隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ずっと見ていても飽きない~邦楽ロックの好きなジャケット

2024年04月15日 15時47分51秒 | スピッツ

2024.04.14
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM




 今週は、【邦楽ロックの好きなジャケットで漫遊記】
 以前にココで「草野の好きなレコジャケ」特集をしました!。
 このときはすべて洋楽ジャケットだったので、今夜は「邦楽縛り」です。
 「可能な方は、スマホやパソコンで画像検索などしつつ・・・」と。


 セットリスト
 01 i-O(修理のうた)(スピッツ)
 02 カラーゲ(The ピーズ)
 03 まちがいさがし(米津玄師)
 04 踊ろよベイビー(遠藤賢司)
 05 黄色いロールスロイス(松任谷由実 & 加藤和彦)
 06 ファンからの贈りもの(RCサクセション)
 07 エヴリデイ・エヴリナイト(FISHMANS)
 08 水銀(THE STALIN)
 09 STAY TUNE(Suchmos)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「i-O(修理のうた)」(2023年、17thアルバム『ひみつスタジオ』)。
 スピッツのジャケットは、「『Clispy!』以外は基本的に好き! 『Clispy!』は自分が映っているんで、う~ん、なんですが」らしいです。
 その中でも、最新アルバムの「『ひみつスタジオ』がフレッシュでいいかな」と。
 (今、朝なんですけど、朝一番でこの曲!は最高ですね。今日は気持ちよく過ごせそう、なんて思わせてくれます)
 アルバムジャケットの土偶のデザインはjunaidaさん、モデルは井上希美さん。

 最初の曲は、The ピーズの「カラーゲ」(1989年、2nアルバム『グレイテスト・ヒッツ VOL.2』)。

  
 このネーミングだけど、「ベストアルバムじゃないんですけどね、コレ、シャレだと思います」。
 リリースされたとき、「このジャケ、カッコいいなあ」と思った。
 当時、美大生だった草野くん、「チラシとかで、こういう絵を描きたいなという世界に近いというか。さらにしっかり描きこまれた、魅力的なイラスト」。
 このイラストは、「化け物というか、怪獣の絵?」。
 インディーズのころのバンドのアルバムは「メンバー写真のダサいジャケのものが多かった」。
 このイラストは、「メンバーのはるさんやアビさんが描いたのかなと思いこんでいた」が、別のバンド、Teengenerateのベーシストのあさかわいさみさん(Sammy)が描いたというネット情報。
 「Teengenerateも好きなバンドでしたが」と。

 次は、米津玄師さんの「まちがいさがし」(2020年、メジャー4thアルバム『STRAY SHEEP』/菅田将暉さんへ提供された楽曲のセルフカバー)。
  

 米津玄師さんご本人が描いているイラスト。
 「彼の描くイラストは、1stアルバムの『diorama』からすごいなと思っていましたが、そんな中で『STRAY SHEEP』は特にすてきだと思います。色もきれいで」
 こちらが『diorama』のジャケット。
  
 『STRAY SHEEP』の街中の広告では、「しばらく見入ってしまいましたし、最近のイラスト系のジャケではいちばん好きかも。線のタッチとか色使いも。米津くんの音楽を知らなかったとしても、ジャケ買いしてると思います」。
 (最大級の賛辞)
 (「まちがいさがし」、いつ聴いても、なんて優しい言葉たちだろう)
 そして、「今日は話したいことが結構あるので、曲に乗っかっておしゃべりさせていただくこともございます」と。

 次は、遠藤賢司さんの「踊ろよベイビー」(1974年、4thシングル/1974年、4thアルバム『KENJI』)。
  
 (古いアルバムより。ちょっと汚れてるかな)
 ココ(「70年代の好きな日本ノロック」特集)でかけている曲。
 (遠藤賢司さんのとのエピソードもステキです)

 ジャケットは横尾忠則さんの作品。
 (今ちょうど、『朝日新聞』の連載で、横尾氏の特集)
 「横尾さんのファンの方からすれば、ちょっとおとなしめな絵ですけど、ず~っと見ていても飽きない、不思議なイラストだと思います」と。
 ほかの横尾氏の作品は、「もっと色も派手で、現代の曼陀羅みたいな感じで、心をかき乱されるようなイメージがありますが、このジャケットの絵は、見てて、落ち着く系かな」と。
 「でっかいポスターにして壁に飾りたい」作品。
 このアルバムは彼の作品の中でも、「ロック色が強いが、それでも優しい作品なので、(ジャケットは)それにも合ってると思うな」。

 そして次は、松任谷由実 & 加藤和彦の「黄色いロールスロイス」(1971年、35thアルバム『そしてもう一度夢見るだろう』/この曲のプロデュースは加藤和彦)。
  
 (ホントだ。ステキなジャケット!)
 ユーミンの歴代のジャケットは、「カッコよかったり、謎めいていたり、いろんな魅力のベクトルがあるが、このアルバムのジャケットには、彼女のかわいらしさが出ていると思いますね。ユーミンが旅している姿が絵巻物みたいに描かれている」。
 デザインは、「日本のレコジャケ界の巨匠」、信藤三雄さん。
 (wikiを見てきましたが、アーティストの名前、作品数、すべてにおいて、すごい)
 「写真と水彩画の中間くらいのタッチ、これも好みで、ず~っと見ていられる、かわいいジャケット」と。
 この曲は加藤和彦さんのとのコラボで、「ユーミンの曲の中でもかなりロックなナンバー」。
 加藤和彦さんについては、音楽ドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』が5月に公開されるそうだ。
音楽ドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』本予告【公式】

 そして次は、RCサクセションの「ファンからの贈りもの」(1973年、3rdアルバム『シングル・マン』/この曲にはTower of Powerが参加)。
  
 「これもイラストのジャケットだけど、ここまで紹介したのとは違うジャンルかな」と。
 これは『児童絵画統覚検査』の中にあるに一枚。かつて、子どもの心理テストに使われていた絵。
 「心に妙にひっかかるイラスト。ネコがおままごとしているような」と。
 たぶん、「この絵を子どもに見せて『どんなようすが描かれていると思う?』などと問いかけ、その回答によってその子どもの心の状態を探ったりしてたのかな?」と。

 草野くんは、「パートナーが具合が悪くなったのでそのパートナーのために食事の用意をしているところ」に見えたが、「逆もあるかな? 自分が具合が悪くなって寝ていると捉えることもできるかな」。
 
 次は、FISHMANSの「エヴリデイ・エヴリナイト」(1993年、3rdアルバム『Neo Yankees' Holiday』)。
 ここまでイラスト系のジャケットが続いたが、これは「写真系のジャケット」。
  
 洋楽では、写真を使った好きなジャケットがたくさんあると言うが、「邦楽ではあまりなかった」。
 そんな中、「これはかわいくて、いいんじゃない、とときめいた作品」。
 これは、今もスピッツのアルバムジャケットを担当している、デザイナー、木村豊さんが手がけた作品で、「出会いの一枚でもあります」。
 (『スピッツのデザイン』で語られていますね。)

   https://mdn.co.jp/special/mdn/spitzdesign/
 「色の彩度、鮮やかさとコントラストの強めの写真を使って、それでいて、毒々しくあくが強いわけでもなく、どちらかというとかわいい写真になっている」というところに、「すごい惹かれたんですよね」。
 「この感じでお願いします」とオファーしたのが、「空も飛べるはず」のシングルのジャケット。
  
 「『ハチミツ』のアルバムジャケも、この『Neo Yankees' Holiday』の色の感じとかに近いかもしれないね」。いろいろ思い出すと言う草野くん。
 (久しぶりの佐藤伸治さんの声、このサウンド。朝に聴いて、気分がスッとしました)

 そして次は、THE STALINの「水銀」(1983年、3rdアルバム『虫』/5thシングル「NOTHING」のカップリング曲)。
  

 漫画家、丸尾末広さんの作品で、60年代の映画『怪傑黒頭巾』をモチーフにしている。
 リリース当時、「なんかイカしてるな、センスいいな、と引き寄せられた」。
 そのころの日本のロックのレコジャケは、「悪い意味でカッコつけてるものが多くて、そんな中で異質のカッコよさでしたね」。
 洋楽では、「The Smithのレコジャケにも近いものを感じるかな。映画のスチール写真を使っている、という点でね」。
 スピッツでは、シングルの「みなと」とかも。
 THE STALINの『虫』は、「さらにデザインされててインパクトが強いです。色も強いしね」。
 この曲「水銀」は、「スターリンの作品の中でも、かなりオーバードライブしたギターサウンドがカッコいいパンクロックだと思います」。

 最後は、Suchmosの「STAY TUNE」(2016年、2nd EP『LOVE & VICE』)。
  
 ジャケットは、Steinskiというデザイン事務所が製作。
 Suchmosのジャケットは、「どれもクールでカッコいいが、基本、写真を使っている」。
 写真素材はいろいろで、このアルバムの工場の写真、トロピカルな木、車、デニムなど。
 そして、Suchmosのロゴはいつも同じで、「これは自分たち(スピッツ)がやりたくてもできないことだった」。
 「ずーっとロゴが同じ・・・っていいね。ジャケのデザインのポリシーに一貫性があるって、すごい憧れるし、カッコいいなと思うね」
 ケツメイシも、同じように一貫性があるそうだ。
 ロゴが変わらないというのは、「いいよね。アイアン・メイデンもそうか。結構いるんですけど」。
 Suchmosは、写真選びもセンスも含めて、「すごいカッコいいなと思っています」。
 (美しい写真ですね~)


 特集の終わりに。

 今回は紹介できなかったが、割礼というバンドの『ネイルフラン』というアルバムのジャケも好き、と。
 bookletにも制作者が記載されていないので、番組スタッフに調べてもらったら、金津敦子さんという方の作品だと判明。

  
 このジャケットの絵も、「不思議でステキなんですよね~。わかってよかった」。
 最近は、ストリーミングやSNSで音楽を発信することも増えて、「そこまでジャケにこだわる必要もないのかもしれないけど、それでもレコジャケ世代として粘っていきたいと思っています」。
 (聴きこんだアルバムとか好きなアルバムを思い出すとき、必ずアルバムジャケットが頭に浮かぶ世代です。こだわりが心地よくて、楽しい特集でしたよね)


 今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、どの曲も「タイムマシンっぽかったので、お休みとさせていただきます。悪しからず。ご了承くださいっ!」とのことです。

 そして来週は、「70年代ロック リクエストで漫遊記」。
 本来『ロック大陸漫遊記』は、「70年代ロックを流したい番組としてスタートしたが、リクエストを募るとほとんどが90年代以降だったりするので、今回は70年代に限定したら・・・、たくさん来ちゃいました」。
 そのリクエストに応えてくれるそうです。
 (こっそりリクエストしました・・・)



 そして、先週の放送を聴いた?APOGEEから。
  https://twitter.com/apogee_official/status/1779362676826927293




 実家から持ってきた君子蘭が今年も見事に咲きました。
 世話というほどのことはしていなくて、水やりとたまの肥料だけなので、葉っぱも整っていないし、どうなの?という状態なのですが。
 でもきれいだし(そこがすべて!)、次に面会のときに、写真をプリントして持っていこうかな。
  


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