隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「昔のロックナンバーばっかり流す番組でもいいかな」~本音で漫遊記

2022年07月19日 15時52分52秒 | スピッツ

2022.07.17
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 7月第4週(もう・・・)。
 イントロは「コレクションのお話」。
 今はほとんどコレクションはしない、という草野くん。
 でも、子どものころはいろいろ集めていたそうで、「貝殻、ビー玉、割り箸の袋」などなど。
 割り箸の袋のコレクターっているの?とネットで見たら、「箸袋 趣味の会」という集まりがあることが判明。
 毎年集会が行われ、会のテーマソングまである!
 これだ!!
箸袋趣味の会 会歌
 
 草野「すごく楽しそうで、オレも箸袋コレクション続ければよかったなあ」
 たしかに、平均年齢はちょっと高めかも。「集めたものを誰かと共有する楽しみ」なんでしょうね。

 そして、今回のテーマは、【モット ザ フープルで漫遊記】。
 もともと、70年代のロックを流したくて始めた番組だったけど、「最近はその手の曲を流してないな」ということで、70年代イギリスの重要バンド!で漫遊。
 草野「オレも一時期はまって、聴いてました」
 この番組でも、ココとかコチラとかでかけている。


 オンエア曲
 01 さらさら(スピッツ)
 02 Roll Away the Stone(Mott the Hoople)
 03 Rock and Roll Queen(Mott the Hoople)
 04 All the Young Dudes(Mott the Hoople)
 05 Honaloochie Boogie(Mott the Hoople)
 06 All the Way from Memphis(Mott the Hoople)
 07 Shouting and Pointing(Mott the Hoople)
 08 LION SEVENTEEN(album version)(CUNE)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「さらさら」(2013年、38thシングル、「僕はきっと旅に出る」と両A面/2013年、14thアルバム『小さな生き物』)。
 暑い日が続くと、清流の流れが恋しくなる。川遊び、サワガニをとったり・・・。そんなときに、この曲を。
 (ベースの音が耳に心地よい。震災から2年後に、この「さらさら」と「僕はきっと旅に出る」、そして5年たって、ようやく「みなと」。スピッツは時間をかけて前に進むことを教えてくれるバンドだと思った。「さらさら」、大好き! 間奏のギターとベースの絡みも秀逸)

 最初の曲は、「Mott the Hoople全盛期のヒット曲」、「Roll Away the Stone」(1973年、11thシングル/1974年、アルバム『The Hoople ロックンロール黄金時代』より)。
 (メロディーが胸に響く。ポップ! ボーカルの声も魅力的で、懐かしい楽曲)
 Mott the Hoopleの中でも有名な曲。「メロディーが切ないが、『女の子とパーティーに行く約束したぜ!』という軽めの内容」だそうだ。


 そして、Mott the Hoopleのバンドプロフィール。

 1968年、イングランドの北西部の街で結成された、サイレンスというバンドが前身。
 1969年にボーカルがイアン・ハンターにかわり、その後、バンド名をウィラード・メイナスの小説から、Mott the Hoopleと改めた。そして、アルバム『Mott the Hoople』でメジャーデビュー。


 次は、デビューシングルの「Rock and Roll Queen」(1969年、デビューシングル)。

 (うれしくなるシンプルなサウンドで一気に過去に戻される)


 メッセージコーナー。
 「老女」さんから。
 まだファン歴は短いけれど、これからも元気で「聴いていきたい」とうれしい言葉。
 「前略」で始まり「かしこ」で終わる、「めちゃきれいな大人の文字」で届けられたメッセージに、「背筋がのびますね」。
 「オレの字って、80年代丸文字みたいな文字なんですよ」という草野くん(ファンはみんな知ってます)、お礼状などを書くときやご祝儀袋に名前を書くとき、「もっときれいに書きたいなあ」と思うんだそうです。


 次の曲は、「All the Young Dudes すべての若き野郎ども」(Mott the Hoople)(1972年、5thアルバム『All the Young Dudes』/今日の音源は、2006年のリマスター盤より)。
 初期の曲は、「今の耳で聴いてもストレートでカッコいい」が、当時はなかなかうまくいかなかった。
 そこで楽曲の提供を申し出たのが、「Mott the Hoopleのファンであることを公言していたデヴィッド・ボウイさん」。この曲が彼らの初めてのヒット曲に。
 ボーカルのイアン・ハンターは「ボブ・ディランさんの影響が強く、決して上手な歌い手さんではないが、独特の味わいハンパないタイプ。すごく耳の残るボーカリスト」。
 (そうか~、上手じゃないのか~。でもずっと好きだったなあ。聴くたびに、なんでキュンキュンしてしまうんだろう、いい年して)


 さて、「草野少年は、なぜMott the Hoopleにはまったのか?」
 80年代の音楽雑誌『ミュージックライフ』の連載に「ちょっぴりタイムマシン」的なコーナーがあり、「ちょっと昔のアルバムだけど、ロックファンなら必聴!」というふうにミュージシャンが紹介されていて、「ユーライア・ヒープやカーリー・サイモンもそこで知った」。
 Mott the Hoopleもその中のひとつで、「アルバムはたしか、『The Hoople ロックンロール黄金時代』」。
 でも当時は、10年くらい前のLPはなかなか手に入らず、福岡時代に聴くことはできなかった。上京してすぐに府中の中古レコード店「ポポロ」(コココチラでも登場)で手に入れた。
 ほどなくしてCDが出たけれど、『All the Young Dudes』、『Mott』(1973年)、『The Hoople ロックンロール黄金時代』の3枚のLPはしばらくの間ヘビロテ状態だった。
 『ミュージックライフ』では「『The Hoople ロックンロール黄金時代』が最高傑作」と書かれていたし、草野くん自身もそのアルバムをいちばん多く聴いたけれど、「個人的な感想では、曲のクオリティーだけから言えば、アルバム『Mott』のほうが上かな」と。


 次は、「そのアルバムから」、「Honaloochie Boogie」(1973年、6thアルバム『Mott 革命』/今日の音源は2006年のリマスター盤より)。
(ただただ、切ない・・・)

 「後半も、ベタですが『もっともっと』お付き合いください」

 メッセージコーナー。
 カレー屋さんのリスナーさんから。
 先日の放送で、白いパンツをはくときに限って・・・と言っていたけれど、「カレーのシミがついたら、洗濯じゃなく日光にあててください」とのこと。
 「カレーのスパイスの黄色い色素が紫外線と反応して退色する」んだそうですよ。カレーに染まって黄色くなったケースも日光できれいになる・・・ということ。
 「オレ、知らなかったなあ。いい情報をありがとう! 試してみようと思いますっ!」
 (私もまったく知らなかったなあ)
 この方のハガキにはハシビロコウの「とても上手な」イラストが描いてあったそうです。

 エアコンの取り付け工事をしてくれた業者さんとうまく雑談ができなくて気まずい思いをしたリスナーさん、「マサムネさんは雑談が得意?」
 自分は「得意でも不得意でもないけど、これって相手によるんだよね」。波長が・・・。
 「初対面で無言でいても、気まずくならないタイプの人」もいるし、「なんか言わなきゃなあと焦ってしまう相手」もいる。
 「あ、相性が悪いのかもしれないな」と思えば、気まずくなることもなく気が楽になるかも」と。
 (相性か・・・。本当にそうだな。すべてこれで片づけてはいけないんだろうけど、「相性」ってあるよなあ)


 Mott the Hoopleは、メンバーチェンジが激しめのバンド。
 ボーカルのイアン・ハンター、ギターのミック・ラルフス、後期に参加したキーボードのモーガン・フィッシャー以外は、草野くんもあまりわかっていない。
 ちなみに、ミック・ラルフスはのちにバッドカンパニーで大ブレイク、モーガン・フィッシャーはのちに日本に移住して、日本の音楽界でも著名だそうだ。


 次の曲も、「彼らの代表曲」、「All the Way from Memphis」(1973年、6thアルバム『Mott 革命』/今日の音源は、2006年のリマスター盤より)。
 (色褪せない曲!)
 73~74年のころ、Mott the Hoopleはイギリスでかなり人気があり、新人のクイーンを前座にツアーを回ったり、70年代後半のパンクムーブメントでもいろいろなパンクのミュージシャンからリスペクトされる存在になった。
 草野「カッコつけない正直なロックンロールなので、初期衝動を重要視するパンクミュージシャンとも通じるものがあったんでしょうね」

 
 最後は、Mottで、「Shouting and Pointing」(1976年、2ndにしてラストアルバム『Shouting and Pointing 華麗なる襲撃者』)。

 1974年末、ボーカルのイアン・ハンターの脱退で、一旦、解散状態となる。
 そして、残ったメンバーが新たにボーカルを迎えて、Mottとして再スタート。しかし、残念ながら、それほど大きな成功をおさめることなく、2年ほどで活動は終わる。
 草野「でも、今聴くと、Mott the Hoople時代に負けず劣らず、カッコいいんですよね」

 翌年、メンバーチェンジ後、BRITISH LIONSとバンド名を変えて活動。「このバンドもいいんですけど、翌年には解散」。
 2009年以降は、Mott the Hoopleとして何度か再結成し、「ライブをやるとしっかりお客さんも集まる人気バンド」。
 ただし最近は、83歳になるイアン・ハンターさんの病気などでライブが中止になったりしているそうで、「どうかご無事で回復されることをお祈りいたします」。

Mott The Hoople / The Ballad of Mott The Hoople (Trailer) - すべての若き野郎ども - モット・ザ・フープル (トレーラー)


 特集の最後に。
 草野「やっぱり70年代のロックサウンドは、聴いててメチャメチャ落ち着きますね。こういうのを選んで聴いてきた人生だったので。ぶっちゃけ、現在進行形の音楽は誰かに任せておいて、『ロック大陸漫遊記』は昔のロックナンバーばっかり流す懐古趣味の番組でもいいかな、と今日は思ったりしました」
 (ははは、本音だ・・・。でも今回は、Mott the Hoopleを思い出せて幸せな夜でした。)


 今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、CUNEの「LION SEVENTEEN(album version)」(2003年、5thシングル/2004年、2ndアルバム『ナナイロスマイル』より)。
 (イントロは、これはわかりますね~、「猫になりたい」。)
 CUNEが出てきたときは、「曲はどれもキャッチーだし、大ブレイクするのでは?と思ったけど、不思議とオレが思ったほどはいかなかったバンド」。
 事情や運もあるから外の人間があれこれ言うのはよくないかも、という前置きで、「でも今聴いても、やっぱり、もっと売れてもよかったのでは、と思ってしまった」。
 バンド名のCUNEは「胸キュンな楽曲を届けたい」ということからつけられたそうですが、「今日の曲は、胸キュンというよりワクワクする曲です」。
 CUNEは今でも活動しているそうです。
 ちなみにこの曲の共同プロデューサーは亀田誠治さん。


 そして来週は、【フルーツなバンド名で漫遊記】。
 夏が来て、スイカ、メロン、桃などフルーツがおいしい季節。火照った体をクールダウンさせる効果もある、ということで・・・。
 フルーツが名前に入ったバンドの曲をセレクトしてくれるそうです。

 「草野さん、持ち歩き扇風機のいいやつ、見つけました」
 (私もマックのグッズで、ポテト仕様の扇風機、持ってます。風、弱くて効き目なし。テレビのわきに置きっぱなしになってる・・・)
 
 そして、「好きなベーシスト」で、リクエストを募集!
 楽曲やサウンドだけではなく、ルックスが好き!とか、声がいい!というのが理由でもOKだそうです。
 (「できればスピッツ以外で・・・」らしいですね)



                              


 ここは、一日、なんとなくはっきりしない空。
 線状降水帯の発生で大変なところもあるようだ。

 子どもから親へ・・・の経路で家族三人コロナに、という家に、何度か届け物を。
 保健所からの連絡も病院への連絡も混み合っていて大変そうだ。
 以前の経験から、少しは改善されているんだろうけど、感染者の急増で間に合わないのか。


                              


 遅れてしまったけれど、スピッツ結成35周年だ!
 1987年7月17日の文化服装学院の夏祭りで、スピッツとして初ライブ!
 大事な記念日です。
 昨日外出したとき、電車の中で聴いたのは、ライブ盤での「青い車」。
 窓の外を飛んでいく風景を見ながら、「輪廻の果てへ飛び降りよう♪」の甘い声と背後に見え隠れする意味深な匂いに、やっぱりスピッツはいいなあ、と当たり前のことをつぶやいていた私です。
 (スピッツに限らず、ライブ盤は演奏もボーカルも色っぽくて強いから、また違った良さが見えてくる。だから好きだ。)


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