雲間の花火

３年ぶりに高崎祭りが開催されました。

例年は8月の始めでしたが今年は9月に日を変えての実施です。

メインは花火大会。

もちろんお仕事の土曜の夜、この日は利用者さんが花火大会に行きたいとのことで移動支援にてお出かけです。

夕食を少し早めに済ませて着替えて車椅子に移乗。

夕方から雨でしたが、花火大会開始時間にはすっかり止んで大丈夫そうです。

返って暑くもなく寒くもなくちょうど良いかも。

花火大会の会場近くまで行くと渋滞で帰れなくなるので少し離れた場所に車輌を止め、車椅子を押して橋の上まで歩きました。

何も遮るものが無いから橋の上ってよく見えるんだよね～とのことでしたが…

ちょうど雲が邪魔しててよく見えませんねぇ


どうかなぁ？

音はドンドン響いてるけど


橋の向こう側でも大勢の人が見学してますね。


いつも花火大会の日は仕事で、通勤の車の中から遠くに上がってるのを見かけるくらいです。

今年の花火はこれが最初で最後かな？

30分くらい橋の上で花火見。

散歩しながら車輌まで戻ります。

花火大会もクライマックスでバンバン打ち上げてる音が響いていました。

花火が有名な土地で育った彼にとってはショボい花火に思えたかもしれませんが、病気になってから花火を見るのは初めてのようです。

十数年ぶりの花火はどうだったかなぁ？

言葉はないけれど嬉しそうに笑ってくれました。

重度障害者の外出は難しいと思われますが、周囲の理解とマンパワーがあれば可能です。

障害を負ったことで全てを諦めるでなく、出来ることを探して可能にしていく。それが私達の役目でもあります。

彼の笑顔が仕事の励み、喜んでくれたと思う自己満足で続けられているのかもしれません。