となりの浪子さん

過去に、新潟かみしばいクラブ会員さんの女性二人が、生まれも育ちも違うのにこの歌で意気投合して、みんなの前で踊って(手合わせうたで)くれました。私はとても驚きました。
なんとかこれを記録に残したいと思い、それが『うたあそび』を作るきっかけの一つになりました。
今、このミニ本を図書館経由でボランティアさんたちに配ってもらえそうな状況になり、誰かの懐かしい思い出に引っかかってくれることを願っています。

調べると、この歌(メロディ)は「青山土手から」という手合わせうたであちこちに記録されていることに気づきました。ネット上の他『わらべうた 日本の伝承童謡』町田嘉章・浅野建二/編(岩波書店)の252ページにある「函館土手から」とほぼ同じです。「となりの浪子さん」で検索してもなにも出てきませんでした。

会のお二人が歌ったときは、最後に「こじきにあげましょう・あげましょう」となっていたので、これを消しました。
どうして「浪子さん」になったかと考えると、同じような手遊び歌「一ばんはじめは一宮」の中に出てくる「たけおとなみこ」の浪子さんが引っ張られたようにも思います。
また、最近の「ラララせんたく」というベビーマッサージ風の歌にも繋がっているようにも思います。

検索に引っかかるように、歌詞を書いておきます。

せっせっせのよいよいよい
となりの浪子さんがなみだをぽーろぽろ、ぽーろぽろ
なーいたおかおを おべべでふきましょう、ふきましょう
ふーいたおべべを きれいにあらいましょ、あらいましょ
あらったおべべを きれいにしぼりましょ、しぼりましょ
しぼったおべべを きれいにほしましょう、ほしましょう
ほーしたおべべを きれいにとりましょう、とりましょう
とーったおべべを きれいにたたみましょ、たたみましょ
たたんだおべべを きれいにしまいましょ、しまいましょ
しまったおべべを ねずみがガーリガリ、ガーリガリ
かじったおべべを きれいにぬいましょう、ぬいましょう
ぬーったおべべで ふたりでじゃんけんぽん!

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