5月19日(土)思いがけなく「晴れ」 (鎌倉の人込みを巧みに避けて)
同じ五月生まれの友人Kとは毎年、お互いへのお祝いをかねて、一日だけ「癒しタイム」を共有し合っています。
今年は、なぜか「厄払い」をかねて、「いざ、鎌倉へ!」となりました。
不安定な天候が予想され、Kは雨に濡れてもいいように着替え(それも私の分まで)を用意するという周到さでしたが、予想はうれしい誤算で、一日快晴! 心地よい時間を過ごせました。
その中から、印象に残った「MY PLACE」をご紹介(まあね、鎌倉は有名すぎて、新しいメッケもんはないんですけど。
★緑の奥に鎌倉湖
鎌倉はもちろん何度か訪れたことがあるけれど、歴史散歩だったり(このあたりで、源実朝が公暁に暗殺されたのか~、とか)、夜海岸を歩いたり、銭洗弁天でお札を洗ったり…、とそんな感じで、コアな鎌倉ファンではないんですよね。昔、大仏の前でケンカしたこともあったなあ…とか。
だから、お寺以外はあんまり知らない。で、今回印象に残ったのが、この鎌倉湖(最初、鎌倉に湖?と聞いてびっくりした)。
「散在ガ池森林公園」っていうんですね(ご存じない方、アクセス方法はここを見てください)
私たちは明月院の脇を抜けて、天園ハイキングコースの途中から、「こっちのほう?」なんて言うアバウトなKの案内で向かったのですが。
途中で、こんなオシャレな?道しるべを見つつ、汗をかきつつ、南口に到着しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/cb/606dd941097485e85804e81dfe14241f.jpg)
このマップを見ると、どうも私たちは、南口から入り、パノラマの小径~馬の背の小径を経て、公園内の鎌倉湖に至り、そして正面から出たようです。
雑然とした深い緑の重なりが心地よく、人も少なめで、アップダウンを快適に歩きました。公園の深い谷間に、鎌倉湖と称する散在ガ池の水面がひっそり揺れていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f8/1863c8f4cbe66f3e40eae1b970f9577b.jpg)
実際はもっと趣があるんですけどね。私の撮影能力では、こんなもんです。残念。でもいつもこんな感じですね。やっぱりなんでも、実物が最高。カメラの枠に入るとエネルギーが失われてしまう。シロウト写真ですから(と言い訳)。
ちなみに下の写真は、天園ハイキングコースの一角。もちろんこんなふうに整備されていたわけではないだろうけど、こういう尾根道を鎌倉時代の豪族や商人らが行き来していたのかと思うと、不思議な霊気を感じてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/25/0c9dfc0ea8e039b0da662cf49836d900.jpg)
★鎌倉最古の寺、杉本寺
「杉本寺」という名前になぜかひかれて、立ち寄ってみました。
平安初期に行基によって建立されたという、鎌倉最古の寺。ここに幕府が開かれる500年も前、というからすごい。行基が広く行脚していたというのは知っていたけど、関東にまで来ていたのですね。
こんな崩れ落ちそうな苔の石段に、もう歴史を超越したものを感じます。通行止めになっていますが、石段は多くの人が通ったと思われるところが深くへこんでいます。本堂は1189年の火災で焼け落ち、のちに頼朝が再興したらしいけど、この石段にはどのくらいの歴史があるんだろう。
茅葺きの本堂には、三体の十一面観音像などが祀られていて、本堂内にあがることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/7f/e74be0b45309b7ac7ad0f48c03ee765c.jpg)
神も仏も恐れぬ不届き者ですが、そんな私も少し謙虚になる瞬間です。
★かえで茶屋とは知らずに…
ずっと山の中?を歩き続けていたので、ハイキングコースを下りたあと、「腹へった~」と急に空腹感。同行のKはかなりの「痩せの大食い」なんだけど、なぜか「食べなくても歩ける」という不思議な人。「腹へった~」はひょっとして私だけだったかも。
ようやくたどりついたのが鎌倉宮近くのお店。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ab/f385197819df0cb51c11b2b9a6e3b3f6.jpg)
店内も静かないい雰囲気なのですが、風も気持ちいいので外のパラソルのしたのテーブルに落ち着きました。ランチのつもりがもう4時になっていました。あらら…。
こんな御膳をいただき、二人で通りを見ながらしばし団らん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c0/4cbf476e551982d41de11a3850989947.jpg)
上品な味付けと分量。応対してくださった二人の女性(40代と60代かな)もステキな鎌倉夫人という感じで、時が止まったかのような心地よさでした。テラスからはこんな仕舞屋風の建物も見られます(小物のお店でしたが、早々に閉店してしまいました)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/80/8dd8888b4e18d9d168d34751939e6c4f.jpg)
このお店にはついては、後日談あり。
お店の名前を見てこなかったので、帰宅してからネットでいろいろ検索していたら、ここ、人気の「かえで茶屋」だったのですねえ(笑)。「リスサブレー」の表示があったので、それで検索したら、いろいろなブログで取り上げられていました。
もう夕方だったので閉店準備をされているところで、それでのれんも下ろされていたみたい。思いがけずに、ステキな出会いでした!
そんなことなら、デザートに甘い物でもオーダーすればよかったなあ、とちょっと後悔です。
最後は鎌倉の夜を飲み明かそう?と思ったのですが、駅前にはそういう類のお店が見あたらず、結局「和民」へ。鎌倉駅前の「和民」のお客はなんだか年齢層高めでしたー。
それにしても、風も緑も気持ちのいい、鎌倉散歩日和の一日でした。
Kにも「ありがとう!」。来年も元気で、またどこかを歩こうね。
ちなみに、以前鎌倉を訪れたときに「売り切れ」の表示で買えなかった八幡宮前のお店の「ふまんじゅう」、今回はラスト8個を買い占めました(笑)。あとから来て「申し訳ありません、たった今売り切れてしまいました」と言われていた若い女性の方、ごめんなさい。
これも帰ってから調べたら、鎌倉じゃなくて、東京の阿佐ヶ谷に本店がある「釜人 鉢の木」だったんですね、ビックリ。
冷やして美味しくいただきました。
同じ五月生まれの友人Kとは毎年、お互いへのお祝いをかねて、一日だけ「癒しタイム」を共有し合っています。
今年は、なぜか「厄払い」をかねて、「いざ、鎌倉へ!」となりました。
不安定な天候が予想され、Kは雨に濡れてもいいように着替え(それも私の分まで)を用意するという周到さでしたが、予想はうれしい誤算で、一日快晴! 心地よい時間を過ごせました。
その中から、印象に残った「MY PLACE」をご紹介(まあね、鎌倉は有名すぎて、新しいメッケもんはないんですけど。
★緑の奥に鎌倉湖
鎌倉はもちろん何度か訪れたことがあるけれど、歴史散歩だったり(このあたりで、源実朝が公暁に暗殺されたのか~、とか)、夜海岸を歩いたり、銭洗弁天でお札を洗ったり…、とそんな感じで、コアな鎌倉ファンではないんですよね。昔、大仏の前でケンカしたこともあったなあ…とか。
だから、お寺以外はあんまり知らない。で、今回印象に残ったのが、この鎌倉湖(最初、鎌倉に湖?と聞いてびっくりした)。
「散在ガ池森林公園」っていうんですね(ご存じない方、アクセス方法はここを見てください)
私たちは明月院の脇を抜けて、天園ハイキングコースの途中から、「こっちのほう?」なんて言うアバウトなKの案内で向かったのですが。
途中で、こんなオシャレな?道しるべを見つつ、汗をかきつつ、南口に到着しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/cb/606dd941097485e85804e81dfe14241f.jpg)
このマップを見ると、どうも私たちは、南口から入り、パノラマの小径~馬の背の小径を経て、公園内の鎌倉湖に至り、そして正面から出たようです。
雑然とした深い緑の重なりが心地よく、人も少なめで、アップダウンを快適に歩きました。公園の深い谷間に、鎌倉湖と称する散在ガ池の水面がひっそり揺れていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f8/1863c8f4cbe66f3e40eae1b970f9577b.jpg)
実際はもっと趣があるんですけどね。私の撮影能力では、こんなもんです。残念。でもいつもこんな感じですね。やっぱりなんでも、実物が最高。カメラの枠に入るとエネルギーが失われてしまう。シロウト写真ですから(と言い訳)。
ちなみに下の写真は、天園ハイキングコースの一角。もちろんこんなふうに整備されていたわけではないだろうけど、こういう尾根道を鎌倉時代の豪族や商人らが行き来していたのかと思うと、不思議な霊気を感じてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/25/0c9dfc0ea8e039b0da662cf49836d900.jpg)
★鎌倉最古の寺、杉本寺
「杉本寺」という名前になぜかひかれて、立ち寄ってみました。
平安初期に行基によって建立されたという、鎌倉最古の寺。ここに幕府が開かれる500年も前、というからすごい。行基が広く行脚していたというのは知っていたけど、関東にまで来ていたのですね。
こんな崩れ落ちそうな苔の石段に、もう歴史を超越したものを感じます。通行止めになっていますが、石段は多くの人が通ったと思われるところが深くへこんでいます。本堂は1189年の火災で焼け落ち、のちに頼朝が再興したらしいけど、この石段にはどのくらいの歴史があるんだろう。
茅葺きの本堂には、三体の十一面観音像などが祀られていて、本堂内にあがることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/3b/1958e871991765fbc4bafff14efcfb88.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/7f/e74be0b45309b7ac7ad0f48c03ee765c.jpg)
神も仏も恐れぬ不届き者ですが、そんな私も少し謙虚になる瞬間です。
★かえで茶屋とは知らずに…
ずっと山の中?を歩き続けていたので、ハイキングコースを下りたあと、「腹へった~」と急に空腹感。同行のKはかなりの「痩せの大食い」なんだけど、なぜか「食べなくても歩ける」という不思議な人。「腹へった~」はひょっとして私だけだったかも。
ようやくたどりついたのが鎌倉宮近くのお店。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/b6/e39911aa36fd1d0db0df39457e322fd2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ab/f385197819df0cb51c11b2b9a6e3b3f6.jpg)
店内も静かないい雰囲気なのですが、風も気持ちいいので外のパラソルのしたのテーブルに落ち着きました。ランチのつもりがもう4時になっていました。あらら…。
こんな御膳をいただき、二人で通りを見ながらしばし団らん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c0/4cbf476e551982d41de11a3850989947.jpg)
上品な味付けと分量。応対してくださった二人の女性(40代と60代かな)もステキな鎌倉夫人という感じで、時が止まったかのような心地よさでした。テラスからはこんな仕舞屋風の建物も見られます(小物のお店でしたが、早々に閉店してしまいました)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/80/8dd8888b4e18d9d168d34751939e6c4f.jpg)
このお店にはついては、後日談あり。
お店の名前を見てこなかったので、帰宅してからネットでいろいろ検索していたら、ここ、人気の「かえで茶屋」だったのですねえ(笑)。「リスサブレー」の表示があったので、それで検索したら、いろいろなブログで取り上げられていました。
もう夕方だったので閉店準備をされているところで、それでのれんも下ろされていたみたい。思いがけずに、ステキな出会いでした!
そんなことなら、デザートに甘い物でもオーダーすればよかったなあ、とちょっと後悔です。
最後は鎌倉の夜を飲み明かそう?と思ったのですが、駅前にはそういう類のお店が見あたらず、結局「和民」へ。鎌倉駅前の「和民」のお客はなんだか年齢層高めでしたー。
それにしても、風も緑も気持ちのいい、鎌倉散歩日和の一日でした。
Kにも「ありがとう!」。来年も元気で、またどこかを歩こうね。
ちなみに、以前鎌倉を訪れたときに「売り切れ」の表示で買えなかった八幡宮前のお店の「ふまんじゅう」、今回はラスト8個を買い占めました(笑)。あとから来て「申し訳ありません、たった今売り切れてしまいました」と言われていた若い女性の方、ごめんなさい。
これも帰ってから調べたら、鎌倉じゃなくて、東京の阿佐ヶ谷に本店がある「釜人 鉢の木」だったんですね、ビックリ。
冷やして美味しくいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/79/64eff93bc958f0585f254886658ec06b.jpg)