■はじめての街で
はじめての街のメインストリートに
六月の風が流れて 私を誘う
湿り気のない懐かしい空気は
まだ先の季節の気の利いた予告編
無駄なことでも 何度も繰り返せば
かわいい実りが目の前に広がる
そういうバカげた予感を
私の身体に 小さく蘇らせる
はじめての街は どこか柔らか
聞こえなくなっていたメッセージに色をつける
「キミさえよければ この街角で
時を見送るのも 悪くはないよ」
どこからか下りてきた不思議な声が
遠い昔の誰かを思い出させる
この街で いくつの季節を
心穏やかに 見送れるだろうか
はじめての街のメインストリートに
六月の風が流れて 私を誘う
湿り気のない懐かしい空気は
まだ先の季節の気の利いた予告編
無駄なことでも 何度も繰り返せば
かわいい実りが目の前に広がる
そういうバカげた予感を
私の身体に 小さく蘇らせる
はじめての街は どこか柔らか
聞こえなくなっていたメッセージに色をつける
「キミさえよければ この街角で
時を見送るのも 悪くはないよ」
どこからか下りてきた不思議な声が
遠い昔の誰かを思い出させる
この街で いくつの季節を
心穏やかに 見送れるだろうか