飽食の夜に

■飽食の夜に

ブラインドの向こうに闇が忍び寄って
世界がいっぺんに幕を下ろす
乾いた空気が運んできた　遠い国の雪景色を
パソコンにとりこんで　遊ぶ夜
どんなに貧弱な空想の中でも
聞き覚えのある声や　カビ臭いぬくもりが
垣根を越えて　鉄条網を突き破って
ひらりと軽く　私の肩を叩く
許しを乞うかのように　ひそやかに
競い合うかのように　熱っぽく
盛りを過ぎて　泣きそうな分厚い本たちが
あてもなく　居場所を探すように
カサカサの心と　腐りかけた思考は
おさまるところをもっていない
じっと一点を見据えて
組んだ足をもとに戻して
私の過去と　覚えていない時間を
今夜は食いつくしてしまおうか


　画像は別に意味はありません。
　一昨年の誕生日にもらった黄色いバラ。黄色、大好きな色です。

　いまさらですが、スピッツ さいたまアリーナＤＶＤのおまけＣＤの「けもの道」、かっこよすぎではまっています。
　狂いのない演奏、高まる熱…。テツヤのギターが耳から離れません。
　前にも書いたけど(笑)、「夜を駆ける」～「僕のギター」への流れもいい。テツヤの雄たけびを聴くたびに、切なくなり，でも「今日もちょっとがんばってみるか」なんて思えたりする。
　「ウォーー！！！」
　じゃなく、
　「イェーー！！！」？