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いつだって明日はいい日

黒船屋鑑賞会

伊香保温泉『横手館』チェックアウト後、今回のメインイベントである黒船屋鑑賞会へ。

『黒船屋』とは竹久夢二の名画です。
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竹久夢二は伊香保温泉を気に入り、伊香保の地で過ごした時期があった。
榛名湖畔にアトリエを構えていたそうだ。
そんな縁で伊香保『竹久夢二伊香保記念館』には多数の夢二作品が収蔵されている。
夢二の最高傑作『黒船屋』は通常一般公開されておらず、年に一度9月の夢二の誕生日前後二週間のみ公開される。
『黒船屋』のために専用の蔵座敷を造り、予約制、ごく少人数でよ鑑賞となる。

今年はタイミング良く予約することが出来た。

記念館は森の中の白い洋館。
苔生した庭や草花、木々など、いつの季節訪れても風情のある落ち着ける場所だ。





















受付後、オルゴールとビアノの演奏を聴く。
百年以上前に造られたオルゴールやピアノの音色は、しっとりと心に染み入るような落ち着いた音色だ。
特に150年前のビアノの音色は日常に溢れているデジタル音が雑音と思えるほど自然に耳に入ってくる。
職員さんのピアノ演奏もとてもお上手だ。

ピアノの音で心洗われた後、蔵座敷に移動して黒船屋と御対面。
11時からの予約は八名、とても贅沢な鑑賞方法。

蔵の扉を開けると椅子が並んでいる、その奥に和室、床の間に『黒船屋』の掛け軸が飾られている。脇の花瓶には白い秋明菊が活けられていた。


この絵は本来、表具師さんが展覧会に出品するために画かれたもの。
絹の布に画かれた質感、背景の濃紺と細い金色の縁取り…
リアルでなければ感じられない画の力がある。

「コロナ禍でわざわざ御来館いただいたので、今回は特別に…」館長さんのご配慮にて和室に上がらせていただき、極至近距離で鑑賞させていただけました
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