図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
気楽にやるというスキル
2010-02-12 / 資料
毎年毎年、読み聞かせボランティア向けの講座は山のようにあります。
いろいろ学ぶことも多いのですが、そのせいで ボランティアが高みに登るという問題も起こってきました。「私たちって○○先生の教え子なの」と思うようになり、先生に連なる指導者感覚に陥ります。
私は高卒なのでよく分からないのですが、専門的な指導を受けた方の中には、特別な知識を授けてもらったという思いもあるのではないでしょうか。それはそれで結構なことなのですが、教授のブランドで相手をランク付けする習慣を見て驚くことが多かったです。先生の言うことに疑問を持たずそこに安住していく感覚は、随分前にその問題点が指摘されるようになり、「自分で考える人になるように教育する」という方向に行っているようです。しかしまだ、「○○先生の意に沿うように」と思い続けて、あれもダメコレもダメと自ら首を絞めていくようになっています。これは本当にお気の毒。
このドツボから抜け出すには、やはり「気楽にやること(『ボランティアの環』に書きました)」「先生から離れること」が大切ではないでしょうか。これはもう、大切なスキルですよね。教える一方の講座などを受けてしまったら、一旦それを全部忘れることが必要でしょうね。特に、西区では。
読み聞かせ(絵本でも紙芝居でも)、いつまでもくちばしを突っ込みたがる先生は、「教える」ことを勘違いしているのではないかと、私は思います。
プログラム作りのことを書きます。プログラムという机上のプランがないと不安です。しかし、プログラムというのはなにより相手(聞き手)あってのものですから、それが通用しないことも多く、そのことをつい忘れて自分のプランに酔ってドツボにはまることもあります。ドツボの中では、優等生意識の競争のようになり、自分の首を締め、仲間の首を絞めます。私は何よりもそれを怖れています。
立派なプログラムができたとか、自分は読みが上手いと思うと、ついお顔が勝ち誇ったようになることもあるのです。くわばらくわばら。聞き手はそういうことをすぐに見つけます。
ボランティアは「できる範囲で一生懸命それなりに読めばいいんです」「順番なんかは適当でいいんです」。略して「ただ読めばいい」とも言います。だから、数年やった人は、「気楽にやるというスキル」を身につけたいと思っています。満点を目ざすよりも、60とか70点の中空飛行でやっていきませんか。 それはある意味、自分のやったことや得た知識を一旦忘れることですから、人によってはとてもつらいスキルかも知れませんね。
いろいろ学ぶことも多いのですが、そのせいで ボランティアが高みに登るという問題も起こってきました。「私たちって○○先生の教え子なの」と思うようになり、先生に連なる指導者感覚に陥ります。
私は高卒なのでよく分からないのですが、専門的な指導を受けた方の中には、特別な知識を授けてもらったという思いもあるのではないでしょうか。それはそれで結構なことなのですが、教授のブランドで相手をランク付けする習慣を見て驚くことが多かったです。先生の言うことに疑問を持たずそこに安住していく感覚は、随分前にその問題点が指摘されるようになり、「自分で考える人になるように教育する」という方向に行っているようです。しかしまだ、「○○先生の意に沿うように」と思い続けて、あれもダメコレもダメと自ら首を絞めていくようになっています。これは本当にお気の毒。
このドツボから抜け出すには、やはり「気楽にやること(『ボランティアの環』に書きました)」「先生から離れること」が大切ではないでしょうか。これはもう、大切なスキルですよね。教える一方の講座などを受けてしまったら、一旦それを全部忘れることが必要でしょうね。特に、西区では。
読み聞かせ(絵本でも紙芝居でも)、いつまでもくちばしを突っ込みたがる先生は、「教える」ことを勘違いしているのではないかと、私は思います。
プログラム作りのことを書きます。プログラムという机上のプランがないと不安です。しかし、プログラムというのはなにより相手(聞き手)あってのものですから、それが通用しないことも多く、そのことをつい忘れて自分のプランに酔ってドツボにはまることもあります。ドツボの中では、優等生意識の競争のようになり、自分の首を締め、仲間の首を絞めます。私は何よりもそれを怖れています。
立派なプログラムができたとか、自分は読みが上手いと思うと、ついお顔が勝ち誇ったようになることもあるのです。くわばらくわばら。聞き手はそういうことをすぐに見つけます。
ボランティアは「できる範囲で一生懸命それなりに読めばいいんです」「順番なんかは適当でいいんです」。略して「ただ読めばいい」とも言います。だから、数年やった人は、「気楽にやるというスキル」を身につけたいと思っています。満点を目ざすよりも、60とか70点の中空飛行でやっていきませんか。 それはある意味、自分のやったことや得た知識を一旦忘れることですから、人によってはとてもつらいスキルかも知れませんね。
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