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上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

写真展巡り060319

2006-03-27 01:24:29 | 写真展
 また夕方遅くから新宿で仕事だったもので、早く出て墓参と写真展巡り。桜が咲き始めたもののすごい強風で、鼻風邪スビズバ状態の身には無謀だったかも。
 16時をわずかに過ぎていて、一軒目のルーニーは撤収作業中でまたもや見られず。日曜搬出は、出展者には好都合なのだろうが、なんだかなあ。もう少し遅くすればいいのに。

■若林泰子/sounds of silence/ニエプス
 古家の造作をマクロで捉えた優しいトーンのモノクロプリント。2002年に写真を始めたとのこと、言われてみれば失礼ながら、女子大写真部の文化祭作品のような視点と、ネガの埃っぽさに、ああなるほどと思ってしまうが、わずか数年で個展を開く意気込みには感心。

■唐沢俊吾/Night Hunting-夜の狩人/プレイスM
 ねっとりと暑い夜を思わせるモノクロ。ネムかったりややアレブレだったりするせいか、最近の撮影なのにずいぶん昔のように見える。「狩人」と題してはいるが、追いかけ仕留めるような雰囲気ではなく「採集」といった感。とは言え、半ば危なっかしい夜の街での遠慮のない視線はやはり「狩り」とも言えそう。

■笹岡啓子/観光KANKO/photographer's gallery
 今回はスクエアフォーマット。後ろ手に歩く観光客が小さく写った観光地の景色が、白一色の会場に船の窓のように点々と展示されている。展のテーマと観光客がなければ、ただの荒野の風景ではないか、とも思えて、観光地とは観光地として作られ奉られただけのものだとあらためて思わされる。

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