隠れ家-かけらの世界-

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思いがけずおもしろいNHK大河ドラマ『風林火山』~内野聖陽もオススメ

2007年04月04日 19時29分51秒 | テレビにプチコメント
★カミングアウト、大河ドラマフリーク(笑)
 正統派といわれた『義経』とかはちょっと敬遠だったのですが(視聴率はよかったらしいけど)、でも描かれる時代とか人物に興味があると、一年間マジメな「大河ドラマ視聴者」になる私です。
 かなり前だけど、『太平記』もおもしろかった。なんで足利の豪族だった尊氏が京都に室町幕府を開いたのか、ってずっと疑問だったんですよね。こういうこと、学校の日本史じゃ教えてくれないでしょ? かといって自分で調べるほどの熱心さはもちあわしていないし。そういうことで、この一年間はすごくおもしろかった。
 それから琉球を舞台にした大河ドラマもあったでしょ(東山紀之が主役の)。あれも、琉球からみた日本の歴史、というスタンスがすごく興味深かった(ドラマとしてはあんまりおもしろくなかったけど)。
 東北の藤原三代を取り上げたのも、中央から離れたところの日常がおもしろくて見ていました。
 一昨年の『新撰組!』ははまりましたー。三谷脚本ってことで、現代劇のような雰囲気あり、一話一話に笑いと涙を織り込むエグイくらいのテクニック。なかでも、「山南敬助の死」の回は、ビデオに撮って永久保存版ですから。
 今回は戦国時代初期からの信濃を中心にした内容。『風林火山』自体は決して珍しくないけど、でも信長や秀吉の時代にはない、もっと自由な雰囲気があっておもしろそう。
 なにより、山本勘助という人物。歴史的には、あんまり資料が残ってないらしいのね。実は決して参謀ではなかったとか、という説もあるらしい。いたことはいたらしいけど、信玄のブレーンであったかどうか、いろんな説があるとか。そういう面でもおもしろそう。


★42歳で仕官できた山本勘助
 前々回で、勘助はようやく武田氏に仕官できたけど、それまでの行動がすごかった。そのときそのときの状況で、各地を巡り歩き、あちこちで仕官を申し出るんだけど、受け入れてもらえない。障害をかかえている(隻眼で、足に障害がある)ことも関係しているのかもしれないし、あの当時、いくら兵法に通じているといっても、どこか胡散臭かったのかもしれない。
 結局仕官がかなったときには、もう42歳。「それまでどこにも仕官できなかったのか」なんて、武田の家臣にバカにされたりする。ここから、川中島で戦死するまでの間、どんなふうに働くんだろう。興味津々です。
 大河ドラマといえば、ある人物の幼少の頃からが描かれるのが普通だけど、42歳からいよいよ、というのもなかなかいいです。
 春信(信玄)との関係もおもしろそう。年もずいぶん違うし、そういうなかでどんなふうに信頼関係が築かれていくのか。話によると、諏訪の由宇姫(勝頼の生母)をとりあったという説もある(信玄あての手紙の中で勘助が謝罪している、とか)。どうなんでしょうか。

★内野聖陽って、ミュージカルスターじゃなかったんだ
 『エリザべート』や『レ・ミゼラブル』の舞台で名前を知ったので、ずっと、内野聖陽は「劇団四季」の人?と思っていました。実は文学座所属だったんですね。知らなかった。ミュージカルはイマイチ苦手という私には、ちょっとうれしい情報。
 野性的で策略家で、不遇の道を歩く勘助を、すごく魅力的に演じています。ファンになりました。
 ひげ面で、いつもむさ苦しい格好が良い! 先日、「あかね空」のポスターを見て、清潔そうな雰囲気にちょっとがっくりきましたから(笑)。ひょっとして「山本勘助を演じる内野聖陽」のファンかもしれません。あらら…。
 オダギリジョーは大好きですが、『新撰組!』での斎藤一役以上にかっこいいオダギリジョーにはまだ出会ってない!とか言って、友人にバカにされている私ですから。

 話はそれましたが、とにかくこの一年楽しみです。フフ。

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