小・中学生学習塾 【開陽舎】 ~宮城県岩沼市~

小学生は国・算・英。中学生は国・数・英・理・社の5教科総合指導。日々の授業風景や私の感じたことを書いていこうと思います。

新中3再募集と子どもの「逃げ癖」と「ごね」

2023-04-04 23:49:37 | 令和5年度 中3


4月からの新中3は満席でのスタート予定だったのだが、


ここにきて2席の空きができた。


一人は、


「親としては通わせたいのですが、子どものやる気がないので」


ということで、新規入塾の辞退。


この子は先週まであった春期講習を無断欠席したので親に確認したところ、


親にも嘘をついて欠席していたことが判明。


塾の時間、どこかで遊んでいたのだろう。


翌日からは来るようになったけど、嘘なんてすぐバレるのに、バカだなぁ…


それともう一人は、


「子どもが塾を辞めたいというので辞めさせます」


という親からの電話。


そこに親の意思はないのか?


子どもの言うことは何でも聞くのか?


というか、どちらも親が子どもをコントロールできていないことにビックリ。


いつまでも親が子どもをコントロールすることが良いわけではないが、


常識な判断ができる高校卒業までは、親が積極的に関わるべきである。


というか、高校卒業までに立派な人間に育てるべきである。


それが子育てというもの。


そんな訳で、新中3は2名入塾できます。


満席になり次第、締め切ります。


ご希望の方はお早めに。




勉強が出来ない子というのは、


勉強から逃げることばかりを考える。


逃げたらどうなるかという想像力もなく、


とにかく逃げる。


問題から逃げる。


宿題から逃げる。


テストから逃げる。


学校の授業から逃げる。


塾から逃げる。


勉強しろという親から逃げる。


とにかく勉強の臭いがするもの全てから逃げる。


逃げるからさら出来なくなり、その悪循環におちいる。


小学校で自分の思い通りに逃げることが出来た子は、


中学校でももちろん逃げる。


運よく高校に行けたとしても、さらに3年間また逃げる。


結果として12年間逃げ続け、見事なまでに「困難から逃げる術」を身につける。


その後も「嫌なら逃げる」ことが常識となった子は、


社会に出てからも当然逃げ続ける。


仕事から逃げる。


人間関係から逃げる。


大人としての責任から逃げる。


とにかく嫌なものから逃げ続ける。


それでいいのか?


子どもに対して甘い親や教師や塾講師は、


子どもをそんな人間にしていいと思っているのか?


それが子どもの幸せか?


もし子どもが今の勉強から逃げたら、


一生「逃げ続け」の人生が待っている。


次から次へと逃げまくり、自分の居場所をどんどん社会の「隅っこ」へ追いやっていく。


それでいいの?


隠れるように日の当たらない隅っこで生きていくの?


一度きりの人生だよ?


困難から逃げずに乗り越えて、


社会のど真ん中で堂々と生きて欲しいけどね。


また、


子どもが困難から逃げようとしている時、


親はそれを容認してはいけない。


それに対して子どもが「ごねる」とき、


親は妥協してはいけない。


ごねる子どもは、小さい時からよくごねる。


ごねると親が妥協することを知っているから。


ごねない子どもは、まったくごねない。


ごねても無駄だということを知っているから。


ごねれば親が妥協すると思わせてはいけない。


途中で子どもに妥協するくらいなら、最初から「ダメ!」と言ってはいけない。


途中で方針を変えることが一番危険。


「うちの親は、ごねれば折れる」


そういう経験をした子は、社会に出てからもごねる困った大人になる。


親が途中で妥協することが、子どもにとって一番よくない。


「うちの親は、ごねても無駄」


そう思わせることが望ましい。


しかし中学生にもなれば 「ごね」 も相当なものであるに違いない。


それに対抗するには、かなりの根気と体力が必要かもしれない。親が負けそうになるのも理解できる。


しかしそこで負けるわけにはいかない。


あらゆる力をもって、親は子どもの前に立ちふさがるべきである。


そういう場合、男親の力も必要なのかもしれない。


夫婦で協力して立ちふさがるのが一番良いのかもしれない。


ただ現実問題として、お母さんが一人でやらなければいけないこともあるのかもしれない。


それでもやっぱり子どもと正面から妥協せずに向き合って、大きな壁として立ちふさがって欲しい。


「ダメなものはダメ!」


わが子にそれを根気強く教えられるのは、この世で親しかいない。


いつかその姿が子どもにも理解され、感謝されるのだと思う。






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