隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

フルートとロック~「ジェスロ・タルで漫遊記」

2019年07月16日 09時49分35秒 | スピッツ

2019.7.14 21:00
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM

 
 https://www.tfm.co.jp/manyuki/



 冒頭から突然に、「リスナーの方から、外国人アーティストにも『さん付け』って珍しくない?と言われることがあるんですけど」と。
 子どもの頃のプロ野球テレビ観戦の経験で、日本人選手には「秋山選手のホームランが・・・」とか「篠塚選手のファインプレイがさ~」というのに、外国人選手には「デストラーデがさ~」となることが多いのに違和感を抱いていたとか。
(今はみんな、「坂本が~」とか「筒香の~」とかじゃない??)
 草野「たまに忘れちゃうことがあるんで、そういうときは『呼び捨てにしてるじゃん』とツッコんでくれてかまいません」
 そうか、意識的にそうしてるのね。
 草野「ちなみに、広島の『デュプリー選手』は、幼い頃よくマネをしていた選手です」
 突然に・・・(笑)。
 バッターボックスでも仕草がおもしろかった選手ですね。(広島ファンだった時期と重なるので、覚えています。短い期間しか在籍しなかったと思うけど)

 さて、今日のテーマは「Jethro Tull(ジェスロ・タル)で漫遊記」。
 1960年代から活動するイギリスのバンド。ジャス・ブルース・プログレとさまざまな音楽を取り入れ、「ボーカル、イアン・アンダーソンさんの強烈なキャラで『ジェスロ・タル!』という世界を築き上げた孤高のバンド。フルートの入ったロックと認識している人もいらっしゃるかも」と。


 オンエア曲
 01 シュラフ(スピッツ)
 02 The Witch's Promise(Jethro Tull)
 
03 My Sunday Feeling(Jethro Tull)
 
04 Aqualung(Jethro Tull)
 
05 Lick Your Fingers Clean(Jethro Tull)
 
06 Mayhem, Maybe(Jethro Tull)
 
07 Mother Goose(Jethro Tull)
 
08 公園通り(五島良子)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「シュラフ」(1992年、3rdアルバム『惑星のかけら』)。
 草野「フルート奏者の古村さんに『ジェスロ・タルのように』と言った記憶があります」
 へ~、そうなんだ。
 古村敏比古さん、浜田省吾さんのライブでよくお見掛けした(サキソフォンで)けれど、ウィキペディアには「ジェスロ・タルが好き」と書いてあります。
 こちら、なんともステキなライブです。
古村敏比古Live~「君と歩いた道」(浜田省吾) 2013.8.31車山「青空の扉」

 「シュラフ」、このフルートが幻想的で少し不気味な世界が広がりますよね。

 最初の曲は、「1970年のヒットシングル」、Jethro Tullの「The Witch's Promise」(1970年、7thシングル)。
 草野「ジェスロ・タルってどんなバンドってきかれたら、この曲を紹介するかな。フルートとアコギが入っていて、UKトラッドの要素もあって、イアンさんのしゃがれたボーカルもいい味を出している」。

 Jethro Tullは1967年、ロンドンで結成された四人組バンド。続いてリリースされた3枚のアルバムがチャートの高い位置を示す大ヒット。世界的なロックバンドの地位を獲得。

 次は、「My Sunday Feeling」(1968年、デビューアルバム『This Was 日曜日の印象』)
 初期の楽曲なので「ブルース色が強い」。「歌うながらフルートを吹いているので、すごい忙しそうな感じも味わっていただけたら」と。
 曲終わりで、「忙しそうって言ったけど、レコーディングは分けて録ってるね。でもライブ映像を見ると忙しそうなんですよ」
My Sunday Feeling - Jethro Tull
 忙しさ感もそうだけど、イアンの得も言われぬ(便利な表現・・・)存在感が心地よい。
 いつのライブだろうか?

 そして次は、「Aqualung」(1971年、4thアルバム『Aqualung』)。
 ジェスロ・タルは、ブルースロックから、プログレ、UKトラッドの色が強くなっていく。
 4枚目のこのアルバムを「ジェスロ・タルの最高傑作、代表作と言う人も多いと思うのですが」、草野くん自身も「ジェスロ・タルの中でいちばん好きなアルバム」と。
(私事ですが、ジェスロ・タルはこのアルバムしか持っていない。もちろんアナログで。あ、ベスト盤のCDもありました)
 『Aqualung』のジャケットがこれ。
 
 
 
コンセプトとか全然わからないのだが、なぜか今でも初めて見たときの「なに?」という思いを覚えている。


 そして、メッセージコーナー。
 「暑くて食欲のないときに、何を食べてる? 作ってる?」
 そういうときは、そうめんとか冷やし中華とかではなく、「すき焼き味」のものとか照り焼きっぽいもののように「甘味のあるおかずが食べたくなる」「そういうものなら食べられるような気がする」と。牛丼もOKだそうだ。
 個人差がありそうなんで、「あくまで個人的には」ということ。
 「疲れているときって咀嚼さえ面倒になりません? そういうときは、卵のサンドウィッチとか、噛まずに済むものにいっちゃいますね~」
 (咀嚼が面倒なほど疲労した経験はなし・・・です)
 料理は好きだけど、さすがに疲れたときは「誰か作って~」という気持ちになり、外食もあり、とか。
 (そういうときは、むしろ外食は面倒で、寝ちゃう派、です)

 運命的な出会いのように、どうしても欲しくなったものはある? ギターとも出会いも?
 草野「楽器は音を出すための道具なので、慎重に選ぶことが多い。見た目で買っても弾かなくなっちゃったらその楽器がかわいそうな気もしますし」
 それでも昔は見た目で買ったこともあるそうで。
 25年前に購入したDanelectroのロングホーンというギター。
 「渚」のPVで使用しているとか。
スピッツ / 渚
 PVでは、大半は顔アップか、ギターを持たずに歌っているシーンだけど・・・。
 ホーンギターはこれかな? 使用していたのはブルーのようだけど。

 

 今はケースの中で眠っているそうで、「弾いてくれる人がいたらいいな。そのうち、チャリティオークションとかに出そうかな」と。
「音はそんなによくないんですけどね」(笑) あらら。

 4枚目のアルバム『Aqualung』で世界的にブレイクし、その後の5枚目、6枚目のコンセプトアルバムでチャート1位を獲得したジェスロ・タル。
 ところが・・・。
 草野「英・米での高い人気に比べて、日本での人気が不当に低い」。むさくるしいひげの男たち、ということで「女性の人気もなさそう」。
 クセのある歌い方も、「日本人受けしない?」
 2005年来日時の渋谷公会堂のライブに参加したが、「満席だったけど、男の客の割合が高かった」と。
 ライブは最高だったそうだ。
 
その後、Base Ball Bearの関根さんからライブに行ったという話も聞いたそうで、「若い女性ファンもいるかもね」。
 
草野「ジェスロ・タルの大ファンです!という若い女性に会ったら、良くも悪くも(なんだよ・・・)身構えてしまうかもしれませんね」

 次は、「Lick Your Fingers Clean」(1988年、コンピレーションアルバム『20 Years of Jethro Tull: Highlights』)。
 20周年記念のコンピレーションアルバムに収録された未発表の音源。
 草野「彼らにしてはストレートなロックロール。で、フルートも入っている。オレの大好きなナンバーです」
 親しみやすい、いい意味でハードルの低い楽曲。楽しい・・・。

 次は、「Mayhem, Maybe」。
 これも前曲と同じく、20周年のコンピレーションアルバム『20 Years of Jethro Tull: Highlights』に入っている。
 草野「(こちらは)一転して、UKトラディショナルミュージックの雰囲気の強い曲。こっちサイドのジェスロ・タルが好きっていう人も多いんだろうな」
 「映画『ロード・オブ・ザ・リング』の一場面に合いそうな、そんな素敵な曲です」と。
 なるほど・・・。

 最後は、「Mother Goose」。
 
これも、4枚目のアルバム『Aqualung』から。
 
ココでも「好きなアコギの曲」として、ジェスロ・タルの曲を紹介しているが、この「Mother Goose」も「アコギの音が気持ちいい」「アコギの音が大好きな曲」と。
 
草野氏は、60~70年代初めのイアン・アンダーソンのライブ映像を参考に、マーチンの小さなアコギを探したことがあるそうだ。
 草野「(ギターの個体差はあるだろうけど)、でもオレが弾いても同じ音にはならないんだよね。ギターは弾く人によって出る音は違うんだなあと痛感した」
 軽々と吹いていく風のような音だけれど、吹き飛ばされない根っこも感じさせるアコギの音ですね。

 21枚のスタジオアルバム、8枚のライブアルバム、32枚のシングルを残し、イアン・アンダーソンは2014年にバンドの活動を休止させてソロ活動に入るという宣言をしたが、今もジェスロ・タル名義で活動を続けているそうだ(「いろいろな事情があるんでしょうね」)。
 今年3月に新作が出るということだったが、今現在、まだ発表されていない。
 イアン・アンダーソン72歳!
 「ポール・マッカートニーさんに比べれば、まだまだ若い。また来日してほしい!」と。』)。

 そして最後に。
 ロックの曲に入るフルートは「ジェスロ・タルがきっかけで好きになった」と。
 今後、スピッツの曲にフルートが入ることもあるかも・・・と。
 そうか、たしかに「マフラーマン」にも入ってる! 忘れてた!
 今後、「ジェスロ・タル以外でフルートの入ったロックナンバーで漫遊記」という特集もできるかも、と。


 そして、今回も「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー(「がらくた」のイントロで・・・)
 曲は、五島良子さんの「公園通り」(1993年、4thアルバム『GOSHIMA 4』)。
 「なにかとスピッツとは縁のあるシンガーソングライター」と。
 「ロックロックこんにちは」のプレイベントに出たり、「ハートが帰らない」では印象的な声を聴くことができる。
 「いい曲がたくさんあるシンガーなので興味をもってほしいというのもあるけれど」のあとの「電気グルーヴの『虹』でも「美しい歌声を聴くことができます」が言いたかったのかな。
Denki Groove - Niji [Live at FUJI ROCK FESTIVAL 2006]
 ステージでパフォーマンスには参加されていないけれど、声だけは聴くことができます。
 五島さんは、電気グルーヴのアルバム『VITAMIN』の中の「新幹線」でもハーモニーで参加している。


 そして来週はいよいよ、「ご当地ソングで漫遊記 国内編」。
 結構リクエストが集まったそうです。
 ちょっとは思い浮かぶけど、どんな曲をかけてもらえるか、とても楽しみです!

 追加(2019.07.06  9:45)
 珍屋さんが、こんなことを。
 https://twitter.com/mezurashiya/status/1150607681868054528?s=11




 そして番組終了を待っているかのように
、ニューアルバムのお知らせ!
 https://spitz-web.com/mikke/album/
 今年中に、とはわかっていたけれど、やっぱり格別のうれしさ。
 アルバムタイトルにも、それぞれの楽曲名にも、今でも「攻めている」バンドの姿勢が感じられて、うれしい。
 秋までは生き延びるぞ、という心境です。
 



 参院選、真っただ中。
 1つの政党、それも「自浄能力をもたない」政党の一人大勝ちだけは阻止したいので
、必ず投票に行く。
 


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