カメノ日記

僕カメノ(通称カメ)の遊び、学び、それから日々のでき事をつづる日記です。カメには前進あるのみ。カメも歩けば奇石にあたる。

日本シリーズ、阪神の敗因

2005年10月27日 | 野球
 バレンタイン監督の胴上げを見つめる阪神ナイン
                                                          (画像は朝日新聞)

日本シリーズ第4戦は、昨日甲子園球場で行われ、ロッテが3―2で阪神
を下し、4連勝で31年ぶり3度目の日本一になった。4戦全勝での優勝
は02年の巨人(対西武)以来で、5度目である。2年ぶりに日本シリー
ズに出場した阪神は、85年以来2度目のシリーズ制覇を狙ったが、かな
わなかった。

ロッテはシリーズ史上初の3試合連続の2けた10得点で3連勝し、勢い
に乗った。逆に、阪神は終始後手に回り、史上まれに見る完敗であった。

阪神の敗因は、細かく見るといろいろあるが、大きくは3点あると思う。
第1は、解説者他多くの人が指摘しているように、ロッテがプレーオフか
らすぐシリーズに入ったのに対し、公式戦終了から中16日、リーグ優勝
決定からは中22日と、間隔があきすぎて野手、投手の感覚が狂ったこと
である。

過去のデータでは、83年以降、リーグ優勝決定日からシリーズ開幕まで
20日以上間隔の空いたチームがセ、パともに8チーム、計16チームあ
る。そのうち優勝したチームも7チームあるようだが、今回の阪神に関し
ては、やはりいったん緊張感が落ちた影響は大きかったと感じる。

第2には、阪神は一昨年の日本シリーズを逃し、ファンも含めて今年こそ
はと意気込み、シリーズ制覇が至上命題となっていた。一方のロッテは、
今江選手も言っているように、リーグ制覇したことですでに大きな満足が
あり、このシリーズは楽しむ余裕があった。

この差は大きいと思う。阪神の選手は、緊張感からか金縛りにあったよう
で、全然普段の野球と違った。さらに、シリーズ第1戦に破れたことは仕
方ないとして、第2戦も失ったことが大きかった。

これで、完全にロッテを勢いづかせた。僕カメノは、10月23日のエント
リーで、第2戦は天王山だ、これを失うと決まってしまう、と心配したが、
不幸にもそのとおりになってしまった。

第3に、「動かさない。動かない。不動の岡田野球」が命取りになった。
岡田監督は、リーグ戦では打順を固定し、5、6回までに1、2点でもリ
ードし、強力なJFKにつなぐというの野球を頑固に貫いた。そして、そ
れがセリーグ制覇での勝ちパターンであった。

でも、岡田監督のこの戦術は短期決戦のシリーズには向かなかった。第3
戦目あたりで、もっと打順など動かしても良かったし、JFKも早めに投
入しても良かったのでは。第4戦目になって、ようやく動いたが、時すで
に遅かった。
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1 コメント

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采配ミス (虎のパンツ)
2005-10-27 12:19:39
第2戦の先発に安藤をもってきたのが失敗。
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