ちょっと真面目な音楽の話。
私が留学中に師事していた先生からよく言われた言葉。
日本語にはないニュアンスかもしれないけれど
私が大好きな言葉で
音楽をしていく上で決して忘れてはいけないと思っている言葉
“musizieren (ムズィツィーレン) ”
意味は「音楽をする」
英語の「play the music」とも少し違うかもしれない。
単に、歌う、とか、演奏する、ではなく
「心の中から溢れ出てくる内面的なものを含め、
全体をとらえた上で音楽をする」
と言うこと。
感情、理論のどちらに偏りすぎることなく
全体を捉える洞察力や観察力。
これがmusizieren。と、私は捉えている。
中身のある音楽。
先ずは自分の心がどう感じるか
音楽からエネルギーを受け取り
音楽としてエネルギーを放つ行為。
もちろん容易なことではないし難しいけれど
譜面から音楽を作っていくことは
楽しく大きな喜びや感動が伴う作業なはず。
私は musizieren し続けたいな、と思った日曜日