2018.03.04(日)21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
TOKYO FM
http://www.tfm.co.jp/manyuki/
のっけから、「え、風邪?」な声のDJです。
夏休みなどみんなが楽しむ時期に忙しいバンドマンは、今の時期は暇な人が多いかもってことで、
「そんな時期に風邪をひいてしまいました」そうです。
これからイベンド続々で、その頃には「万全の体調で」臨んでくれるそうです。お大事に・・・。
そして、今回は「初めてのリクエスト特集」。かなりたくさんのリクエストがたまってしまったそうで、「ついに、というか、満を持して」。テーマは「私の好きなアコギサウンドリクエストで漫遊記」。
オンエア曲
01 春の歌(スピッツ)
02 Blackbird(ビートルズ)
03 バンドワゴン(くるり)
04 ホー・ヘイ(ザ・ルミニアーズ)
05 ゆらゆら(YeYe)
06 クイーン・ビッチ(デビッド・ボウイ)
07 Wond'ring Aloud(Jethro Tull)
08 クロ(遊佐未森)
09 醒めない(スピッツ)
1曲目はスピッツのアコギの曲、ということで「春の歌」。
ああ、アコギだけどゆったり穏やかという感じではなく、勢いのある力強い曲。ライブで、こんなに映える曲に成長しました!
次は、曲紹介もなく、いきなりビートルズの「Blackbird」。ああ、胸にしみます。鳥の鳴き声とフィンガーピッキングのアルペジオ。実際にリクエストはしなかったけれど、「アコギで印象的な曲」ときいてすぐに思い浮かんだのはこの楽曲でした。
草野氏やメンバーが若いころにビートルズを通ってこなかったのは有名な話だが、彼はポール・マッカートニーの東京ドームのライブに2回行って、この曲の世界観に包まれて印象的だったそうだ。
リクエストに添えられたエピソードでは、学生時代にバイトしていた店の店長が大のビートルズファンで、朝から閉店まで毎日同じ順番でビートルズナンバーを流していて、怒られたりしながらも「Blackbird」のときは「今はゆっくりしていてもいいんだよ」と言われているような気がしていた、と。その頃は歌詞の意味なんて知らなかったけれど、のちに自由や解放をうたっていると知って(blackbirdは黒人の女性を象徴しているときいたことがある)、そのときの感想があながち間違いではなかった、言語をこえたメッセージに感動、と。
ホワイトアルバム(『The Beatles』)にはこのほかにも、Back in the U.S.S.R(ポールのライブでも盛り上がったなあ、大好きだ!)、While My Guitar Gently Weepsなどちまたに知られることになる曲があふれていて聴くには楽しいアルバムだけれど、バンドとしてはばらばらの末期症状のアルバムか・・・。
次は、くるりの「バンドワゴン」。アルバム『アンテナ』収録(私ごとですけど、くるりでいちばん好きなアルバムです。今でも長時間乗り物に乗るときは必ず聴くかもしれない。1曲目の「グッド・モーニング」は、my favorite songsのなかの1つ)。
リクエストされた方にとっては、中学1年のときにリリースされたアルバムの中の楽曲。田舎のおばあちゃんの家に一人で行くときの列車の中でずっと聴いていたそうで、今でもそのときに見た車窓の景色が浮かんできて懐かしくなるそうだ。ああ、そういう曲って忘れられないですよね。
乗り物エピソードって、鉄道オタクの岸田さんを思えば、ちょっと納得?
「どちらかというとエレキギターのほうが好きだけれど、アコギの音には。結構うるさいですよ。なんか、エラソーだけど(笑)」という草野氏にとっては、この「バンドワゴン」はアコギの音がすごくよくて、「ギターを弾きたくなる曲」だそうだ。「新緑の色が似合うアコギの曲。ステキでした」と言ってたかな。アコースティックギターの音が妙に生々しい感じですよね。
次はザ・ルミニアーズの「ホー・ヘイ」。
「ちょっと前の曲ですけど」というメッセージに「2012年? 最近じゃん」と。
彼も知らなかったそうで、「いい曲に出会える、DJとしてはうれしいこと。儲かったな、という感じ」って。
リクエストしたお二人のラジオネームを紹介していましたよ。
アメリカ、デンバーの男女混成フォーク・ロック・バンドだそうだ。
https://www.universal-music.co.jp/lumineers/
この曲は、ストレートな歌詞が幸せ度100パーセントで、お勧めウェディングソングのサイトに紹介されていましたよ。
次はYeYeの「ゆらゆら」。
一昨年の新木場サンセットの話をしていましたが、その場にいました。心地よい声と案外強めのサウンド。
昨年?リリースのアルバム『MOTTAINAI』、聴いていますよ~。
草「独特のおしゃれ感、手作り感、オルタナ感。楽器もいろいろできる人で、生まれ変わったらああいう人になりたい」
ココでもそう言っていました。ぶれないな。
YeYeがココで喜んでるよ。
ここで、メッセージ紹介。
高校のときにスピッツにはまったという40歳の男性。「最近おなかも出てきて二重顎で、オジサン化が怖い、焦っている」という彼。「マサムネさんは変わらないけど・・・」と。
それに対して、自分だって実はオジサン化してるけど、(世に出る)写真とかではテクノロジーの力で何とでもなるんです、と軽いお話から。
お腹が出てきてもしょうがないなとあきらめるのもひとつだけれど、と言いつつも、「焦ってる、と悪あがきしているってことは、若い証拠。どーしようと悪あがきして、サプリメントでもなんでも試せるものを試してみるのもいいのでは」って。
そうか、悪あがきか~。
最後に「何はともあれ、健康には気をつけて」と。
続く2曲は草野マサムネが選んだ「アコギがカッコいい曲」。
まずは、デビッド・ボウイの「クイーン・ビッチ」(1971年のアルバム『ハンキー・ドリー』収録)。
スピッツのボーカルがアコギを持ち出した経緯の説明。
ブルーハーツみたいなバンドになりたくてハンドマイクで歌っていたけど、「このままでは未来はない」と言われ、変化を求めたときにきっかけとなったのは、デビッド・ボウイの映像作品『ジギー・スターダスト』。アコギを演奏して歌うデビッド・ボウイがカッコよかったそうだ。エレキのパワーコードとアコギの音が一緒に鳴っている、エレキとアコギの融合に惹かれた、と。
その頃はボーカルがアコギをもっているバンドはあまりいなくて、「意外と個性を出せるか」と思ったそうだ。
たしかに、並んで聴こえるようなエレキとアコギの音!
曲終わりで、ZO-3でフレーズを聴かせてくれて、アコギは「チリチリした高い音」しか聴こえないのだけれど、「純粋にアコギが好き、というより、エレキに隠れてしまうアコギの音が好き、という、アコギへのねじれた愛」(笑)って。
デビューしてしばらくはそんな感じで借りたギターを使っていたが、だんだんアコギの音が好きになって、『フェイクファー』の頃に購入を決意。どんなアコースティックギターがいいか、と、楽器屋さんを覗いたりスタジオに持ってきてもらったり、録音されたものを聴いたりして、「目指すのはこの音だ!」と到達したのが、バンド初期の頃のJethro Tullのボーカル、イアン・アンダーソンのアコギだったそうだ(この人、フルートを演奏するボーカルだって)。
マーチンのOO-20のニューヨーカーを使っているらしい、と知って、いろいろ試して選んだのが、マーチンのD-76(アメリカが建国して200周年の1976年に限定発売されたそうだ)。「ボディがポーンと鳴る」のがいい、そうだけど、ここはよくわかりません。
そして、流れたのがJethro Tullの「Wond'ring Aloud」。短い曲だが、イアン・アンダーソン、いい声です。
最後は「ちょこっとタイムマシーン!」と少し甲高い声で。
このコーナーにもたくさんのリクエストが届いているそうで、「まだチェックしてないんですけど、そのうちにリクエストにも応じていきたい」と。
今夜の曲は、遊佐未森さんの「クロ」(2006年アルバム『休暇小屋』収録。シングルカットもされています)
「彼女のことは個人的に好きでよく聴いている」と草野、そして、スピッツのインディーズの頃の「野生のチューリップ」をカバーしたアーティスト。
「クロ」は猫との出会いと別れを歌った「涙腺破壊ソング」。「みんなのうた」でアニメと一緒に流れたそうですね(これは知らなかった)。「聴くたびに涙腺が緩む曲」と。
最近聴いていなかったので、遊佐未森さん独特の優しい声、ファルセットがしみる。
最後に次回の予告。
「同世代の現役ロックバンドで漫遊記」だそうです。
「オレも含めて中高年へのエール企画になれば!」って。
元気をもらおう(笑)。
そして、どんなバンドの「どんな曲」を選ぶか、興味津々です。
そして、「醒めない」が流れて・・・。
今回も、中途半端なラジオ起こしにお付き合いくださってありがとうございました。
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いとこの子どもが以前、川崎フロンターレの選手だったこともあって(スタメンで活躍できたのは二年くらいでしたが)、NHKのサッカー放送をよく観ます。
これまで番組のテーマ曲で、個人的にベストマッチだったのがサカナクションの「Aoi」。
加速するサウンドと歌詞のリフレインが、畳み掛けるゴールシーンの迫力を増していくような音楽でした。
レディオヘッドを観るために録画したサマーソニックで、サカナクションのステージに思わず目が釘付けになった、ということもありました。
サマソニのようなフェスに映えるパフォーマンスは、海外受けもしそうで、例えばオリンピックの開会式にいいんじゃないか、などと想像を巡らせながら観たものです。
そのサカナクションが去年11月、フジテレビの「Love Music」に出演していたとき。
ルーツである音楽を聞かれた山口くんは、スピッツを挙げて「スピッツ+テクノ、とかスピッツ+エレクトロニカ、みたいな楽曲を作りたい」のだと。
これには、司会のアンジャッシュ渡部も「スピッツが軸なんだ!」と驚きの声を上げていました。
以前、草野さんは日記で、自分たちの音楽を「しょっぱい」と表現していましたね。
その日本的なしょっぱさに(いい意味で)、山口くんのような人が新しい味付けをすると、そこにはクールジャパンとも呼べそうな音楽ができあがるという・・・。
うーん、これはスピッツファンにとってもなかなか愉快なマジカル現象ですよね。
「春の歌」と「Blackbird」と・・・スケートつながりでもうひとつ。
先週、生まれて初めて友達とスケートリンクに行った娘が、転んで左手首を骨折しました。
あーあ、Jリーガーのはとことは、血のつながりを疑うほどのどんくささですよ(涙)。
おはようございます。
こちらは大したことはなかったのですが、春の嵐、大丈夫でしたか?
サカナクションのそのコメント、TVではないのですが、YouTubeだったか、見ました。
山口くんはいろいろ「スピッツ話」をしてくれて、おお、こんな才能あふれる若者が・・・と心のいい部分を潤してもらったりしています(笑)。
以前からよく言われた「ポスト スピッツ」的なバンドや「スピッツに影響を受けた」バンド(草野氏はそういうふうに言われているバンドで、自分たちに似ているバンドに出会ったことがない」って言ってましたけど)とは異なる、むしろ「ン? ホントに影響受けてんの?」という若いバンドが、今こうやってスピッツを語ったり、スピッツ愛を示しているような気がして、おもしろいなあと。
2009年のアジカン主催の「NANO-MUGEN」で初めてサカナクションのパフォーマンスを見て(全部ではなかったのですが)、なんか異次元のもの(新しい、と感じたのかも)を突き付けられて、本当に今でも思い出すほどの衝撃でした。うまく言えないけれど、広がる心地よさでした。
サッカー番組は見ていないのですが、想像できますよ。
娘さん、いかがですか? それはショックな「スケート初体験」でしたね。
そういえばうちの長男も、中学の初めての体育祭で、棒倒し(今はもうやらないのかな?)の競技中に手首を骨折しましたっけ。うちにはJリーガーの親戚はいませんけど・・・。
ひときわ小さなカワイイ(笑)中学生でしたが、すっかりでかくなって、あれもいい思い出です(と、遠い目・・・(笑))
そうそう、高校のときだったか、風邪で学級封鎖(こういう言い方、今はしない?)になって外出禁止のときに友人と3人でスケートに行って、その中の一人が骨折して、みんなバレてしまったときのこと、はからずも思い出してしまいました。
いろいろありますね~。
どうかお大事に!!