隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

心躍る、ツェッペリン風味の楽曲たち・・・で漫遊記

2020年03月06日 14時11分35秒 | スピッツ

2020.03.01 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM


 3月に入り、新しい環境に入る方も多いのでは?
 草野「新しい家具、新しいグラス、コップ・・・」
 から強引にお話が始まる。
 うちで水を飲んだりするとき、ちゃんとした(購入した?)コップではなく、「カップ酒のカップ、プリンなどが入っていた小さな陶器などを使うのが妙に好き」なんだと。
 草野「質素ぶって好感度上げようとか、マジでないんです」(笑)
 ヨーロッパで買ったステキなグラスより、捨てずにとっておいた容器のほうが「美味しく感じられる」・・・。
 「なんでだ? 道具の持つ本来の使い方じゃない使い方が好きなのかもしれない」と。
 旅館で卓球するときにスリッパでやるとか??
 (これはちょっとわからないけど。でもかわいい容器を捨てられない気持ちはちょっとわかる)

 そして、今日のテーマは、「ツェッペリン風味で漫遊記」。
 「ロック大陸のかなりの面積を占めているレッド・ツェッペリンというバンド」!
 60年代後半から10年ちょっと活躍したブリティッシュ・ロックバンド。その影響を強く受けていると思われる楽曲の特集。
 ビートルズ風味、ローリング・ストーンズ風味、バンプ・オブ・チキン風味・・・、いろいろあるけれど、とバンプ愛を示してしまう・・・。
 

 オンエア曲
 01 さらばユニヴァース(スピッツ)
 02 Highway Tune(Greta Van Fleet)
 03 Easy Livin'(Fastway)
 04 Get It On(Kingdom Come)
 05 Hold Her Tight(The Osmonds)
 06 Queen of My Dreams(Edgar Winter Group)
 07 Rock And Roll Is Dead(Lenny Kravitz)
 08 Taurus(Spirit)
 09 青い地球はてのひら(かの香織)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「さらばユニヴァース」(2000年、9thアルバム『ハヤブサ』)。
 草野「﨑ちゃんのドラミングにジョン・ボーナム風味を感じる一曲」
 うーん、かっこいい! 『ハヤブサ』、また聴きたくなった。ときどきやってくる『ハヤブサ』熱。

 最初の曲は、「2017年、彗星のごとくデビューしたアメリカのロックバンド」、Greta Van Fleetの「ツェッペリン風味豊かな」、「Highway Tune」(2017年、デビューシングル)。
(なんか、むしろ懐かしく聴こえるから不思議・・・)

 まずは、レッド・ツェッペリンというバンドをあまり知らない人のために・・・。
 「だけど、ここをちゃんとやると3、4時間かかってしまうということで」、私たちが予習をしてきているということを前提に進めるというお断り。
 (バックに「移民の歌」流れる)
 草野「リフ中心で、ブルースやパンクを特徴としたハードロックで、ボーカルがハイトーン」
 ごくごく簡単にまとめれば・・・と。
 そして草野くん自身がこれまで聴いてきた数々の「ツェッペリン風味」の楽曲の中で、「このGreta Van Fleetの『Highway Tune』は横綱級」と。
 草野「ツェッペリンの未発表曲を聴いてんのか?というくらい、雰囲気寄せてました」
 けれど本人たちはツェッペリンからの影響を否定しているので、音楽界で、生物進化の「収斂」が起こった?と。「別のところでまったく同じような音楽が発生した・・・」と。
 草野くんの個人的な見解としては、「ツェッペリンの『永遠の詩』あたりの影響を受けているのでは?」と。
 下のは、一昨年リリースされた、ジミー・ペイジのリマスタリングによる『スーパー・デラックス・エディション・ボックス・セット』の開封映像。曲は「The Song Remains The Same 永遠の詩」。
Led Zeppelin - The Song Remains The Same (Deluxe Unboxing Video)

 ちなみに、Greta Van Fleetはデビューまもないのに、グラミー賞の「最優秀ロックアルバム」等も受賞している「すごいバンド」。この曲以外は「ツェッペリン風味じゃない曲も多い」そうです。

 次は、Fastwayの「Easy Livin'」(1983年、デビューアルバム『Fastway』/3rdシングル)。
 Fastwayは、元モーターヘッドのエディ・クラークと元UFOのピート・ウェイが1983年に結成したバンド。
 「前に(ココ)かけたアイリッシュパンクのバンド、Flogging mollyのボーカル、デイブ・キングさんが若いころに在籍していたバンド」と。
 「(ツェッペリンのボーカルである)ロバート・プラント並みにシャウトしていて、曲はツェッペリンの『Rock and Roll』をモチーフにしているのかな」
 ZO-3で「Rock and Roll」のリフを聴かせてくれる。
 そしてこれが79年のツェッペリンの「Rock and Roll」。たまらん!
Led Zeppelin - Rock And Roll (Live at Knebworth 1979) (Official Video)

 次は、「1986年、ドイツ生まれのレニー・ウルフを中心にアメリカで結成された」Kingdom Comeの「Get It On」(1988年、1stシングル)。
 草野くんの記憶では、80年代後半には結構話題になっていて、田村くんのところに「入り浸っていたころによく聴いてた」。
 「よく似てるよね~」と言っていた記憶もあるそうだけど、あまりに似ていて誹謗中傷が寄せられていたというウィキペディア情報。
 草野「普通にかっこいんだけどね。この曲はツェッペリンの『Black Dog』や『The Lemon Song』のおいしいところをうま~くオマージュしている曲かな」
 (文句なくかっこいいけど、流れた瞬間に「Black Dog?」と思った私です)
 これは「Black Dog」。
Led Zeppelin - Black Dog (Live at Madison Square Garden 1973) (Official Video)

 そして、「The Lemon Song」。
Led Zeppelin - The Lemon Song

 そして次は、The Osmondsの「Hold Her Tight」(1972年、16thシングル/1972年、4thアルバム『Czasy Horse』)。
 The Osmondsといえば、「ジャクソン5や日本のフィンガー5のような、きょうだいによるアイドルユニットというか、ボーカルグループ」。
 60年代には来日して音楽番組に出演したり、カルピスのCMにも出ていた人気ユニット。
 このころは「オズモンド・ブラザーズ」と名乗っていて、ジャクソン5を意識した活動をしていたが、70年代には「かなりロックなアプローチ」を試みるようになったそうだ。
 この曲で、「ツェッペリンは70年代にはアイドルにも影響を与えていたんだな、ということがわかる」と。
 「『移民の歌』を思わせるイントロで始まるかっこいい曲」。
 曲終わりで、「このアルバム、めちゃめちゃいいです」。


 そして、メッセージコーナー。
 斉藤和義さんがラジオで、ニューアルバムの中の曲「I Want to Be a Cat」は、最初「猫になりたい」というタイトルをつけようと思ったと発言。「どこかで聴いたことあったな」と調べて、スピッツに行きつく。
 「マサムネさんも、曲名をつけるときに、ほかに同じタイトルがないか調べますか?」
 アルバムタイトルの場合は、「似たのがないかな?」と調べる。とくに『とげまる』のように造語っぽいものの場合は調べたそうだ。結果、「とげまる」はブログのタイトルに使っているケースはあったとか。
 「pretender」は曲名の候補にあったらしいけど(「偽善者」って、ありそう)、髭ダンのヒットで「これはないな、とメモから外した」とか。
 (スピッツなら、カタカナで「プリテンダー」かな?)
 そして、あとで訂正。『とげまる』はタワシの商品名にあって、ブログのタイトルにあったのは『三日月ロック』だそうです。
 (リリース時のインタビューで話してましたね。プログ名『三日月ロック』って、ステキだな)
 『見っけ』は最初「ミッケ」とカタカナにしようとしたけれど、絵本タイトルにあったので変更したそうです。
 https://www.shogakukan.co.jp/pr/mikke/

 次は、Edgar Winter Groupの「Queen of My Dreams」(1974年、2ndアルバム『Shock Treatment  恐怖のショック療法』)。
 Edgar Winter Groupはココでもとりあげています。「楓」や「花の写真」のアレンジには彼らからの影響もあったと。
 草野「あの曲はカントリーテイストだったけれど、ほかにもダンサブルなもの、パンクなポップ、泣けるバラード、ハードなロックなどバリエーションが豊かなバンド」
 そのなかにはツェッペリン風味なものもあるそうです。
 草野「この曲は、ツェッペリンの『Black Dog』に近いかな。その辺へのオマージュを感じます」
 (シロウトの感想ですけど・・・、ツェッペリン風味の曲、グザグザと来ます、真ん中に)
 曲終わりに、「ジャケがイカしてます。メンバー全員がロンドンブーツを履いていて、かっこいいんですよ」と。
 

 次は、Lenny Kravitzの「Rock And Roll Is Dead」(1995年、4thアルバム『Circus』)。
 Lenny Kravitzは、「ソウルミュージック寄りの曲と思いっきりロックに振り切った曲と、幅広いが、基本、ロックな曲はツェッペリン風味が強い印象があるかな」と。
 今回の曲「Rock And Roll Is Dead」は、ツェッペリンの「Heart Breaker」のリフと、この曲のリフを両方演奏して、「似ているかな」と。 
 このアルバムは、「ギターサウンドに特化するためにダビングを減らしホールセクションを排除したロックに徹している」。その中で、彼がすべての楽器を演奏しているそうだ。
 これは、ツェッペリンの「Heart Breaker」。胸が騒ぐ。
 Led Zeppelin Heartbreaker


 そして最後は、Spiritの「Taurus」(1968年、デビューアルバム『Spirit』)。
 (おお、この曲をセレクトしたのか! さすがSpiritファン? 先日Spiritをかけたときにこの話題は取り上げないのかな、と思っていました)
 先日、ココでもSpiritをかけたばかりですけど。
 「Taurus」は、ツェッペリン風味というより、「ツェッペリンの『天国への階段』はこの曲のぱくりでは?」で話題になった楽曲。裁判にもなっている。
 「よくあるコード進行なので」と実演したあとで、「パクったというにはどうかなと思うのですが」
 裁判では、レッド・ツェッペリン側の主張が通って、「盗作ではない」という判決が下った。
 草野「ただ、レッド・ツェッペリンとスピリット、一緒にツアーをしたあとに『天国への階段』ができているので、インスパイアされたかなとは思っています」
 こちらは「天国への階段」。
 Stairway To Heaven - Led Zeppelin (1971)


 「天国への階段」も「Taurus」も、深遠な世界観が印象的。
 曲終わりに、「ツェッペリン風味というより、ツェッペリンの『天国への階段』はSpirit風味、ということです」と。
 草野「その後、逆転判決があったり再審があったり・・・、(裁判は)まだまだ大変です」

 特集の最後に。
 「ほにゃらら風味」・・・、なんかいけそうだな、と。
 「ミスチル風味」「椎名林檎風味」・・・。
 草野「邦楽だと、敵を作りそうだな」(笑)


 そして最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 曲は、かの香織の「青い地球はてのひら」(1994年)。
 草野くんの学生時代には、彼女はショコラータという「ヨーロピアンなデカダンな印象」のユニットとして活動。ソロになってからは、「オーガニックでリラックスできる歌い方が好きでした」と。
 一度会ったことがあるそうだけど、彼女は現在、実家の造り酒屋で継いでいるとか。
 この曲はたぶん打ち込みだけど、「かの香織さん特例ということで。脳内で世界旅行ができるステキな曲です」と。
 浮遊できる曲・・・。


 そして来週は?

 「オルガンがいい感じのナンバーで漫遊記」。
 草野「ロックというとギターのイメージが強いかもしれないんですけど、オルガンあってこそのイカしたナンバーっていうのも多いんですよ。だから選ぶのが大変化も」
 ユーライア・ヒープにもヴァニラ・ファッジにも・・・。あ、「朝日のあたる家」!
 たしかにたくさんありそうですね。


 
                              


 そして、新型コロナウィルス感染拡大への措置で中止に至ったイベントやライブなどの払い戻し費用を、eプラスやローソンチケットで負担する、と発表した。

 https://natalie.mu/music/news/369976
 https://natalie.mu/music/news/369904
 業界内のとくに中小の事務所が厳しい現状に追い詰められているなかでの、大きな援助。

 何が的確な措置なのか、見通しのどう捉えたらいいのか。
 情報を取捨選択することが何よりも難しい。
 そういう毎日だ。
 母の施設も早々に面会禁止となった。



 実家の門を開けたら、ふわ~っと沈丁花の少しきつい香り。
 庭のいつもの決まった場所には、黄スイセンが今年も姿を見せていた。
 六月には工事が始まるから、これが見納め。
 父に届け!と思う。

 

 
 みんな後ろ向きだ(笑)。今気づいた・・・。


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