日に新た

「素直な心で日々を新しく生きたい」・・・
と願ってますが、頭でわかっていてもなかなか行動できてないものですね・・・

親に甘える

2006年11月03日 23時23分23秒 | 日に新た
親にとって、子供はいつでも子供です。
そりゃとうぜんでしょう。
かといって、40過ぎて子ども扱いされると、
結構辛い時も有ります。
それでも、親にとって子供はかけがえの無い子供。
大事に大事に育てたわが子なんですよ。

先日、インターン生のinochひろぽん
ディスカッションを持った時に

「親に感謝の気持ちを伝えられないのは自分の甘え」

的な発言をしたのですが、実は自分の事だったりします。
人は体験からしか学べませんから、私が体験で学んだことなのです。

ほんと私自身、なかなか言えなかった言葉です。

心の中では「悪い」と思っていても、素直に「ごめんなさい」と言えない。
心の中では「嬉しい」と思っていても、素直に「ありがとう」と言えない。

親だから身近すぎて「そんな恥ずかしいこと言えるわけ無い」と、
『自分が勝手にそう思ってる』
だけなんですよ。
いわゆる、固定観念ってやつです。

恐らく「自分の親に感謝の気持ちを伝えた」と言う話を
誰かにしたとしたら、それを聞いた人は、
「えらいねぇ。」「素晴らしいね。」「すごいね。」
と、褒め称えてくれるでしょう。
まず、非難したり、けなしたりする人は居ません。

職場の人や、先生には「おはようございます」と言えるのに、

なぜ自分の親には「おはようございます」と言えないのでしょう?

「おはよ」とか「はよー」とか、まるで友人か、後輩へ挨拶するかのように、
平気でこんな言葉をいってしまいます。
或いは、朝起きて、顔を合わせても挨拶すらしない事もあるでしょう。
私もそうでした。

これも同じ固定観念なんです。
「親は自分の身内なんだから、挨拶しなくても許してくれる」
「親に挨拶するなんて、そんな他人行儀な恥ずかしいことできない」
と言う、固定観念から「おはようございます」が言えないんです。

本当は、自分を一番愛してくれているという両親の想いに自分自身が気が付かず、
「親に対して、自分自身が甘えている」と言う事に気付かず、
平気で「親に対してそんなのは恥ずかしいこと」と捉えてしまう。
そんな固定観念をいつ、どこで覚えたんでしょう。

でも、私はそれに気付き、改心することが出来ました。
自分の甘えから、親に対して失礼な事をしないようにすることが出来ました。
親が生きているうちにそれが出来て、私自身嬉しいです。
私の親も恥ずかしい気持ちはあるのでしょうが、喜んでいます。

その上で、親に甘える。自分に甘えるのではなく、親に甘えるんです。

ご飯の支度をしてくれたり、
洗濯してくれたり、
自分がしなきゃいけないことを変わりにしてくれたり。
そんな事に甘えてみる。甘えてみましょうよ。
そして、その時は笑顔で「ありがとう」と言ってみます。

きっと、自分も、両親も幸せを感じますよ。

だって、私は今それを体験して、感じているからそう言えます。