あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

喜寿記念桂春団治落語会その一

2008-03-30 01:45:52 | 感想(その他)
 交通マヒにより結局家にたどり着いたのは1時半近くでした。
 まあそれはそれとして、楽しんできました『喜寿記念桂春団治落語会―東西華の宴―』。記憶が鮮明なうちに感想を書きたいと思います。長くなりますので覚悟してくださいねw
 
 場所は何かと話題の大阪府立上方演芸資料館通称ワッハ上方です。落語会参加者は展示も無料で見られるので、早めに行って映像ブースでいとこい漫才を見ようと思っていたのですが、結局ギリギリになってしまい残念ながら断念。最終日の公演に行かれる方はせっかく無料なので是非行ってきてください。
 少し早いけど会場入りしようかと思ったら会場前でワッハ存続のための署名活動をしていたので、迷わず協力しましたけど、私大阪府民じゃないけどOKなのかな?でもあの知事の精神年齢では署名とか逆効果にならないかと密かに心配しています。(そもそも赤字施設を運営する気が無いならワッハとか児童文学館とか文化施設の運営なんて無理。でも文化施設の運営もできないなら行政に存在価値は無いと思うんですがね)
 とにもかくにも無事入場。席は少々端っこではあるものの前から5列目と上々の位置です。記念グッズ売り場を冷やかしてみると公演記念手ぬぐいと三代目の写真集だけのようで・・・どれくらい売り上げがあるのか微妙だなというのが正直なところでした。

 さて時間ぴったりに始まりました落語会ですが、前座が春団治師匠の孫弟子桂福矢でネタは『牛ほめ』。ま、前座なんであんなもんでしょう(それだけ!?)
 お次が桂小春団治。去年の文化庁の芸術祭賞の受賞者で、外題は創作の「職業病」。相変わらず面白いかったです。特徴あるキャラクターと演じ分けが絶妙ですし、創作落語とはいえ十八番なので話の練り具合もこなれ具合も良い感じです。久しぶりに面白い新作落語を聞きました。
 「金持ちはネタ持ち」という言葉がありますが、落語に限らず浪曲でも講談でも、私はやたら新作(創作と言う意味じゃなくて古典でも)をおろす芸人と言うのは好きではありません。ある程度の愛好家になるとそれなりに知っている話も多いので初めて聞く話しっていうのは少ないわけで、そうなると同じネタでも何度もかけて練り上げた噺の方が完成度が高くて面白いので。ですから持ちネタは少なくても一つづつの完成度がものすごく高い三代目桂春団治という落語家は話芸の究極に居るといえる方かもしれません。

 次が春風亭小朝。この人は「三匹が切る」シリーズの陣内のイメージが強くて、実はきちんと落語を聞くのは初めてでした。去年からプライベートで何かと話題のあった人ですがそこは落語家。きちんと笑いに変えていらっしゃいました。
 外題は「源平八島」。インテリ風の江戸落語の王道だなあ、という感じ。落語本題をしゃべる時の「間」と途中の小ネタをしゃべる時の「間」の使い方が上手い。何だか新しい落語の聞かせ方だと思いました。ちょっと他の人にはできないんじゃないかな。
 
 と、ここまでで中入りです。調子に乗って書いているうちにかなり長くなってしまったんで、感想もいったん中入りです。
 後半へ続く!

 
 
 
 
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