隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「KISS~同時期にメンバー全員のソロアルバム」で漫遊記

2021年10月05日 18時15分40秒 | スピッツ

2021.10.03
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 番組冒頭で・・・、「10月第2週。かなり涼しいエリアもあるのでは? 大変な方もそうでない方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら・・・」。

 今日は、【キッスのソロアルバムで漫遊記】。
 アメリカンバンドを代表するバンドKISSのメンバーが1978年にそれぞれがソロアルバムをリリースしたのは、「ロックファンの間ではわりと有名な話」。
 草野「今日はその中からよさげなナンバーをセレクトしてお送りしようと思います」


 オンエア曲
 01 不思議(スピッツ)
 02 Hold Me, Touch Me(Think Of Me When We're Apart) (Paul Stanley)
 03 Wouldn't You Like To Know Me?(Paul Stanley)
 04 Rip It Out(Ace Frehley)
 05 New York Groove(Ace Frehley)
 06 You Matter To Me(Peter Criss)
 07 See You In Your Dreams(Gene Simmons)
 08 危険な女神(KATSUMI)
 09 醒めない(スピッツ)

 
 漫遊前の一曲は、スピッツの「不思議」(2007年、12thアルバム『さざなみCD』)。

 草野くんにとって、「今日はかけないけれど、キッスと言えば『ラヴィン・ユー・ベイビー(I Was Made For Lovin' You)』」。
 スピッツの曲の中でリズムが似ている曲として選んだのが「不思議」
 そして、キッスの誰でも知っている「ラヴィン・ユー・ベイビー」はこんな感じ
 Kiss - I Was Made For Lovin' You
 (気持ちいいノリを体験できる。もうスタンダード?)

 最初の曲は、「キッスの曲の多くを作詞作曲している」、Paul Stanleyの「Hold Me, Touch Me(Think Of Me When We're Apart)」(1978年、ソロデビューアルバム『Paul Stanley』)。
 (今聴いても、なんという美しい曲。当時、ヘビロテだったアルバムです)
 ZO-3で、「Hold me, touch me ♪」の部分を軽く歌って、「いいメロディーですね」。
 草野くんが小学生のころ、福岡のラジオでもよく流れていたそうです。
 草野「当時はこんな美しいバラードを白塗りの人が歌っているなんて、思いもしなかったですが。曲調から、ビリー・ジョエルやエリック・カルメンのようなシンガーなのでは?と思っていましたね」
 今なら画像検索して、「ああ、キッスのメンバーか」とわかりそうなもの、と。(たしかに)


 このころのKISSについて。
 70年代から活動するアメリカを代表する人気ロックバンド。
 洋楽に興味のない人でも「メイクのバンド」でわかるんじゃないかな?と。
 70年代後半には、KISSはリリースすればすべてミリオンセラー、という黄金期を迎えていた。
 日本でも、NHKでライブ映像が放送されていて、「これはオレも記憶にあります」。
 ところがそんなKISSもバンド内にはいろいろな問題があり、メンバーは個々にフラストレーションを抱えていた。あげく、ケンカの絶えない状況が続いていた。
 そんな中で、せめて音楽的な面だけでも問題を解消すべく、それぞれにソロアルバムを出そうということになった。
 草野くん自身はリアルタイムではポール・スタンレーのアルバムしか聴いていなかったが、「改めてほかのメンバーのアルバムを聴いてみて、それぞれの持ち味を楽しめました」。

 そして次もPaul Stanleyで、「Wouldn't You Like To Know Me?」(1978年、ソロデビューアルバム『Paul Stanley』)。
 歌っているのが彼自身なのでキッス味は強いけれど、「曲調はKISSよりパワーポップな感じかな。ポールさんのポップ指向というのが非常にわかりやすい」。
 草野「アルバム全体で、メロディアスで繊細な印象が強いです」
 (いい意味で耳に心地よく、優しく寄り添う音が印象的。懐かしい・・・)

 次は、KISSのギタリスト、Ace Frehleyの「Rip It Out」(1978年、ソロデビューアルバム『Ace Frehley』)。
 彼は、4人の中でもロックンロール志向の強い人なんだなということが、ソロ(作品)を聴くとよくわかる、と。
 草野「KISSのメンバーになってなかったら、ラモーンズみたいなバンドをやってた可能性のあるかな。アリス・クーパーさんにも近いかな。歌い方がぶっきらぼうなところとかね」
 若いころにはニューヨーク、ブロンクスでストリートギャングだった、という記録もあるみたいで、「そのあたりの悪い雰囲気も出ているかも」と。
 (ストレートな音や曲調が気持ちよかったりする)

 次もはAce Frehleyで、「New York Groove」(1978年、ソロデビューアルバム『Ace Frehley』)。
 これはカバー曲で、コンポーザーはラス・バラード(wikiでみたら、カバーされている楽曲の多さに驚く)。
 この曲は、KISSのソロアルバムの中で最もヒットした。「いかにも70年代のアメリカンロックという感じのポップな曲」と。
 (たしかに、懐かしい音。ノスタルジーを感じてしまう?)
 
 草野くんは子どものころ、KISSのメイクの中ではAce Frehleyのメイクがいちばんカッコよく見えていたそうだ。(一見派手で、目の周りギザギザって、男の子、好きそう)

 草野「ポールさんのメイクはほとんど白塗りだし、ちょっとバカ殿っぽいところもあるんだよね。なので、ジャケ買いするならエースさんのアルバム買ってたかもしれない」
 歴代のメンバーの中では、のちにリードギタリストになった、「ヴィニー・ヴィンセントさんのエジプトの戦士をイメージしたメイクが好き」だそうだ。
 
 左上がポール・スタンレー、以下時計回りに、ジーン・シモンズ、ピーター・クロス、エース・フレーリー。


 メッセージコーナー。
 「草野さんは本屋で立ち読みする? どんな雑誌を立ち読みしますか?」
 若いころはマンガ雑誌などをコンビニでよく立ち読みしていたという草野くん、でも今は・・・。
 CDという著作物を買ってもらう立場になった現在。それは出版物でも同じことなので、今は雑誌、単行本、文庫本を含めて、気になったものはなるべく立ち読みしないで購入するように心がけている、と。
 デジタルも利用するけれど「本屋は好きなので、たまに立ち寄って、気になったものは買うようにしている。同じような業界・・・、業界という言い方はあまり好きではないけど、著作物に携わる人間として、そうするようにしている」。
 彼の矜持か。

 ふなっしーの話題。
 最近ふなっしーは刀のコレクターになっているそうだ。へ~。
 クイズ番組に出場して300万円手に入れたときも、刀を購入すると言っていたとか。
 「草野さん、自由に300万円使えるとしたら?」
 コロナ渦でなければ、友人たちと温泉に行って「パ~っと使いたい」。
 物への執着があまりない彼は、「思い出に残ることに使いたい」。みんなで旅行とか、食事をするとか・・・。
  

 次の曲は、ドラムのPeter Crissの「You Matter To Me」(1978年、ソロデビューアルバム『Peter Criss』)。
 これは、KISSとはかけ離れた、シティーポップなナンバーで、「藤井風くんが歌っても違和感ないような」。
 クイーンのロジャー・テイラー、ブラック・サバスのビル・ワードにしても、「ドラマーがボーカルをとると、意外な音楽性だったりすることが多いような気がする」。
 フィル・コリンズももともとはジェネシスのドラマー。(そういえば・・・)
 本人は当時メンバーの中でも最も音楽的なフラストレーションを抱えていたそうで、ソロアルバムリリースからあまり時を経ずにバンド脱退、ということになる。
 (たしかにオシャレで爽やかで心地よいサウンド)

 最後は、ベースのGene Simmonsの「See You In Your Dreams」(1978年、ソロデビューアルバム『Gene Simmons』)。
 4枚のソロアルバムを「ツルッと通して聴くと、ジーン・シモンズさんのアルバムがいちばん、KISS本流な気がします」
 KISSではあまり聴かれないシンフォニックな曲も収録されているけれど、カラフルでワイルドな曲が多く、「戦略家」としての顔ものぞかせる。「(もともとKISSの)ステージでも、火を吹いたり、血を吐いたり、舌をべろべろさせたり、派手だしね」。
 ビジネスでも成功していて、過去には教師をしていたという経歴から、「すごく頭のいい方なのかな。KISSのドキュメントを見ていても、実質的にKISSを仕切っていたのはこの人なのかなと思いました」。
 ちなみにこの曲では、チープトリックのリック・ニールセンがギターを弾いているそうだ。
 (ホントだ、KISSの曲として聴いても、とくに違和感ないかも。オリジナルメンバーとしてポール・スタンレーとともに最後までKISSとともにいて、ある程度意に沿った活動だったのかな)


 特集の最後に。
 メンバー全員が同時期にソロアルバム・・・というのは、「ほかにもあるんですかね。きいたことないんですけど」と。
 スピッツでいえば、メンバーからソロアルバム希望!と言われたことはないし、草野くん自身も出したいと思ったことはないそうです。
 「メンバーがソロアルバムを出すバンドが不幸だとは思わないけど、スピッツとしては(こういう状態は)幸せなことなのかな」と言ったあとで、「そんなことを言ってたら、田村あたりが『ソロ出したい』とか言い出したりしてね、はい」。
 (個人的には、どの曲もポップで耳に気持ちよく、楽しい1時間でした。ポール・スタンレーのアルバムしか聴いたことないけれど、ちょっと興味あるのでほかの3枚も聴いてみようかな)


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (「TRABANNT」??)
 曲は、KATSUMIの「危険な女神」(1990年、デビューアルバム『SHINING』/カメリアダイアモンドCM曲)。
 KATSUMIとスピッツはデビューが同じころ。
 当時、名古屋のライブのあとにイベンターさんから連れていかれたスナック(ガールズバー的な?)でのこと。そのお店の女性がKATSUMIさんのこの曲を「メチャメチャじょうずに歌っていた」。
 そのとき、「オレもスナックのお姉さんに歌ってもらえる曲を作りたい」と思ったそうです。
 まだ無名だったころの思い出です。
 草野「でもスナックのおねえさんに歌ってもらえる曲、ということでは、オレはまだこの曲を越える曲を作っていないと思います。裏拍ビシビシの大サビがかっこいいファンキーなロックナンバーです!」
 (うーん、たしかに、夜の世界で艶っぽくファンキーに歌唱する楽曲ということでは・・・、まだまだ??というか、それをスピッツに求めるかどうか、だけど)
 CMはこちら。
 Linda Evangelista in Japanese TVC 02


 そして来週は、「ドイツ語のロックナンバーで漫遊記」。
 ドイツのロックバンドといえば、スコーピオンズ、クラフトワーク、カン、ハロウィンなどたくさんあるが、それぞれ英語で歌っている。
 来週はあえて、「ドイツ語」のナンバーにこだわってセレクトしてくれるそうです。

 そして、「草野さん、新米がうまいよ!」



                              



 かつての野球少年の相方は、大谷翔平選手の目覚ましい活躍を、嬉々として追っている。
 皮肉屋さんの彼が少年のように「すごいよね」と話すのを見ているのは、悪くない。
 イチローさんのコメントは、彼らしく冷静で、そしてとても温かい。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ac711340e0bcb384a87a8332d639b76b0898d192


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