■FIFTEEN YEARS AGO
いつもと違う 小さな咳払い
すすけた部屋のにおい
胸の中にすべりこんでくる
ひと夏のかすかな思い出
予想外のスピードと
計算外の跳躍力で
わたしのこころが百倍に
勘違いの幸せ ばかみたいな顔
朝も夜も 境目を隠して
わたしの前を走っていく
無防備で 怖いもの知らずで
計算間違いにも気づかぬ幼さ
そして明けた朝 黄色い陽の光
浮かれたあとの 心の痛さ
もう戻らない夢と理由を
小さな部屋に閉じ込める
今は柔らかい静かな空気が
少し疲れた私を包む
あのときの速さで 駆け抜けたら
今でも心が痛むのだろうか
いつもと違う 小さな咳払い
すすけた部屋のにおい
胸の中にすべりこんでくる
ひと夏のかすかな思い出
予想外のスピードと
計算外の跳躍力で
わたしのこころが百倍に
勘違いの幸せ ばかみたいな顔
朝も夜も 境目を隠して
わたしの前を走っていく
無防備で 怖いもの知らずで
計算間違いにも気づかぬ幼さ
そして明けた朝 黄色い陽の光
浮かれたあとの 心の痛さ
もう戻らない夢と理由を
小さな部屋に閉じ込める
今は柔らかい静かな空気が
少し疲れた私を包む
あのときの速さで 駆け抜けたら
今でも心が痛むのだろうか