講演会に行ってきました。

2015-09-24 23:15:00 | 講演会・セミナー
9/17(木) 市民大学後期講演会

プロフィギュアスケーター鈴木明子さんの講演会に行ってきました。

【表現者として~ひとつひとつ少しずつ~】

プロとなって2年目の鈴木明子さん。白地にピンクの花模様の入ったワンピースに黒のカーディガン、ひざ上のフレアスカートをなびかせてキラキラ眩しい笑顔で登壇。
歩く姿も、美しい。

そんな鈴木さんは、選手時代のエピソードを中心にお話ししてくれました。

ただただスケートが好きで、その思いだけで続けてこられた…こと。
両親の支え。
恩師との関係。

そして、摂食障害で苦しんだ日々の、ことも。

彼女が摂食障害だったことは私も知っていましたが、彼女のように強い意思を持ったひとでさえ(むしろ、だからこそ)目標のベクトルを見誤ることがあるのだなぁ…と、本人の口からでる言葉を聞けばなおさら、その壮絶な闘いを思い胸が痛みました。

それでも笑顔で語れるのは、病を克服し、やりきった今があるからこそ。

不安でたまらないときも、勇気を持って一歩ふみだす。緊張をプラスに変えて楽しむ。そのためにきちんとした礎(練習)を築く。

鈴木さんのお話しは、当たり前のようでとても難しいことの数々を思い出させてくれました。

「ゆっくりだからこそ、見えた景色がある」

こつこつと、努力を重ねた遅咲きのスケーター。彼女だからこそ見えた景色。彼女にしか見えなかった景色。
その一部を少しだけ感じられた夜でした。

【余談】質問コーナーでの公聴生からのリクエストで、スケートでの決めのポーズを、笑顔でしてくださいました。
「最近では私よりも織田信成くんの方が、TVでよくやっていますよね。」
と笑った顔は、キラキラまぶしくって、もちろんですが、そのポージングは本当に美しく魅力に溢れていました。






チームラボ×家康公四百年祭の作品を観てきました。

2015-09-19 23:22:00 | 絵画・芸術・展覧会
静岡市駿府公園にて9/19(土)より開催の【駿府天下泰平まつり】
チームラボによる巨大なインタラクティブインスタレーション作品が展示されるというので、体験してきました。
午後15時すぎ、108個の巨大な球体たちが上空へ浮遊。18時15分の開始にむけて、準備が進んでいるようです。
球体の下からも作品を観ることができるようです。楽しみ。

そんななか、わたしはもう2杯めのビール。夏が戻ったような暑さと青空のもとで飲むビールは最高でございます。

公園内では様々なイベントが行われ、グルメブースも充実。夕方からのチームラボ展示前にも、充分に楽しめました。

日も暮れはじめた18時15分。まだ薄明るい空の下、巨大な球体に光が。。そして、音楽とのコラボレーションの中、ショーのスタートです。
巨大なピラミッド状の光の球体。下から見たところ。家康公の生涯をモチーフにしたという、光と音楽の共演。写真が下手でごめんなさい。

外から観てもきれい。幻想的な電子音の音楽も相まって、なんとも不思議な空間に。空が闇に包まれれば、なお。
そのころ作品下では観客のもとにもいくつかの球体が。バルーンのように手で弾き、触って楽しむことができます。巨大なピラミッドの形状は、当時の天守やその借景としてそびえる富士山をモチーフにしているそうです。

ショーの時間は30分。静かに消灯すると続けて2回目の光の共演が始まりました。

城跡で歴史を感じつつ。こんなにも巨大でこんなにも美しい光のピラミッドを。目で観て、耳で聴き、感じ、触れられる作品。

歴史と、現在と、未来の融合のようでした。
チームラボ、すごい。
そして、写真が下手でごめんなさい。

でもやはり、インスタレーション作品は、自分で体験してこそのもの。言葉や写真では伝わらない感動がたくさんです。27日まで開催しているようなので、機会があれば是非。

さいごに、月とのコラボを。

膝をつかう

2015-09-13 20:06:18 | 日記
けん玉を、練習している。
全然上達しないんだけど…。

カツカツカツカツ音をたててリズムよく皿にのせてゆく。
全然うまくいかないんだけど…。

けん玉の、師匠が言った。

「膝をね、もっと上手に使うんだよ。膝を使ってクッションにすれば、ピタッと止まる」

なるほど。

わかってるんだけど、難しい。

膝を使う。
丁度よいさじ加減で。
クッションにする。
支えるように。
受けとめる。

上手にできるとね、スコンって、優しい音がする。

人との、関わりみたいだな。



茂木健一郎(@kenichiromogi)さん講演会に行ってきました。(市民大学後期講演会)

2015-09-10 23:57:00 | 講演会・セミナー
市民大学後期講演会

茂木健一郎さんの講演会に行ってきました。

【幸福になる脳の使い方】

そそられる演題。

司会の方の紹介にあわせて、小走りで登場した茂木先生。
さくっとしたあいさつで、キャパ700の会場をうめつくした公聴生の小さな笑いと注意を即座に引き受けると、マイクを片手に演壇の前へ。

会場は、あっという間に茂木先生の空間に。いつも通り?落ち着きなく、うろうろしたり、しゃがんだり立ったり、スクワットしたりしながらの講演。


幸福とは、

1)自分という個性を受け入れる
2)その個性を伸ばしてゆく

ことだ、と。

結論を先に。
そして、そこから「脳のトリセツ」と称したドーパミンのお話。

以下、印象に残ったフレーズを。

●富士山の高さを支えるのには裾野が必要(幅広い知識、教養はムダではない)

●子供はエヴリデイ・サプライズだから、ドーパミンが多くでている

●できるかどうかわからないことに挑戦しよう(脳が活性化する)

●欠点と長所は表裏一体なんだから、他人の鏡に写った自分しっかりと受け止めるべき。(メタ認知)

●勉強できない子は小学校の頃から経営者(資質、長所)

●何かがないと幸せになれない…と思いがちだけど、そうではない

●あきらめることも大事

●結局メーテルリンクの「青い鳥」がすべて

内容はもっともっと濃いものでしたが、語りつくせないのでごめんなさい。
とにかく、90分間、飽きることない楽しい時間でした。

講演内容はもちろん、その語りくち、ユーモアやご自分の体験などを混ぜながら楽しく語る方法、人を惹き付ける魅力。

すべてが、楽しかった。

【余談】

茂木先生がやけに対抗意識を燃やす、「小栗旬」

有吉君につけられたアダ名は、「かしこいホームレス」


さ。できることを、始めよう。

ドーパミンの出る生活を。
脳の活性化を。

人をうらやまず、
満たされていることを、覚え。

青い鳥は、どこに?
すぐ、そこに。


大きく手をふりながら、やっぱり小走りで降壇された、茂木先生。

充実した時間を、ありがとうございました。