図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
かぜのかみとこども
2006-09-24 / 資料
『かぜのかみとこども』脚本/渋谷勲 ・ 画/わかやまけん(童心社)
長さがちょうどよく、「栗や柿や・・」「南風にのり、北風にのる」などのところがあって、秋にやりたい紙芝居としておすすめです。
絵芝居にも去年投稿しましたが、これは中越の山古志地区で採話された話をもとにしてつくられていると思います。神隠し伝説は全国にも多いけど、型としてこれだけぴったり合ったのは珍しい。
横断研究に書いたし、「おすすめ紙芝居」のサイトにも書きました。地震があったとき、そのうちマスコミにもこの昔話がとりあげられるかなと思っていましたが、私の知る限り見つからなかったようなので、ぼそぼそとしゃべることにしました。
子どもが誘われて風の尻尾にのるあたりが、昨今問題の子どもの危機管理にひっかかるのではないかと、それが心配。
けれど、風の尻尾にのる浮遊感、風の向きを感じる皮膚感覚、山の中の暗闇に取り残される不安感、ぼたぼた太ったばあさんにさわりたいような触覚、豆腐汁を思う味覚、と、人間の感覚がフルに語られているので、ぜひ残したい昔話です。また、この地域に重点的に残っていることを思うと、この地域の人の感性の豊かさ、それは豊かな自然があってのことだと思いますが、が感じられます。風に乗ってどこかであたたかいもてなしを受け、また元に戻る、という筋書きも、地震であちこちから支援をうけ、村に帰るというメッセージにもなるかと思います。
県庁やふるさと村の方が読んでいてくださることをかすかに願って、ぜひ「新潟の昔話の紙芝居」と認識していただきたいと思います。語りのテキスト本にもたいてい「新潟県古志郡 採話」となっていますので。
「おすすめ紙芝居」のサイトは、とてもよくできていて使いやすく参考になりますので、ブックマークリンクにいれてあります。こうして皆で協力して、読み方に付け加えて 作品そのものにも論議がされていくといいのにね。
地震のときには、当会は古い中央公民館で活動をはじめたばかり。余震でビルが揺れて、あっと思って窓を見ると、鉄筋で筋交いの補強がしてあることに気がついた。筋交いがなければ崩れ落ちそうなビルでしたね。新築になってよかったなー。
活動を始めたばかりで、まだ「自分のいいところをみせよう」という大人の学芸会の真っ最中だったので、ボランティア訪問など無理だと思いました。交通手段などそのほかの問題もクリアできなかった。みんなで支援するのもいいけど、「早く普通の授業にして、遅れをとりもどさせてやりたいなー」という同年代の子どもを持つ親の、本音がちょっと心にあった。
報道を見た限りでは中越地区の幾つかの小さな団体が、手に紙芝居を持って数人の人たち相手にやって見せていた様子でした。ゲリラ的に、ちょこっとできるのもいいよね。
Sさんが、『くいしんぼう』1巻を自転車でやったら、子どもたちに「次ないの?」と言われ結局3つに分けた分を全部読むことになったこと、「4巻目早く見せて」といわれたこと、目の輝きが違うこと、を教えてくれました。穴あき紙芝居を一つ作る予定なので、同時にそっちも考えていこうと思います。
長さがちょうどよく、「栗や柿や・・」「南風にのり、北風にのる」などのところがあって、秋にやりたい紙芝居としておすすめです。
絵芝居にも去年投稿しましたが、これは中越の山古志地区で採話された話をもとにしてつくられていると思います。神隠し伝説は全国にも多いけど、型としてこれだけぴったり合ったのは珍しい。
横断研究に書いたし、「おすすめ紙芝居」のサイトにも書きました。地震があったとき、そのうちマスコミにもこの昔話がとりあげられるかなと思っていましたが、私の知る限り見つからなかったようなので、ぼそぼそとしゃべることにしました。
子どもが誘われて風の尻尾にのるあたりが、昨今問題の子どもの危機管理にひっかかるのではないかと、それが心配。
けれど、風の尻尾にのる浮遊感、風の向きを感じる皮膚感覚、山の中の暗闇に取り残される不安感、ぼたぼた太ったばあさんにさわりたいような触覚、豆腐汁を思う味覚、と、人間の感覚がフルに語られているので、ぜひ残したい昔話です。また、この地域に重点的に残っていることを思うと、この地域の人の感性の豊かさ、それは豊かな自然があってのことだと思いますが、が感じられます。風に乗ってどこかであたたかいもてなしを受け、また元に戻る、という筋書きも、地震であちこちから支援をうけ、村に帰るというメッセージにもなるかと思います。
県庁やふるさと村の方が読んでいてくださることをかすかに願って、ぜひ「新潟の昔話の紙芝居」と認識していただきたいと思います。語りのテキスト本にもたいてい「新潟県古志郡 採話」となっていますので。
「おすすめ紙芝居」のサイトは、とてもよくできていて使いやすく参考になりますので、ブックマークリンクにいれてあります。こうして皆で協力して、読み方に付け加えて 作品そのものにも論議がされていくといいのにね。
地震のときには、当会は古い中央公民館で活動をはじめたばかり。余震でビルが揺れて、あっと思って窓を見ると、鉄筋で筋交いの補強がしてあることに気がついた。筋交いがなければ崩れ落ちそうなビルでしたね。新築になってよかったなー。
活動を始めたばかりで、まだ「自分のいいところをみせよう」という大人の学芸会の真っ最中だったので、ボランティア訪問など無理だと思いました。交通手段などそのほかの問題もクリアできなかった。みんなで支援するのもいいけど、「早く普通の授業にして、遅れをとりもどさせてやりたいなー」という同年代の子どもを持つ親の、本音がちょっと心にあった。
報道を見た限りでは中越地区の幾つかの小さな団体が、手に紙芝居を持って数人の人たち相手にやって見せていた様子でした。ゲリラ的に、ちょこっとできるのもいいよね。
Sさんが、『くいしんぼう』1巻を自転車でやったら、子どもたちに「次ないの?」と言われ結局3つに分けた分を全部読むことになったこと、「4巻目早く見せて」といわれたこと、目の輝きが違うこと、を教えてくれました。穴あき紙芝居を一つ作る予定なので、同時にそっちも考えていこうと思います。
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