隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

秋の日と『NEW MIKKE THE MOVIE』

2021年10月11日 19時40分52秒 | スピッツ

2021.10.11(月)


 
 気温が上がっても、「夏」にはならない。10月ですから。
 ちょっと汗はかいても、涼しい風がそれをどこかに運んでいく。
 そういう一日。
 昼をはさんだ2時間余り、大画面でスピッツメンバーに会ってきた。
 『NEW MIKKE THE MOVIE』
 (以下、ちょっと内容に触れているので、これから見る方はここまでで・・・)


 SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 “NEW MIKKE” THE MOVIE 【60秒トレイラー】

 実際にこのライブを見たんだけれど(ココにレポ)、もうすっかり忘れている。
 そして、緩くて温かいMCを聴きながら、やっぱり笑っちゃう。
 コチラに「まがった僕のしっぽ」について書いたけれど、映像では記憶を遥かに超えてグイグイきた。
 意外に心に迫ったのは、「遥か」の最初の「う~ う~ う~ う~♪」のハーモニーだったり、「青い車」の空を飛んで海の底に落ちちゃうような刹那の疾走感だったり、「うめぼし」のテツヤくんのハーモニーだったり。
 そうだ、「放浪カモメはどこまでも」?でドラムを叩きながら思いっきり歌ってる﨑ちゃんと、いつものように「けもの道」の「あ~まりに青い空の下~♪」で客席の上のほうを見ながら歌っているテツヤくんもよかったなあ。
 でもいちばんキュンと胸が鳴ったのは、ラストの「ヤマブキ」のイントロ。メンバーそれぞれのアクションが若いころを彷彿とさせ、楽曲の気持ちいい背中の押し方と相まって、「これだ、私のスピッツは!」という気分にさせてくれたっけ。

 30年も一緒にいながら「(自分のパフォーマンスが)ヤじゃない?」とメンバーに尋ねた田村くんの「スピッツは、もがいても続けるよ」発言は、何度聴いてもうれしいし、この四人は大丈夫・・・と思わせてくれる空気が、スクリーンからちゃんと迫ってきた。

 入り口でそっと渡されたハガキ大のシートには、彼らからのメッセージがあり、エンドロールのバックにはライブで披露されなかった「初夏の日」が流れた。
 スピッツらしい、ひっそりとした心遣いに思えて、帰り道は自然に背筋が伸びていたワタシです。


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