キブシ咲く神璽谷
イワウチワ
菜の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし~
今日の行程とコース
京都7:26-8:09比良20=26イン谷口~リフト道~釈迦岳分岐~神璽谷~10:55北西の支流~支尾根~次郎防山~
15:35縦走路~北比良峠~16:00ダケ道~17:30大山口~イン谷口~18:30JR比良駅54ー京都~20:00自宅
春霞の一昨日とは違い、朝から上お天気です。
比良駅からバスに乗車、何とK先生ご夫妻とバッタリ
大きなザックのあきほさんも見え、満員になるかと思っていたら乗客は10名拍子抜けです。画面に映る
学生さん?は旧リフト駅に続く道を正面谷と勘違いされ、後ほど戻って来られました。
先生ご夫妻はワンゲル道から釈迦岳に向われます。
朝からヘリが爆音轟かせて何度も飛び交っています。
カラ岳にある関電の電波塔に補修の資材を運搬しているようです。
旧リフト駅
トレランの方が追越して行きます。
釈迦岳分岐
相変わらずヘリの爆音が響いています。
春の暖かい日差しが降り注ぎ
少し汗ばむ陽気に・・
キブシ
ペンキマーク 拾いながら
ロープ場を過ぎると~
10:53 切れ落ちた崖にかかる怖い丸木橋
ここから正規ルートはイワウチワ群生地を見て真西に向って進むのですが、うつかりコースアウトして神璽谷北沢より
瘠せた支稜を激登り。花崗岩のザレた斜面は崩れやすく足元はズルズルと滑ります。谷筋から標高差150mの
登りですが両側は切れ落ちた瘠せた岩稜も出てきて、滑落しないよう緊張感が漲ります。
途中3mほど掴みどころのないザレ場でサラ抱えたまま滑落しましたが・・右ひじの擦り傷程度で済みました。
下を覗くと傾斜が思ったよりきつく感じ、ここから降りるのは、もはや不可能です。
サラを上に持ち挙げ安定した箇所に置き、木の根などで確保しつ体を強引に引き上げます。油断するとサラも
ズルズルと滑り落ちるので体ごと転落しないよう確保してやります。困難な戦いが続きますが唯一の救いは
行く先に青空のスカイラインが見え、左に北比良峠が望めることです。 何度も休みながら
一歩一歩牛歩の歩みで立ち向かいます。
15:00 ようやく安全な尾根筋に出ました。
750m地点でコースアウトしてから4時間の難行苦行でした。遭難の文字が何度も浮かびヤバかったです。
あとは高みを目指して登って行き、少々藪っぽい980m次郎坊山頂を踏み、少し降って行くと
15:35 カラ岳からの縦走路に出合います。
後は云わずとも知れたるコースですので帰れたも同然です。
オガサカ道分岐経ると残雪が~
イワウチワが春を謳歌
15:55 北比良峠からびわ湖
同じく武奈ヶ岳を望む
北比良峠で休んでいるとダケ道方面から二人の若い女性が来られ、降るコースはこちらでしょうかと尋ねて来られた。
大阪の方で初めての比良だそうで人様のことは余り言えませんがチョットこの時間帯はヤバイです。
神璽谷には降りないよう注意して先に下山されました。
越えて来た次郎坊山(右手前)と釈迦岳(右)
堂満岳に見送られ、サラを抱えてダケ道を降ります。
17:30 大山口
18:30 比良駅前から仰ぐ比良の山なみ
北比良峠で先に下山された件の女性二人も車道から疲れた様子で比良駅に同時着でした。
正確ではありませんが赤線が今回の間違ったルート
緑が正規のコースで地理院のダケ道に繋がる黒線ルートは間違いです。どこでどう間違えたのか
機会があればもう一度確りと検証確認する必要があるようです。
やはり出かける前には確りとコースを把握しておかないとダメですネ チョット怠ったばかりに
取り返しのつかない事態を招き、家族に心配と迷惑をかけてしまいます。
今日は無事に帰れただけでも感謝々の一日でした。
前回の神璽谷コースはこちらです。
ご無事で何よりです、よかったですね!
レポートお待ちしています。
まずは無事に帰られたようで何よりです。
詳しいことは解りませんが、登りで右の谷と言えば数年前遭難事故があった猿が尾根の方だと思います。
あのときは子供連れの大阪の家族で子供が上にも下にも行けずヘリが救助に向かったと記憶しています。
私は昨日は神璽の谷を下山に使ったのですがまさか
かおりさんがあんなことになっていようとは。。。
レポ最終アップされたら拝見します。
なによりご無事でよかったです。
神じ谷の分岐でしょうか。
かおりさんほどのベテランが 迷いご苦労されたなんて、
信じられないです。
ともかく 御無事で よかった、よかったでーす。
不安になられたことでしょう。
体力がおありだから、クリアできたのですね。
ヨネちゃんに 同じく れぽ 拝読いたします。
ご無事でほんとによかった。
大事なくて良かったです。あそこで滑落したら誰も通らないので大変でした。
超ベテランのかおりさんでも、こういう事が有るのですね。
ぼくも他山の石として肝に銘じておきます。
それにしても中一日の山行だったのですね。木曜日もかなり遅くなられたのに、、ガッツに敬服します。
申し訳ございませんでした。
3m滑落しましたが擦り傷だけで済みラッキーでした。
サラも怪我なく、食欲は旺盛です。
只怖い思いをさせたのでトラウマが心配どす。(それはないか・・・)
やはり慣れたコースとはいえ確りとコースは
把握しておかないとダメですネ
本流の左岸で必死に登っている頃、ヨネちゃんは
直ぐ近くを通過された模様、いやはや情けない山行に相成りましたが
怪我もなく、無事に帰れたのは非常にラッキーでした。
お天気良く、日も長いので、それ程焦ることもなく
時間はかかりましたが・・・
ヨネちゃんのような健脚だと、たとえ同コースに入っ込んでも
1時間半位で多分次郎坊山に着かれるかと思います。
ともかくも皆さまに、ご心配をおかけさして申し訳ございませんでした。
いやはやお恥ずかしき顛末です。
丸木橋から進路を真西に取れば、間違いはなかったのですが
うっかり本流沿いに進んでしまい、ザレて蟻地獄のような
斜面を登る羽目に相成り、転落や滑落に気をつけながらの登攀でした。
3m滑落し~山人生最大のピンチでしたが
擦り傷で済みラッキーでした。
もう山は懲りごり引退です・・・ナンチャッテ~
今まで多少コースを違えたことはあろうかと思いますが
今回はザレて傾斜のきつい斜面で瘠せた岩稜あり、転落や滑落すると一大事なので、ともかく時間はかかりましたが這いつくばってでも
青空の稜線目指し頑張った甲斐がありました。
一時は進退極める箇所も出てきて動きがとれぬ場面も・・・
怪我もなく無事に帰ることができたのは、見捨ててくれなかった山の神に感謝で一杯です。
このコースは5回目ですが、初心にかえり前もって机上登山を
するべきだったと後悔しています。
大時になってからではもう遅いのですから~
神爾谷は何度も歩いていますが終盤が一番厳しいですね。
実は国土地理院地図にも結構間違いが多く実際のルートとのズレも多数。
テープ類に頼るのは好みませんが何処かで間違えたと感じたら地図で確認が重要かと。