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繰り返して言います。絵本『くわずにょうぼう』の最後の画面について

gooブログが終了するとのことで、5月になったらおっかなびっくりですが、やってみます。

この季節、くわず女房、めしくわぬよめさま、をやる方も多いと思います。
何度か書いた通り、最後の画面が美しい花菖蒲の絵になっている福音館書店の絵本に人気がありますが、本来は違う植物です。
菖蒲湯にしたり、軒先に吊るして魔除けにするのは、サトイモ科の菖蒲で、穂のような花が咲きます。とても地味な花です。
紙芝居では、昔、長野ヒデ子が花菖蒲で描いたあと、花の無い絵に描き直したことがあり、それを市立図書館に申し出て、検索したときに「形態注記」の欄に分かるように入れてもらいました。
関係ページは
2022年6月24日
2022年5月19日

今年、別の場所で絵本の「めしくわぬにょうぼう」をピックアップした人がいて、画面を見せてもらったら正しくサトイモ科の穂の絵が描いてありました。紙芝居と同じく童心社の出版なので、その辺は怠りなくやったのでしょう。
こんなことでバタバタしていたら、東京書籍の2年生の国語の教科書のことが分かりました。紹介図書の中に 花菖蒲の美しい『くわずにょうぼう』が紹介されていたそうです。そうなると学級文庫に入る可能性が大きいです。たくさん売れることでしょう。
私には不満に思えます。教科書にはどういう基準で載るのか分かりませんが、民話の由来譚とは違うことを子どもに教えることになります。福音館書店や東京書籍の担当者は、「絵がきれいだからいいんだ」と思ったのでしょうか。「古典だからいいんだ」と思ったのでしょうか。
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