2012.7.29 (日)
■The end
通しでは見ていないのですが、オリンピックの開会式、花火がすごかった。
イギリスの農村風景、というのを新聞でみたんだけど、あれがスタジアムに再現されていたのだとしたらスゴイなあと。
福山さんも新聞に書いていたけれど、開会式でふつうにロックが使われる現状を目の当たりにして、やっぱりイギリスだなあ、ビートルズやストーンズや諸々の数え上げたらきりがないバンドの誕生の国なんだなあ、とちょっとうらやましかった。
ポールの「ヘイジュード」の前、『アビーロード』のThe Endからの導入に、ちょっとウルッときました。あの「Golden Slumbers~Carry That Weight~The End」の流れは、私としてはいちばん美しいメドレーなので(ココ)。
ポールの声が反響して聴こえたところには、こんなことがあったらしいという話も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120729-00000535-san-spo
いやいや、天下のポールに口パクはないでしょ!ということですが。
70にしてあのハイトーン。ライブを続けて現役というのはこういうことなんですね。
■メダルの数じゃなく・・・
きっと私がついていけないダメ人間なんだろうけど、いつも煽るような「メダル! メダル!」に白けてしまう。国をあげて・・・というところで、もうダメ。
でもオリンピックはけっこう好きで(笑)、気持ちの中では盛り上がっています。やっぱり秘めたドラマにひかれるタイプ。
競技が始まる前までは「メダル候補」だけにもちろん光をあてるんだけど、終わってみてダークホースが登場すると、もうそっちだけっていうのがね、もー苦手。
甘い人間だから、「もうあそこに出られるだけでスゴイよね~」レベルなんですよ。
北島選手の結果がどうであれ、体操がどうであれ・・・です。
本人たちの悔しかったりうれしかったり・・・の気持ちを、ただただ想像するばかりです。
そんなこと言いつつ、福見選手は願いを叶えさせてあげたかった一人です。
「悔いが残る・・・」、重い言葉だなあと思います。
それでもきっと、こういう「悔い」が小さなことだったと思えるくらいの長い深い人生が彼女を待っているんだろうけど。
■どんなことを・・・
2、3日前の「朝日新聞」に、いじめで自殺した方の遺書が公開されていた。
あれを読むと、こんなことを書いた自分が恥ずかしくなる。(コチラ)
ここまで自分の状況を見つめて、それでも誰にも言えなかった彼に、どういうことを私たちは言えるのだろうか。
■生ぬるくても
昨夜の国会議事堂周辺の抗議行動の末端で、歩道に座ってこれからを想像していました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120730-00000001-jnn-soci
ここにこんなチンタラ文章を書くわりには「中途ハンパに過激な人」なんで、生ぬるいんじゃないかなあとか、ときどき感じたりします。
でも過去に、「過激行動」が本当の意味で世の中を変えたり、大衆を導いたりしたことはなかったわけで、とにかく「気長に」、1つのことを進めるしかないんだろうということも、よ~くわかっている。
シュプレヒコールはね、昔から苦手なの。言葉には裏があったり、微妙なニュアンスのちがいがあるし(シュプレヒコールに何を理屈言ってんだ!ってことです(笑))。
でも強い視線と「ん? このままでいいの?」という不安な気持ちで、私たちなりにやっていくしかないわけで。
帰り道、市ヶ谷まで歩いているとき、人けのない日曜の永田町の裏道に都会の夏の夜の風が吹いていた。
日曜に国会議事堂には誰がいたんじゃ!とふと思って今朝の新聞を見たら、野田クンは一日公邸に閉じこもっていたそうです。
ひとりで参加されて無言で歩道に座って議事堂のほうを見ていた70代くらいの男性の胸の内や過去には、どんな風景があるんだろうなあ、などと想像した夜でした。
■ハイグラっていうんだ??
http://www.kyodo-west.co.jp/higherground_2012/
最後のHIGHER GROUND、無事に終わったそうです。
福岡の美鈴さんはじめ、「スピッツはじめ、みんなよかったよ~」メッセージありがとう!
空の画像を送ってくれたミンさん、切なくなるくらいの「青」ですね。
それにしても、「ハイグラ」って言うんだ~。知りませんでした(笑)。