子ども時代に良い本だけを、に反論

「紙芝居の窓」のブログに延々と書いてきたとおり、私たちは古い童心主義や排除の論理から、「子どもの権利」を大切にするように前に進みたいと思っています。

新潟市のボランティアが入門講座で刷り込まれる「子ども時代は短いから、選び抜いてよい本だけを」という思想は、少し変化して前に進んだように思います。
 理由は、「新潟市子ども読書活動推進計画に基づく平成23年度の関係課・機関の取組み内容」(新潟市の図書館のHPからニュースの7月28日に表示されている)を、以前読んだからです。
具体的には、平成22年度の「質の良い図書を収集し提供した」から、
23年度は「~~~館内の雰囲気作りに力を入れる」に変わりました。まあ、私一人の思い込みかもしれませんが。

2年前に、「子どもには優良な本を与えてください。優良な本はこれよっ。」と声高におっしゃった絵本講師がまだご健在でご活躍ですが、考えを変えてくださったことを願っています。
 誰でも、子どもには良い環境をと願うもの。それは子どもの今を研究することが大切ですよね。そして、子どもだって一人ひとり違うのだから、豊かな環境でいろいろな人に対応できるようにしたほうがいいかなあと思います。大衆迎合と言われるかもしれないけど、大衆は自分たちで幸せになるように進む力があると、大衆の一人である自分がそう思うからです。

 それにしても図書館は、誰か偉そうな先生の講演を聞かせてから物事を進めるという習慣から脱却できないものだろうか。その先生が間違ってたという教訓から学んでみたらどうでしょう。どんな論文を最近書いているのか、そもそも書いているか否かとか、そういうチェックもせずに肩書で選んでいるということはないだろうか。大衆も、そういうシステムを疑問に思うことはないんだろうか。

 もしかしたら「何でもいいから誰かのストーリーテリング(演説)を聞きに、みんなで集まりたい」という欲求でしかないと思えるのです。誰かの話を一方的に聞くやり方から みんなが語り手へなるように、皆で語り合いながら進みたいです。

 

 

 

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