2021.10.24
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO
番組冒頭に、「来週は11月・・・。お忙しい方も、ヒマこいてる方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」と。
なんとなく定番になったご挨拶。
今回は先週に引き続いて、【カラオケで歌ってみたいロックナンバーで漫遊記 Part 2】。
緊急事態宣言も解除されて、「そろそろカラオケに行ってみたいな」という方もいらっしゃるかな?という問いかけのあとで、そういうときに歌ってみていロックナンバーが今再びのテーマ。
オンエア曲
01 YM71D(スピッツ)
02 狙いうち(山本リンダ)
03 Black Dog(Led Zeppelin)
04 おにぎりユニバース(私の思い出)
05 感情のピクセル(岡崎体育)
06 If It Makes You Happy(Sheryl Crow)
07 キモちE(RCサクセション)
08 二人の世界(あおい輝彦)
漫遊前の一曲は、スピッツの「YM71D」(2019年、16thアルバム『見っけ』)。
草野くんが仲間とカラオケに行くときは「オレに気を遣ってスピッツを歌う人いないからわかんないけど(いやいや、気を遣うというより、本人の前で歌うのはヤでしょ)、『チェリー』とか『楓』になるのかな?」。
でも、スピッツのこの歌を歌ってくれたらうれしい!という基準で選んだら、これだったそうです。
(これ、ステキに歌えたら、周りの評価あがりそうですよね)
最初の曲は、「実はいかしたロックナンバーが多い」、山本リンダさんの「狙いうち」(1973年、23thシングル)。
カラオケが青春だったリスナーさん。仲間内では「似てなくてもできるだけそれっぽく歌うこと、必ずステージに立って歌うこと」というお約束があったそうだ。
お得意は懐メロ歌謡曲だったけれど、ひさびさに昔の仲間とカラオケに行くなら、「リンダを思いっきり歌ってみたい!」と。
それを受けて、「敬称略で言っちゃうけど、リンダはロックだよ! すごいロックの熱量を感じますね。いい曲、多いんだよね」。
ZO-3片手に、「もうどうにも止まらない♪」「ぼやぼやしてたら私は誰かの いいこになっちゃうよ♪」「こまっちゃうな~♪」と立て続けにハスキーな高音で(なかなかステキ)。
草野くんは幼いころ、この「狙いうち」のなかの「見ててごらんこの私 今にのるわ玉のこし♪」の「玉のこし」を曲芸の玉乗りだと思っていた。サーカスの玉乗りが「いつか玉乗りの達人になるわ」と思いつつ練習している歌だと(笑)。
次は、Led Zeppelinの「Black Dog」(1971年、5thシングル/1971年、4thアルバム『Led Zeppelin IV』)。
若い方からのリクエスト。お父上とカラオケに行ったときに歌ってくれたのがこれ。「長年聴きこんでいただけあって」、なかなか上手だったそうです。
娘に乞われて歌ってくれるなんて、「ステキですよね。ロックな父さんという感じで」。
草野くんは先週も言っていたが、「(カラオケで)洋楽はなかなか歌えないんですよね」。
字幕の歌詞を追いきれないから、「聴こえたとおりをカタカナで文字起こしして歌えばいいかも。今度チャレンジしてみよう」。
(「Black Dog」を娘の前で高評価で歌える父さん、マジでかっこいいです)
次は、”私の思い出”の「おにぎりユニバース」(2016年、3rdアルバム『おやすみユートピア』)。
「みんなで盛り上がりたいときNo.1の曲」だそうです。
草野くん自身は、このバンドも曲も知らなかったそうで、「でもすごい盛り上がりそうな曲ですよね」と。
「ロックというよりラテンビートな感じだけど、おにぎり好きのひとりとしてスルーできませんでした。みんなでワイパーしながら歌いたいですよね」と。
「荒野のネッカチーフ」 私の思い出
(なんだかちょっと感動してしまった・・・)
メッセージコーナー。
高校2年のころ、中間・期末テストが終わると友人と西新パレスのカラオケに行くのがルーティンだった、福岡のリスナーさん。テスト期間中にたまりにたまったフラストレーションを思いっきり発散したそうで、突然風紀指導の先生が侵入してきたのもいい思い出・・・と。
(時代にもよるし、学校にもよるんだろうけど、校則って厳しいところと緩いところと、いろいろなんだろうな。今も問題になるけど)
「ちなみに城南生ではなく西南生でした」は「メチャメチャ福岡ローカルな話題」。
草野くんが高校のころは西南学院高校は男子だったそうで、「西南生の女性」というので「世代が違うんだなというのを感じてしまいます」。
また西新パレスは草野くん世代にとっても馴染みのある施設らしいけど、「来年なくなっちゃうらしい」。
懐かしい思い出にひたらせてもらえて、「ありがとうございます」と。
「おはよう」と挨拶できるのは、何時から?
生活サイクルによって違うのでは?と。「人によっては、夜中の2時ころから『おはよう』って言うかも」
音楽業界はいつ会っても「おはようございます」と挨拶するけれど、「それには抵抗して、『こんにちは~』とか『よろしくお願いしま~す』とか言うようにしている。そういうところで天邪鬼発動しなくてもいいと思うんですけどね」と。(らしいな)
業界用語で、「六本木」を「ギロッポン」、「ラーメン」を「メンラー」と言う人、「昔いましたけどね。そういうの、抵抗したくなっちゃいますね」(ホントにいるんだ~)
(最近、電話での第一声が必ず「お疲れさまで~す」と言う仕事集団があって、心の中でつい「疲れてね~よ」と返してしまう私です)
次は、岡崎体育さんの「感情のピクセル」(2017年、2ndアルバム『XXL』)。
リクエストされた方は、本人の映像を見ながら、彼のようにカッコよく歌うことを目指しているそうだ。
彼の曲は、「普通にクオリティーが高いから、始末におえないというか、憎いなあと思います」。
ビデオクリップ見たら笑うけど、「面白ソングには入れたくない」と。
草野「この曲は難しいから、(リクエストされた方は)チャレンジャーだな、と思います」
岡崎体育「家族構成」Music Video
(これ見ていつも笑っちゃうけど、ほっこりも味わえる)
次の曲は、Sheryl Crowの「If It Makes You Happy」(1996年、2ndアルバム『Sheryl Crow』)。
一人カラオケにはまっているリスナーさん、「誰にも忖度せずに自分の好きな曲を思いっきり歌える!」。
「一人カラオケ、憧れるけど、行ったことはない」という草野くん。(私も同じ・・・)
草野くんの場合は「いつも最低でも4人はいるかな。でもオレはボーカリストなんで、一人で歌っても、それは単純に歌の練習じゃん・・・ということになる」と。(なるほど、たしかに)
「リハスタと違って、(カラオケルームは)飲み物や食べ物をすぐに頼めるところはいいな」だそうです。
この曲は「サウンドがいいので、カーステレオから流れてくるといいです」。
(いつもながら、ステキだな。一人カラオケにぴったりの曲? 誰かが聴いてると思ったら、歌えない)
(私は、映画『ブリジット・ジョーンズの日記』で流れる「Kiss That Girl」が好きです)
Sheryl Crow Kiss That Girl
最後は、RCサクセションの「キモちE」(1980年、10thシングル「ボスしけてるぜ」のカップリング曲)。
「こんな世の中だけど、この歌を歌えばきっと気持ちよくなれるはず! 清志郎さんの魂を受け継いで、世の中の嫌なことを吹き飛ばした」というリスナーさん。
「個人的には、不平不満もため込まずにある程度表明したほうがいいと思う」けれど、「社会の中で生きていれば、そうはいかないんすよという場面も多いよね」と。
そんなとき、歌って発散するにはもってこいの歌、「漫遊最後を飾るにもふさわしい」と。
そして特集の最後に。
本当にたくさんのリクエストが届いたそうです。
草野「カラオケに限らず、お風呂で歌ったり、歩きながら鼻歌うたったり・・・。歌うことって心の健康にすごくいいらしいので、部屋に花を飾るような感覚で、ぜひ生活に歌を活用していただけたらと思います」
(誰かの鼻歌が聴こえてくるのも好きだ。相方の仕事部屋から小さく聴こえてくると、ああ、余裕があるのかな、終わったのかな・・・と思う。実は歌うことで焦る気持ちを落ち着かせているのかもしれないけど)
そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
(「YM71D」の草野パートのイントロ)
曲は、あおい輝彦「二人の世界」(1970年、ソロ2ndシングル/ドラマ『二人の世界』の主題歌、作詞は山田太一さん)。
前回に続いて、このコーナーは草野くんが「カラオケで歌いたい曲」ということで。
あおい輝彦さん、TVドラマ『水戸黄門』の助さん役や、『あしたのジョー』の矢吹ジョーの声で有名だけれど「実は歌手としてもヒット曲が多い方」。
草野くんはこの曲を「懐メロしばりのカラオケのときにセレクトしたい」。
草野「テツヤと二人でアコースティックユニットでイベントに出たときにカバーしたことがある」
(よかったら、ココを読んでください。「二人の世界」、なかなかステキでした)
草野くんは子どものころに聴いて、サビのメロディーが予想と異なる動きをしていて、それがとてもクセになったそうだ。
ZO-3でサビを歌ってくれて、「メジャーセブンス、これだね」と当時気になった音を示してくれた。「これがステキだね、グッドメロディーです」。
作曲は、「数々の映画音楽を手掛けた、日本を代表する作曲家、木下忠治さん」。(木下恵介さんのお兄さんなんですね)
そして来週は、【エンジェルなロックバンドで漫遊記】。
今年は、メジャーリーグの大谷翔平選手の活躍を見守る一年でもあった。そして、彼が所属するのは、「ロサンジェルス・エンジェルス」。
ということで、「強引ですが・・・、エンジェルにまつわる名前のロックバンドで漫遊記」になったそうです。
(ANGELは知ってるけど・・・)
そして、「草野さん、ポムポムプリンがゴールデンレトリバーって知ってました?」
(え、そうなの??)
世界選手権の内村航平選手。
雄姿が見られて、心が震えた。
いつも飾らない言葉を心の動きのままに話しているような、彼のコメントが好きだ。
https://mainichi.jp/articles/20211024/k00/00m/050/311000c
https://mainichi.jp/articles/20211024/k00/00m/050/320000c
狂いのない着地を見て、橋本選手がガッツポーズをしていた。