2025.02.20(木)
わが家のベランダ生活がもう数年ほどになるアジサイたちの花芽が膨らみ始めた。
早朝の空気は冷たくて洗濯物を干す手もかじかみがちだけど、昼先にはほっとする暖かい空気も。
周囲で風邪が流行っている。ふだんあまり風邪に縁のなさそうな人たちが珍しくダウンしていたり。
風邪をひいて肺炎になった母は、しばらく点滴に頼っていたが、一昨日から普通の食事に戻った。
母の反応は日増しに薄くなっていく。会った瞬間に、私のことも「わからないのかな?」という目をすることも増えた。
それはそれでいい。母が不安になったりし退屈で耐えられなくなったりしていないのなら、今のままのふわ~っとした時間が続いてくれればいい。娘のことなんて忘れても、そんなことは大したことではない。
母の状態を細かく確認して、それを丁寧に伝えてくれる主治医やスタッフの方のサポートがすべてだ。
こんな時間に、いろいろなことを思い出したり、笑ったり、少し戸惑ったり。
母のことをこんなに静かに穏やかに思える時間が私に来るなんて想像すらしていなかった時代を、脳内で生き直している。
父と弟のいた日々の、あのなかなか大変だった頃・・・。
2年越しの仕事を一つ終えて、つくづく思う。
人に会わずに進めて終えられる仕事が増えたということ。
今回もスタートのときと、問題発生のとき・・・、それくらいだったかなあ。
古い人間だから、やっぱり10年前、20年前までに出会えた人たちへの思いが残るなあ、とか思ったり。
それでも余裕をもって仕事ができる今から、あの慌ただしさと喧騒に頃に戻るのは、ちょっとね・・・なんだけど。
アルバム『花鳥風月』から聴こえてくる「マーメイド」の若くてかたいボーカルの声。
サビのちょっと苦しそうな声さえ、心地よい。
ギターソロの若々しさと、ベースのズンズンいう音、力強いドラム。
今に続くスピッツの音たちが、こんな年齢になった私の心をちゃんと弾ませてくれる。
音楽って不思議?
火曜日のNHK10時台、『東京サラダボール』から『バニラな毎日』の流れが贅沢すぎる。
『東京サラダボール』の外国人居住者と鴻田、アリキーノ+織田のお話だけでも十分におもしろかったけれど、ストーリーは架橋に入ってきたみたい。目が離せませぬ。
『バニラな毎日』のセリフだけに頼らない、心のうごきや表情の微妙な変化。それぞれのエピソードも十分にリアルで深かったけれど、白井さんと佐渡谷さんのやりとりはもう珠玉の時間。
私も人生をやり直したくなるよ!
最新の画像[もっと見る]
-
アジサイたち、ちょっと元気がないかな~相模原北公園で 1ヶ月前
-
アジサイたち、ちょっと元気がないかな~相模原北公園で 1ヶ月前
-
アジサイたち、ちょっと元気がないかな~相模原北公園で 1ヶ月前
-
アジサイたち、ちょっと元気がないかな~相模原北公園で 1ヶ月前
-
アジサイたち、ちょっと元気がないかな~相模原北公園で 1ヶ月前
-
余白にロックなポエムが!~『ミュージック・ライフ』1971年8月号で漫遊記 1ヶ月前
-
余白にロックなポエムが!~『ミュージック・ライフ』1971年8月号で漫遊記 1ヶ月前
-
暑い街から落ち着いた店内へ。 1ヶ月前
-
暑い街から落ち着いた店内へ。 1ヶ月前
-
暑い街から落ち着いた店内へ。 1ヶ月前