上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

KYOTOGRAPHIE

2024年04月30日 00時00分00秒 | 写真展
























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フォトミュラル出展作が届いた

2023年11月19日 19時29分16秒 | 写真展

 倉敷フォトミュラルが閉幕して、商店街に飾ってもらってた作品が自宅に届いた。上の写真だとそれほどでもないが、実物はやはり相当に大きい。両腕を横に延ばした以上の幅があって、たたむの大変。コンデジ写真をこんなに大伸ばしにしても、細かいところまでくっきりしていて感心した。
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倉敷フォトミュラル

2023年11月11日 09時23分03秒 | 写真展








 20年続いて今年で最後の倉敷フォトミュラル。2年前に羽田で撮ったのが、ねこライフ展の方で選出され、倉敷駅前の商店街に展示してもらっているので、三連休に見てきた。講評会にも出席。選者や作者のコメントを聞くにつれ、スナップは被写体をただ愛でるだけではなくて、被写体への愛情がもっと必要なんだなとしみじみ思った。展示は明後日13日(月)まで。
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鉄道愛 ~清里フォトアートミュージアム

2023年10月03日 22時07分49秒 | 写真展









 清里でこんな素晴らしい企画展をやってたのになんで気づかなかったんだ?、と思ったが、フライヤを手にした記憶がかすかにある。暑い盛りに車で遠出が嫌で、涼しくなったら行こうと思ってそのまま忘れてしまったんだろう。気づけは会期末。危ないところだった。
 秋分の日の10時半頃、たぶん一番ダメな時間帯に出たらやっぱり中央道は混んでいて、相模湖までで2時間もかかってしまった。美術館についたのは14時半過ぎ。。。
 展の前半はウィンストン・リンク。なるほど、それがあったね。なんでわざわざ夜中にフラッシュを焚きまくるのかとあらためて思ったが、1点だけ出ていた昼間の写真がとてもしょぼくて合点がいった。闇夜に浮かび上がらせることでこそのこの迫力。また、フラッシュ一辺倒ではなくて駅頭の味わい深いスナップ作品も数多くあることに今回気づかされた。
 リンクの展示の中央には、オールドアメリカンなジオラマが。一角に、撮影現場を再現!のコーナーもあって、撮ってみた。よくできてました。






 展示後半は国内作家で、まずは廣田尚敬。思い起こせば、この人のプリントを見る機会は案外これまであまりなかった。特に初期作品。物心ついたころに見た「動止フォトグラフ」シリーズの前に、こんなにアーティスティックな作品群があったのを知らなかった。
 数多おられる鉄道写真家の中から本展でのチョイスにはおそらく相当の議論があったろうが、滝口忠雄が出展されたことには大感謝。こんな作家がいたとは。そう、まさにこんなスナップを撮りたい。中井誠也のポエムな感じも、真島満秀の整った構図も好きなんだが、自分が求めていたのはこういうのだったんだなあ。でも現代でこの切り口はどんな絵になるか。単に真似ただけではただの古くさ写真になってしまう。
 展の最後には、中井精也の小海線作品が並んでいて、帰りにちょっと寄ってみようかと思っていた小淵沢の大カーブの作品がいくつも。来場者の作品コーナーにも見事なのが飾られていて、メジャーな撮影地だったことを思い知らされた。いつものことながら、蔵書コーナーの写真集をとっかえひっかえ見入ってしまって、あっという間に閉館時間になってしまった。小淵沢はまたこんど。



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生誕100年 大辻清司 眼差しのその先

2023年09月14日 21時27分38秒 | 写真展

 この大家の名をどう記憶していたか思い出せずに混乱している。武蔵野美大で開催中の生誕100年記念展は、1原点、2シアター、3シークエンス、4他者たちの4つのパートにまとめられていて、「1原点」の「美術家の肖像」などから前衛写真の人だと認識していたのだっけか。「陳列窓」や「航空機」など、わが高校写真部時代に仲間と撮り散らかした写真はこれらの猿真似だったのかもしれない。「2シアター」の舞台演劇周囲の写真にはあまり惹かれなかったが、芦花公園のガスホルダーの足元で撮影された「無言歌」は、ちょうど最近スクラップした5月頃の新聞で目にしていて、それが「どう記憶していたか」を混乱させた原因のような気がする。ご近所のガスタンクだけでなく、以前に仕事でちょっと関わった豊洲の貨物線を舞台とした作品から、急に親しみが湧いたようだ。1973年に作家が自宅のある代々木上原界隈をカラーでとらえた写真や映像には、シンプルに懐かしさを感じた。もっとゆっくり眺めていたかったが、また、別室で開催中の「大浦一志-雲仙普賢岳/記憶の地層」も見たかったのだが、例によって出かけた時刻が遅くて閉館時間になってしまった。


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9年前の8月17日

2023年08月17日 21時05分11秒 | 写真展







 9年前の今日、2014年8月17日は仙台に単身赴任してて、仕事が休みの日だったらしく、X橋の残骸や写真展を見に行ったりしていたようだ。仙台アーティストランプレイス、ググってみたらご健在のようでなにより。自分も大阪のグループ展に出すべく、額装してキャプションも作って、梱包の前に展示レイアウトを検討したようだ。その年のグループ展のテーマは「森」で、2014年からまた10年ほど前に代官山アパートを撮った「森の家」を焼き直して出品したらしい。ああ懐かしい。でも他のメンバーがどんなのを出してたか全然覚えてない。多分、作品だけ大阪に行ったんだろう。久しぶりに展覧会に出すのもいいなあ、と思った。だけ、かも。
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新鋭展 山田省吾「影の栞」正岡絵理子「目の前の川で漕ぐ」奈良市写真美術館

2023年07月04日 22時27分50秒 | 写真展



 6月初めの帰省予定が台風2号で新幹線が動かず、この週末に日延べしたら、奈良市写真美術館の企画展がちょうど入れ替わっていた。くしくも初日で、出展作家二人と百々俊二もと館長のギャラリートークが聞けた。百々もと館長が企画する最後の新鋭展。45年間写真の教鞭をとって来て、3千人からの教え子の中の十指に入るお二人だとか。
 山田の展示作はこれまでの集大成で、もうこれが最後のような語り口に会場から笑いが。ビジュアルアーツ卒業後のインド、パリフォト滞在中の短期決戦でまとめたパリ、そして大阪。黒の効いた大量のストリートスナップ群に圧倒される。カラーも少しあるのは、やはり展示より、後に残る写真集作りをと考え、一定のペースで出版していくにはデジタルでないと回らないから。近作は、モノクロもデジタルから変換、とのこと。スナップで作家として生計を立てるのはやはり難しくて、期間工とか米の配達とかしながら作品作りをしてきたそう。
 正岡は、2016年の東川のポートフォリオオーデイションのグランプリ作品と、近年の家庭でのスナップ。結婚し、子を産み、夫とともにドイツへ、フランスへ、また子が生まれ、離婚して、の日常非日常。一眼レフを肩から下げて子供と出かけるのは、カメラが子供に当たるので無理。には大共感。私もよく息子に叱られた。それでスマホのスナップ作品。普段自分がパチパチと子供を撮るのとどこが違うのか何が違うのか、じっくり眺める時間がその日はなくてもったいなかった。
 長年撮り続けていけば誰しもひとかどのものができるもの、との百々もと館長の言は、一瞬嬉しい気分にさせられつつも、拙作の羅列が果たしてそのようなものかとすぐに思い至った。

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写真展巡り2023/5/20

2023年05月20日 23時31分14秒 | 写真展



















 もらった株優で新幹線の切符を買いに東京駅まで行くついでに写真展巡り。
 まずは大西みつぐ「町の灯りを恋ふる頃」を見に馬喰横山へ。夕方はギャラリートークで混雑しそうだったので早めに行ったら開いてなかった。15時オープンって…。
 気を取り直して東京駅までぶらぶら歩き切符を買ってから、富士フォトギャラリー銀座へ。畑元のりかず「多摩川からの贈り物 羽田より」。多摩川河口にのぼる朝日、茜色の空に鳥のシルエット、D滑走路、五十間鼻…。5年ほど天空橋に通ったが、そうか、こんな景色が見られるんだなあ。
 続いてCO-CO PHOTO SALONで、ときたま「ヱビス日記」。明るい色のスナップ。すべてi-Phoneで撮影だとか。こんなに大きく伸ばせるのか、すごいな。キャプション中の「何でも見てやるぞモード」というフレーズに共感。作家さんに飲み物とお菓子を出してもらって、展と同タイトルの写真集を見せてもらうと、またまた共感できるシーンがたくさん。加えて、こんな切り取り方もあるのかと感心したりも。
 最後はソニーイメージングギャラリーで、ソニーワールドフォトグラフィーアワード2023受賞作品展。パブで見たFan Li「Cement Factory」に満足。中国の廃セメント工場の不思議な造作が様々に繰り出される。曇天を背景に、模型のように映し出されつつも、コンクリートのリアルな質感。もしこんな場所に出くわしたら喜々として撮りまくるなあ。って、捕まっちゃうか。アップも見たかった。その隣のタイポロジックな灯台の作品、Mitsuru Sakurai「The Base Point」にも惹かれた。Kechun Zhang「The Sky Garden」は、仮植地から出荷のためクレーンで吊られている樹木の写真群。こういうシーンは仕事でちょくちょく見るのに、この発想はなかった。気に入ったのはどれもカタログ風の作品ばかり。収集本能をくすぐられたのか。
 ところで、ソニーに行こうとすると毎回、編み篭のような銀座プレイスの建物を目の当たりにしながら、いったん素通りしてしまうのはどうしてなんだろうか。建物の外観と、1、2階の日産と、その上の階のソニーが、どうも頭の中で一つにつながっていないようだ。
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KG+

2023年05月02日 23時59分59秒 | 写真展

















実家への定期巡回の帰り道、奈良市写真美術館で池本喜巳「記憶のとびら」展を見てから、JRで宇治へ。
池本喜巳展は「近世店屋考」が圧巻だった。自宅の近所にも、歴史がほとばしる薬局や煎餅屋さんがあって撮りたい衝動に駆られるが、素人が行動に移すには極めてハードルが高い。立派なプロの仕事。
京阪宇治駅の凝った造りの駅舎を愛でてから京都へ。ちょうどKG+が始まったところ。何年前からやってるのか知らないが、4月5月の京都は写真展祭りだ。
あいにく風邪を引いたらしく体が重くて、出町柳から烏丸御池辺りまでとぼとぼ歩いて、気になった写真展を無料のばかり10ほどだけ覗いてみた。
実家に住んでいれば毎週通いたいくらいで実に勿体なかったが、小池貴之「シベリア鉄道」、藪田正弘「原発:時を越える風景」が記憶に残った。
来月は東京も大阪も写真月間。体調を整えとかないと。
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話しているのは誰? @国立新美術館

2019年09月08日 23時26分11秒 | 写真展

 すっごく久しぶりに平日の写真展巡り。北島敬三目当てに国立新美術館の「話しているのは誰?」を見る。


 展示室はめっちゃ寒かったが、千円も払ったもんだから映像作品もしっかり見て最後、ようやく北島にたどり着く。UNTITLED RECORDSは新宿ニコンでも見たかな。現実的な寒さも相まってか、雪に濡れる魅力的にくたびれた小屋とか構造物とかの荒涼とした景色が、以前よりも迫って見えた。
 出口まで来て、言えばストールを貸してもらえたことがわかり、やはり尋常でない温度だったことを再認識。体温を上げつつ、初めて訪れた陰影の際立つ館内をいそいそ撮り歩いてしまった。隣では二科展もやっていて、朝から来て見ればよかったと少し後悔しつつ、川島小鳥が最終日なので品川キヤノンへ。










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フォトライン展、やってます

2016年08月27日 17時45分21秒 | 写真展


 「晩夏」のテーマに沿って旧作を漁って組み合わせてみたところ、半分以上が逆光の写真で、マンネリを反省してそこそこコマ数を落としてみたものの、ちょっとインパクト不足かも…。例年どおり、作品しか大阪に行ってませんが、お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。




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フォトラインミュージアム17 「晩夏」

2016年08月02日 07時54分19秒 | 写真展




 西日本のファンの皆さま(誰や?)、お待たせしました。今年もフォトライン展に参加します。8月24日(水)~29日(月)、中崎町のイロリムラcrefにて。会期中、在廊することはたぶんないと思いますが、見に来ていただけると幸いです。
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六本木で写真展めぐり

2016年05月31日 23時50分25秒 | 写真展











 メトロの前日の土曜日は六本木の富士フォトへ。電車に乗ってお散歩だ~と息子を言いくるめてきたもんだから、立ち止まってストリートスナップしてると、もうお父さんは写真ばっかり撮ってないで!と叱られるし、ギャラリーに入れば、もうお父さんは写真ばっかり見てないでとうるさいので、落ち着いて見ていられない。それでも日本写真協会賞展の畠山と山岸、IMAで荒木の密着焼きを何とか堪能してきた。私写真の名作も前後のコマにはやはり微妙に違うフレーミングが並んでいて、妙な安心感が芽生えたりなんかして。麻布十番まで歩いて、また大江戸線に乗って帰ってきた。
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写真月間

2016年05月25日 23時25分56秒 | 写真展

 今年の写真月間は例年のアジアの写真家に加え、「人と鉄路」なんて素晴らしいテーマで4つも写真展が開かれる。その一つ、村上悠太「つなぐ旅」を見てきた。今、撮りたいのはまさしくこんなスナップ。それが束になって並んでいる。見ていてぞくぞくした。品川のキヤノンのオープンギャラリーで6月6日まで。
 1階のSでは宮本隆司「九龍城砦」。これだけの点数をまとめて見るのは実は初めてかも。建物の内部は予想どおり狭くて薄暗い迷路のようで、水道などの管やケーブル類がごっちゃりとのたうっている。なんて官能的。被写体はもう四半世紀前のもののはずなのに、つい去年までそこにあったかのように感じてしまうのは、最近の香港を知らないせいなだけか。
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鉄道ファンフォトコン展

2016年02月10日 23時41分13秒 | 写真展

 先月末頃、仙台に出張したついでにトラストタワーのキヤノンへ。気が付いたら締切を過ぎていた鉄道ファンフォトコンの入賞作品展。最も印象に残ったのは「シャッター通りのざわめき」という佳作。アーケードの先に踏切というおもしろい街景を望遠で見事に切り取っている。こんな場所が御所にあったのか、高校時代にお世話になった105系、懐かしい。このほか、最近のデジカメの超高感度を活かした作品のいくつかにも惹かれた。全体としては、組み写真がないこと、モノクロが1点しかないことに気づいた。今年はちょっとがんばってみようかしら。

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