■一年ぶりのメッセージ
がらにもなく ピンクの携帯をもって
ずりおちたメガネを指先で上げて
あなたはいつも 颯爽としていた
待ち合わせのときは いつも遅れてきて
でも その笑顔で 許してしまったけど
たまには 文庫本を読みながら
柱にもたれているときもあった
大声で話して たくさん呑んで
人の悪口を明るく話して
バカな男どもをあざけり
それでも結局 優しい人だった
ぶざまにがんばる人には手厳しかったけど
でも 最後まで突き放すことはしなかった
ピンクの携帯に 苦しい言葉を残して
あなたはどこかに行ってしまったけど
今は 何をしてるの?
誰と話しているの?
秋までは 会いたいなと思っていたけど
今は時々 忘れている
思い出して泣くこともなくなった
でも やっぱり とてもヘンだ
あなたがいないことは とてもヘン
つなげたい言葉が まだたくさんあって
だから 時には胸が震える
あなたに見られているのなら
もう少し マシに歩いていたい
ねえ どうなの?
こっちが見えているの?
私にはもう あなたは見えないんだけど
今は それがとても悔しい
がらにもなく ピンクの携帯をもって
ずりおちたメガネを指先で上げて
あなたはいつも 颯爽としていた
待ち合わせのときは いつも遅れてきて
でも その笑顔で 許してしまったけど
たまには 文庫本を読みながら
柱にもたれているときもあった
大声で話して たくさん呑んで
人の悪口を明るく話して
バカな男どもをあざけり
それでも結局 優しい人だった
ぶざまにがんばる人には手厳しかったけど
でも 最後まで突き放すことはしなかった
ピンクの携帯に 苦しい言葉を残して
あなたはどこかに行ってしまったけど
今は 何をしてるの?
誰と話しているの?
秋までは 会いたいなと思っていたけど
今は時々 忘れている
思い出して泣くこともなくなった
でも やっぱり とてもヘンだ
あなたがいないことは とてもヘン
つなげたい言葉が まだたくさんあって
だから 時には胸が震える
あなたに見られているのなら
もう少し マシに歩いていたい
ねえ どうなの?
こっちが見えているの?
私にはもう あなたは見えないんだけど
今は それがとても悔しい