かんぽの宿磯部温泉は、古い建物だが清潔で、客室は3戸2改造したかのような不思議な間取りだったがゆったりしていてくつろげた。チャリを外に出しておくと不用心なのでと、館内EVホールの車いすが集積してあるところに停めさせてくれた。高価な自転車に何かあったら大変、とフロントの女性。いやいや、通販で買った安物ですw。
チャリを押してロビーを横切り、玄関前で記念写真を撮って出発。信越線をくぐって、信越化学の工場沿いの急坂を登ると、昨日も横切った台地の上に出た。
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ひろびろとした道を進むと、妙義山が堂々と。
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地図からは意外なほどの急坂で台地を降りて、高田川沿いに上州一ノ宮まで。で、254号で富岡へ。ここまで10km足らずだが、宿を出てちょうど1時間。世界遺産を目指す富岡製糸場を見学する。チャリは門を入ってすぐ脇に停めるところがあった。
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ちょうど見学ツアーの集合時間だったが、辺りには誰もおらず。年末に観光客はいないのか。せっかくなので4人でツアーに参加することにして、最初の正面建物の玄関アーチの要石の説明を聞いているうち、ちょうどやってきたらしい若者3人が加わった。
工場敷地内をぞろぞろ、7、8箇所で足を止めクイズを交えた説明を聞いて約50分。なかなか面白かった。じっくり写真を撮るヒマがないのがもどかしいが、聞いた分の情報が字で書いてあってもたぶんあまり読まないだろう。国策による模範工場なので女工の生活は野麦峠のようなものではなく、場内には教育や福祉が整っていたそうだ。
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10:30発7名のツアーが終わる頃には、10人、20人くらいの後発ツアーとすれ違った。年末なんて関係ないか。昔は日に50人も来なかったのが、最近は数千人が訪れる、とガイドの人が言ってた気がする。
工場敷地の角に妙な風情の公衆便所が。再来年の干支の兎の写真ネタを探し始めている今日この頃。悪くない雰囲気なのだが、便所の写真はよろしくないな。
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その斜向かいの釜飯屋で昼食の後は、上信電鉄沿いに下仁田へ。「名駅舎」と鉄道旅行地図帳に書いてあった上州一ノ宮駅に立ち寄る。
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そんなすごい建物ではなかったが、束の間電車を待ってみたくなる待合室ではあった。
引き続き鉄道沿いに走り、南蛇井駅。なんじゃい。テツにはお馴染みですね。一ノ宮と同じような作りの建物だった。
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ここから道の駅下仁田までは、鏑川の谷を下って登ったらすぐ。14時半に本日のサイクリングは終了。日はまだ高いがさっさと帰途に。関越が練馬の料金所の手前から混んだ上、カーナビに従い環七に迂回したら帰宅は17時半。
ここ2週間ほど風邪気味で微熱が続いていたので、寒い中のサイクリングは多少不安だったが、一汗かいて温泉に浸かってよく寝たおかげですっかり元気になった。よかったよかった。